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記録ID: 61497
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無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

秋田駒ケ岳〜時間が余ったから八幡平

2008年07月07日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:57
距離
9.6km
登り
502m
下り
493m
天候 晴天
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
朝靄の中、陽が射してくる
2008年07月06日 06:03撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 6:03
朝靄の中、陽が射してくる
夜露に濡れて滑りやすい木道
2008年07月06日 06:24撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 6:24
夜露に濡れて滑りやすい木道
幻想的な風景
2008年07月06日 06:27撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 6:27
幻想的な風景
咲き乱れるチングルマ
2008年07月06日 06:30撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 6:30
咲き乱れるチングルマ
山頂!
田沢湖はガスって見えなかった残念・・・
2008年07月06日 06:49撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 6:49
山頂!
田沢湖はガスって見えなかった残念・・・
こんな所で生活できたらなぁ
2008年07月06日 07:07撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 7:07
こんな所で生活できたらなぁ
2008年07月06日 14:46撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 14:46
2008年07月06日 07:24撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 7:24
2008年07月06日 07:25撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 7:25
いきなり緑がなくなる
2008年07月06日 07:26撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 7:26
いきなり緑がなくなる
大好きなコマクサ
2008年11月24日 15:17撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
11/24 15:17
大好きなコマクサ
2008年07月06日 07:33撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 7:33
2008年07月06日 08:07撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 8:07
2008年07月21日 17:04撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/21 17:04
2008年07月06日 11:27撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 11:27
神様のたんぼみたい
2008年07月06日 11:31撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 11:31
神様のたんぼみたい
2008年07月06日 11:33撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 11:33
2008年07月06日 11:41撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 11:41
2008年07月06日 11:42撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/6 11:42
モリアオガエルの卵。
初めて見た!
2008年07月07日 11:41撮影 by  FinePix A800 , FUJIFILM
7/7 11:41
モリアオガエルの卵。
初めて見た!

感想

前日の土曜日は、秋田市内で仕事をし、夕方に大曲のビジネスホテルにチェックイン。
8合目まで、車で行くつもりなので5時半前にかもしか駐車場を通過しなければならない。それ以降はマイカー規制でバスに乗り換えて行かなければならず、時間の制約をされてしまうので、意地でもそのつもりだった。

翌朝、3時半にチェックアウト。ホテルのフロントマンに怪訝そうな顔をされたが、当たり前だよなぁ。
薄暗い田舎町を通過。
途中、コンビニで朝飯、昼飯購入。
かもしか駐車場は5時過ぎに通過できた。
くねくねと曲がる舗装道路をぐいぐいと登る。
すれ違う車も、前後を走る車もない。
それでも、8合目駐車場は既に30台以上の乗用車が停まっている。
既に歩き始めている人、身支度をしている人。ほとんどが2〜4人位のパーティー。

朝飯を済ませ歩き始める。
天気は・・・ガスが多い。
肌寒さを感じながら、濃いガスの上に陽射しを感じながら歩く。
時々、遠くから車のエンジン音が聞こえるが静かだ。
暫くは、低木の間だったが、やがて木道に出る。周りの雰囲気が変わった。
木が近くに見当たらない。しかし、ガスでよくわからない。
やがて、ガスの間から、薄日が射してきた。
何とも言えず幻想的。
ガスは、右手の斜面下から左手の山頂を目指して流れていく。
ガスの切れ間から、風景が見えてまた隠れる。
そんな景色を楽しみながら、少しずつ登って行く。

木道は山の谷間を進むような感じになると、陽が一層強くなるが、まだまだガスも負けていない。
でも、ガスは地面から随分と上空へあがってきた。
木道の傍には、お花畑。白、黄色。夜露でキラキラしてる。

ガスの向こうに夢の中のような風景が見えてきた。
なんだかわからずに目を凝らすが分らない。
凝視しながら木道を進む。
湖?その向こうにとんがり屋根・・・小屋?
行ったことないけど、スイスにでもありそうな風景がかすかに見える。
阿弥陀池の向こうの避難小屋がとってもマッチング!

