熊山南部 鬼ヶ城池~医王山~宮山~高倉稲荷&屏風岩
- GPS
- 02:25
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 418m
- 下り
- 406m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自動車は鬼ヶ城上池を少し進んだ鬼ヶ城分岐の所に車を停められるスペースがあります。目印は「備前焼熊山古窯跡」と書いた石標と案内板です<写真02参照>。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鬼ヶ城池の横を通る「鬼ヶ城林道」は自動車も通れるほど整備されています。 医王山縦走コースの入り口は墓地です。金重 陶陽(かねしげ とうよう)のお墓を横切ったら、程なく右に延びている山道に入らないと、お墓参りコースになります。 医王山までは直登で標高が低い割にはハードな山行です。また、道標もなく、山道が曖昧な所も多いので、「熊山登山詳細図」やGPSナビは必携です。 医王山から先は道も歩きやすく、高低差もあまりないので、スムーズに進むことができます。ただし、ここも地形図ではルートが読み取れず、登山詳細図やGPSナビに頼ることが多々ありました。 |
その他周辺情報 | 備前市伊部(いんべ)の町は窯元、作家が軒を連ねています。今回のコース上でもわずか1kmぐらいの道中で10軒程見たような気がします。 さらに、ルート上には国指定史跡となった陶器窯跡の「伊部西大窯跡<写真05>」、そして、備前焼の中興の祖と言われ、備前焼の陶工として初めて人間国宝となった金重陶陽(かねしげとうよう)の墓がなんと登山口近くに配置されていました。 また、JR伊部駅南には全国最大規模の陶器窯跡の「伊部南大窯跡<写真23~25>」がありました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
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備考 | 医王山縦走コースは南にあるので、山の斜面が太陽に当たり景観が映える午後から登山を開始しましたが、南方面に向けた風景写真は逆光で撮りにくかったです(*_*; |
感想
2015年の記念すべき初登りは熊山になりました。
この日は熊山駅近くにある岡山白陵中学の受験日でしたので熊山北部を避け、前回に引き続き南部でコースを設定しました。
今回のコースは地形図にはほとんど道が描かれていないので、“熊山登山詳細図”とGPSナビが頼りでした。道標はほとんどありません。道が分かれる所も多いので、周囲の地形と進んでいる方向を確かめながら、慎重にルートファインディングする必要があります。
自動車を使ってアプローチをしたので、国道2号線から新幹線の高架を越えた所から駐車スペースを探しながら奥へ奥へと進んだ結果、今回の出発点に行き着きました。この出発点には“備前焼熊山古窯跡”と記されており、ここから医王山の登山口までは国指定史跡の“伊部西大窯跡”やたくさんの窯元、さらに登山口(墓地)には備前焼の中興の祖と云われた金重陶陽(かねしげ とうよう)の墓があり、偶然にも備前焼のルーツを辿るコースとなってしまいました。
元々この辺り(備前市伊部)は備前焼のメッカであることは知っていましたが、熊山登山詳細図にすら記載されていないスポットがたくさんあり驚きの連続でした。
医王山の登りは直登が多く、低い山にも関わらずハードな登りが続きます。また道は崩れやすいサラサラの白い土の所がほとんどで、踏ん張りが効かない所も多く、足がつりそうになります。
しかし、いったん高度差が緩やかとなる稜線上に出ると、熊山山域でも有数の展望地が広がります。非常に登り甲斐のある山です。
医王山から親水の森にかけてのルートは多少倒木があるものの歩きやすい道なのですが、道が枝分かれしており、道を一歩間違えるとまったく別の方向に進んでしまいます。熊山詳細図に記載されている“屈曲点”や“宮山南峰”、“巡視路分岐”などが注意すべきポイントです。
前回見ることができなかった屏風岩は今回はっきりと見ることができました。そのポイントは高倉稲荷でした。そこに行き着くまでは屏風岩の周りを進むのですが、木々が邪魔でほとんど見えません。また、高倉稲荷は見えてからのアプローチが分かりにくく、いったんは離れていき、橋の所まで来てUターンして川沿いに戻るようなルートになります。
最後はJR伊部駅南にある国指定史跡の“伊部南大窯跡”を訪問しました。
東窯、中央窯、西窯の3基から成り、窯の周囲には破損品や窯道具を廃棄した物原(ものはら)が無数に散在しています。特に東窯<写真23>は全長約54メートル、幅約5メートルで全国の窯の中でも最大規模のようです。
今回は結果的には備前焼に始まり、備前焼に終わることになりました。
熊山の魅力がまた新たに増えた気がします。
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