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ハイキング
四国

屋島 ※客先年末挨拶のため四国へ出張。今年もやりますサラリーマン登山

2008年12月14日(日) [日帰り]
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GPS
01:40
距離
5.3km
登り
282m
下り
263m
天候 晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2008年12月の天気図
アクセス
屋島登山道、最初は車道を歩いていきます。
屋島登山道、最初は車道を歩いていきます。
溶岩台地の屋島。南斜面にはみかん畑が広がっていました。
溶岩台地の屋島。南斜面にはみかん畑が広がっていました。
屋島登山道 その1。
屋島登山道 その1。
屋島登山道 その2。歩きやすい坂道が続いています。
屋島登山道 その2。歩きやすい坂道が続いています。
屋島山上にある「血の池」。ここ屋島は源平合戦の地で、武士達がこの池で血刀を洗ったことからこの名前が付いたそうです。
屋島山上にある「血の池」。ここ屋島は源平合戦の地で、武士達がこの池で血刀を洗ったことからこの名前が付いたそうです。
屋島山上の「屋島寺」。四国八十八ヵ所霊場第八十四番の札所。
屋島山上の「屋島寺」。四国八十八ヵ所霊場第八十四番の札所。
屋島寺をお参りするお遍路さん。四国らしい光景です。私もいつか挑戦してみたいです。
屋島寺をお参りするお遍路さん。四国らしい光景です。私もいつか挑戦してみたいです。
屋島山頂からは高松市街地が一望です。
屋島山頂からは高松市街地が一望です。
今年もやりましたサラリーマンスタイル登山。
今年もやりましたサラリーマンスタイル登山。
屋島城跡より。名物「瓦投げ」やってみる?
屋島城跡より。名物「瓦投げ」やってみる?
宇多津にある讃岐うどんの名店「おか泉」。開店すぐに行ったが既に行列が。
宇多津にある讃岐うどんの名店「おか泉」。開店すぐに行ったが既に行列が。
おか泉のイチオシ「冷天おろし」。こしのあるうどんと、アツアツサクサクの天ぷらとの相性は抜群。満足度マックス。
おか泉のイチオシ「冷天おろし」。こしのあるうどんと、アツアツサクサクの天ぷらとの相性は抜群。満足度マックス。
骨付鳥の名店「一鶴」。写真左は歯応えがあって、噛むほど味が出る「おやどり」。右はやわらかくてジューシーな「ひなどり」。ビールを飲りながらコイツらをガブリ。
骨付鳥の名店「一鶴」。写真左は歯応えがあって、噛むほど味が出る「おやどり」。右はやわらかくてジューシーな「ひなどり」。ビールを飲りながらコイツらをガブリ。
玉藻公園を散策。
玉藻公園を散策。

感想

 12月……。年の瀬を迎え例年通り挨拶回り、忘年会と目が回る忙しさだ。今年も香川へ年末挨拶へ行くついでに四国観光と山登りをしようと計画を練る。さてさて今年はどこへ行こうか?昨年は徳島と高知に行き、徳島ラーメンとカツオのタタキを堪能してきたわけだが……。

 12月13日(土)小倉港に来ていた。小倉21時55分発松山行きのフェリーに乗るためだ。天気は雨……、最悪だ。ビジネスツールが入った重いバッグに、客先に配布するカレンダー、そしてビニール傘と荷物を一杯抱えてフェリーに乗り込む。いつも見慣れた関門海峡も船から見るとひと味違って見える。雨に濡れた門司港の夜景もなかなかなもんだ。風呂へ入り、ビールをあおりながらつまみをやる。だんだんオッサン化してきたか(笑)。2等寝台で横になるが、なかなか寝付けない。結局ぐっすり眠れぬまま松山に着いてしまった。

 リムジンバスに乗り込むと道後温泉本館に向かう。夏目漱石の「坊ちゃん」で有名な道後温泉本館は朝6時の営業開始、さすがにこんな朝っぱらから風呂に入りに来る奴はいないだろう。高をくくって入口の前に来ると、浴衣姿の入浴客が次から次へと入って行く。「そんなアホな!」。浴室に入ると、やはり人が一杯であった。神の湯の西と東をハシゴし、体も温まったところで道後温泉をあとにし、路面電車に乗り込み松山駅へと向かう。

 松山から特急に乗るとフェリーの睡眠不足を取り返すかのような爆睡、あっという間に目的地の宇多津に着いた。ここへ来た目的は讃岐うどんの名店「おか泉」の冷天おろしを食うのと、通称讃岐富士とも呼ばれる名山「飯野山」に登るためだが、とにかく寒い!しかも天気は曇りで風も強いので登山意欲は全くのゼロ。というわけで「やーめた!」。とにかくメシを食おう。朝から何も食っていない。