周りにはお花畑・・・木道・・・池・・・薄くなってきたガス・・・優しい陽射し・・・
静かでなんとも幻想的な瞬間。あぁ、来てよかったぁ

池のほとりの木道を夢見心地で歩き、避難小屋の方へ。
今日のターゲットは秋田駒最高峰(大げさ)の男女岳。
すぐそこから登り始まる。
道はきれいに整備されているきつめのつづら折り。
火山らしい、細かいガレ石を踏みしめながら登る。
途中、振り返ると阿弥陀池が良く見える。
間もなく、山頂。
ガスも随分晴れて来ていたから展望を期待してたけど、田沢湖方面はガスで真っ白。山頂はおいら一人。
一服し、写真をカシャカシャ。
暫くガスが晴れるのを待ったけど、諦めて来た道を下る。

こちらは随分ガスが晴れた。
阿弥陀池はキラキラ輝いている。
避難小屋周辺には数組が休憩をしている。
小屋を通過して、焼森山へ向かう。

暫く歩くと、周りの雰囲気は一変する。
ゴロゴロあった大きめの岩や緑がなくなり、行く先には緑の全くないこげ茶色のまん丸頭の丘。
足元も、男女岳の登り道のようなガレ石になる。
ふと、道端に目をやると、憧れの花。コマクサ!!!!
こんな所で会えるとはっ!!
写真をカシャ。
ほどなく、まん丸頭のてっぺん。
ここが焼森山の山頂。
周りにはロープが張ってある。
その向こうには、至る所にコマクサ、コマクサ、コマクサ!!
うれしいっ!!
写真を撮り、見とれ、また写真を撮り、ため息をついて・・・
ロープの中に入らないように写真を撮りながら下る。
暫く下ると、道は左に平行に進む。
その辺りから、コマクサは姿を消し、他の植物が現れ、地面には岩がゴロゴロしてくる。
沢まで下り、また向こうの尾根まで軽く登り、後はひたすら下る。

ここからは、シャクナゲなど低木の花々が咲き乱れている。

陽がすっかりあがった頃、駐車場に到着。
駐車場のおじさんに「もう下りて来たの?」と言われ、時計を見るとまだ8時半前。
「まだこんな時間ですね。近くにお勧めの山ないですか?」って聞いたら、
驚いた顔して「まだ別の山行くの?」。
「えぇ、東京から出張の合間に来たので」とおいら。
おじさんは、練馬ナンバーを見て「なるほど〜・・・それなら、森吉か八幡平がいいかな」と教えてくれた。
確か、八幡平は百名山だったな。「じゃあ、八幡平行きます。今からでも夕方には下りてこれるかな?」と聞くと、
笑いながら「あそこなら大丈夫」と言ってくれた。

おじさんの指示に従って、下山するバスの後ろにくっついて下る。
下から来るバスとすれ違う際に、危ないからそうするらしい。
ところがこのバス、曲がりくねった下り坂を飛ばす、飛ばす。
道が狭く木々が迫っているから、後ろから見てるとまるで、トトロの猫バスみたい。
時折、登って来るバスとすれ違い、無事、下の国道に出た。
そこを右折し、一路八幡平へ。

高度を随分と上げ、景色は富士山五合目付近の様。
駐車場で、料金を払って車を止める。
バイク、カップル、じぃちゃん、ばぁちゃん、家族連れ・・・本当に富士山五合目みたいだ。
登山靴に履き替え、スパッツを装着、ザックを背負って「→頂上」の看板に従って歩き始める。
じぃちゃん、ばぁちゃん、家族連れ、みんな同じ方向へ。
道はコンクリートで固められてる。
こんなのは途中までだよなと考えつつ、自分の格好に少々気後れを感じる。
ところが、どこまで行っても地面はコンクリ、コンクリ、アスファルト・・・
じぃちゃん、ばぁちゃん、家族連れを何組抜いても、その先にまた、じぃちゃん、ばぁちゃん、家族連れ・・・
おかしい、おかしいと思っていたら、人が集まっている。
そこには「八幡平山頂」と書かれている。
がぁ〜ん・・・やられた・・・
秋田駒ケ岳の駐車場のおじさんの笑顔の意味が初めてわかった・・・
周りには、革靴のおじぃちゃん。
腰の曲がった、津軽弁のおばぁちゃん集団。
駆けずり回る5歳ぐらいの子供たち・・・
おいらは一人、登山靴、スパッツ装着、ザック背負って・・・
百名山山頂が観光地なんて・・・

悔しいのと、恥ずかしいのとで、仕方なかったけど周遊路を歩いて高原の景色を楽しんで帰りました。

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