石砂山
- GPS
- 05:40
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 942m
- 下り
- 825m
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
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アクセス |
感想
さぁ、やってきました静かな尾根を歩く会、略して「静尾根会」。しかしながらその実態は「彷徨いながら、それでも最後は温泉に辿り着く会」。早くも9回目を迎えました。今日のメンバーはタニグチ監督・シン隊長・またまた美女三名でヨーコ女性班班長・キクチ隊員・オーガネ隊員、それと口だけ達者なムロヤン書記。合計6名の参加で開催です。
しっかし、行きの中央本線は大混雑。高尾発7時26分の列車ですが、ハイカー姿の老老男女がひしめき合っています。もちろん人のことは言えない訳で、我々もその一翼を担っているんですがネ。でもその混雑も僅か一駅、相模湖駅で下車し路線バスに乗り込み三つ木方面へ。10分も経たないうちに石老山入り口バス停着。おお、気付けば石老山とはまさに我々向きの名前の山やん。
バス停横の広場で何時もどおりの準備体操。少年サッカーコーチのシン隊長が指導する準備体操は大層厳しく、それだけで皆から「もう温泉直行!」との声が出るほど・・・イエ、言ってるのは私だけです。出発に当たり、女性陣の記念撮影・・・でもなんでわざわざトイレ前で???
東海道自然歩道のコースでもある石老山への登山道は、標識も完備しており道迷いの心配は全く無し。それどころか巨岩・奇岩の数々に夫々案内板が整備され、故事来歴や名称の由来が記されていて、それを読んでいるだけで充分楽しめる。でも東海道自然歩道の一部だからと言って、馬鹿にするにはそこそこ歩き甲斐のあるコース。あまり巻き道のようなところは辿らず、略直登コースで隊員達は早くも息がキレギレ。で、辿り着いた顕鏡寺でお参りを兼ねて小休止。おお、早くも眼下に下界の展望が拡がってますぜぃ。これでこそ歩いた甲斐があるってぇもんだ。
神社を後にしてからも相変わらず巨岩の数々。登りが緩くなる気配も無く、道は淡々と上へ上へ続く。そしてようやく融合見晴台に到着。略一方向、相模湖方面しか展望は無いものの、山桜の最後の花が散り終えようとする様は、新緑の季節を迎える今の季節に彩を加え、美女隊員達と相まって山を風情のあるものにしてまんがな。
でももう少しで石老山頂上に着くはず。木を横にした階段が抉れていたりして却って歩き難くなっている頂上直下ではあったものの、ようやく山頂到達。小休止を取りながら、オジサン達は右手に見えるのが何山だとか、イヤ何山はもっと奥のはずだとか討議が始まります。そうこうする内にシン隊長が「あれ?富士山見えてる。」と言い出して良く見ると何山の後ろに富士山が見えてる事に一同気付く。ま、だいたい富士山が見えればあとの山が何山かというのは、一度に解決してしまいますね。
小休止の後、石砂山へ石老山を一度北へ向かい、途中で東海自然歩道のコースから外れます。しっかし、この分岐なんてシン隊長が行かない限り、行こうとは思わない分岐やなぁ。一応踏み後らしき物が付いてるのは解かるし、尾根筋であることも確かやけど、野薔薇のようなとげのある植生が道を遮り、また立ってられない程の急勾配になったり。シン隊長!信じてまっせぇ。
てな下りをこなすとようやく峠道へ。眼下に車がバイクが走ってる。でもその峠道へ降りるのが本日最大の難関。僅か2メートル程ではあるものの崖になっており、手を掛けたり足を乗せたりする場所が全く無いやん。特に美女軍団にとっては厳しい切り立ち様。また降り立つべき道路の道幅は狭く、おまけにU字カーブの突端に当たる所。飛び降りてうっかり道の真ん中までと、と、と、と、と出てしまうと、車に跳ねられる恐れも大。ほら、昔道端の田んぼからゲロッと飛び出した蛙が、道路に着地した瞬間車に引かれて、綺麗〜いに平たくなっていた、あんな感じですね。・・・縁起でも無ぇ。
いやいや、我々は無事でしたよ。峠道を100メートルも進めば今度は反対側に石砂山の登り口。よし、いよいよギフ蝶だぁっ!でもその気持ちを削ぐかのように「ヒルに注意」の看板が。ひとしきりヒル体験談儀で盛り上がる。どうして痛い目にあった体験とか、気持ち悪い目にあった体験って、痛い度や気持ち悪い度を競い合いたくなるんでしょう。
石砂山登り口からすぐに巻き道と尾根道に分岐。我々は果敢にも尾根道を選択。しかし足場の悪さと追い被る笹薮。踏み後も殆ど無くかなりの難路。これが続く悲劇を呼ぼうとは!何とか小ピークを越え更に進む。するとまた巻き道と尾根道の分岐が!今度は迷わず巻き道を選択。進むほどに道は巻く、更に巻く、もっと巻く!これで全く方向感覚が狂ってしまった我々一同。アップダウンも少なくなった森の小道をルンルン進む。おっ、ピークだ!とうとう石砂山山頂かっ?
いや、高度がおかしい。地図との差が100メートル以上もあるで。反対側から来たお二人に聞いてみると、完璧に道間違い。巻き道が終わった辺りの分岐を反対に行かねばならなかった。あの分岐では全く反対方面に行く道と思い込み、コンパスや地図さえ見なかったワイ。巻き道恐るべし。道を教えて頂いたお二人は小振りの水筒とウエストバッグのみの軽装。どうやらギフ蝶の観察員のような雰囲気。ご苦労さんですっ!
その観察員?かもしれない方々も同じ方向と言うことで途中まで案内していただく羽目に。申し訳なす。戻ってみると、やはり尾根道で来れば迷ってなかったよなぁ、とお互い言い訳を。そこから石砂山へは一本道というところで、一匹の蝶がぁっ!ギフ蝶だぁっ!僅か1っ匹の蝶を取り囲むハイカー6名。いや、蝶を見ているよりも人間見ている方が面白いんとちゃう?でもそこからは数匹のギフ蝶とも遭遇。山の色が変わるほどのギフ蝶の大群、とやらは見れなかったものの、今日の二大目的の一つは達成。えっ?もう一つは?そんなんやまなみ温泉に決まってますやん。
石砂山山頂で軽食。石老山山頂で置き去り?にした筈のお父さん2名のパーティーから「あれっ?遅かったね?」と聞かれ、正直に道迷いを告白。気の毒がられたお父さん達から。枝豆を頂く。あまりの枝豆の美味しさに「ついでにビールも」とおねだりするも、「ビールは前日までに要予約」と、至極尤もなお返事でしたね、はい。
あとはこの道を下り、やまなみ温泉を目指すのみぃ〜。ま、温泉はしっぽり浸かりましたよ。特に露天は開放感のある良いお風呂でござんした。シン隊長、次回は5月16日ですね。
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