 おか泉はこれまで何回か行ったことがあるが、その度ごとに感動させて頂いている。久しぶりの冷天おろしが食べれると思うとよだれが出てきた。11時開店に合わせてぴったりに行ったが、「ゲッ!」既に12〜13人の行列、今にも腹が減って倒れそうな状態でこの行列はこたえる。やっとのことで店内に案内してもらうと、注文するのは迷わず冷天おろし。久しぶりのご対面、まずは挨拶がわりにアツアツの海老天ぷらをガブリだ。外側がカリッカリッ、中がプリッとしており相変わらずの秀作。メインのうどんはキラキラと光輝いており、コイツは歯を跳ね返すような弾力、このコラボは最強か!今回も期待通りの素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。

 腹も膨れたので高松まで移動する。高松駅から琴電へ乗り継ぎ、讃岐国の一の宮「田村神社」へ向かう。タイミング良く琴電らしい黄色いかわいい電車が来てくれた。運転席にかぶりつくように車窓を眺めると、のどかなローカル線は師走の慌ただしさを忘れさせてくれる。普段と違う「ゆーったり」とした時間の流れに癒され、「一の宮」駅に着いた。重い荷物を抱え、半分筋トレの感覚で田村神社までやって来ると、カバンからおもむろに一の宮用のゴッツイ御朱印帳を取り出す。神社にお参りした後有難く御朱印をもらう。荷物が重くて苦労したが目的の御朱印をもらい、再度琴電に乗って高松市街地まで戻ることにした。

 高松一の繁華街「瓦町駅」に着くと、今日宿泊する激安ビジネスホテルに荷物を置いて、やっと身軽になることができた。さあ琴電に乗っていよいよ屋島へ行くぞ!源平合戦の古戦場として名高い「屋島」は海抜293メートルの半島型溶岩台地で、頂上部が平坦になっており、その形状が屋根に似ている所から屋島と名づけられたという。

 屋島登山口の最寄駅「潟元」で下車すると、いよいよスタートとなる。「ああ、あれが屋島やな」と、屋島の方向を確認し歩きはじめた。最初は車道を歩くのだが、これがなかなかの勾配。きつい勾配を進むと屋島登山口の案内標識が表れた。この道は四国八十八ヶ所霊場巡りの「屋島寺」を目指す道でもあり、道は完璧に整備されている。逆に整備されすぎて登山というよりむしろ散策路といったところか。ジグザグ道を上って行くとワイシャツが汗でびっしょりになっていた。いくら散策路といえど、サラリーマンスタイルで登っている奴は誰もいない。登山口から20分程登ってようやく屋島寺南門に着いた。

 屋島寺は四国八十八ヶ所霊場第84番札所で既にお遍路さんの団体がいらっしゃった。実に四国らしい光景である。屋島寺にお参りをし、周辺を散策すると「血の池」という恐ろしい名前の池がある。源平合戦の折、義経はじめ源氏軍が血刀を洗いまっ赤に染まったといわれる池とのことだ。ぶらぶら歩き屋島山上展望台にやってきた。「オオー!」高松市街地から瀬戸内海、瀬戸大橋も一望の素晴らしい景色だ。その辺の人に写真を撮ってもらい景色を堪能していると、みんな崖に向かって何かを投げているではないか。よく観察していると、リングの中に何かを投げているようだ。これは屋島名物「瓦投げ」と呼ばれ、早速オレもやってみることにした。瓦は小さな素焼きで、投げてみるとスライスが掛かり、なかなかリングを通すことができない。コツを掴んだところで最後の1枚もリングを外し、頭が「カッ!」となった。意地になってもう1回瓦を買いかけたがやっぱりやめた。今日のオレは冷静だ。実は後で知った話だが、この瓦投げ、源氏の将兵が陣笠を山上から投げて勝どきをあげた事にならい飛距離を競うものだそうで、だとしたらもっと思いっきり投げておくべきだった。

 天気も悪くなってきたようなので、急いで下山することにした。さっき登って来た道をそのまま下って行き、潟元の駅に着くと、そのまま琴電に乗りホテルに戻って来た。今日の夕食は骨付鶏の「一鶴」だ。以前評判の良さから丸亀にある本店に行ったが、その時食べた骨付鶏(おやどり)はパリッとした皮に独特の歯ごたえ、そしてスパイシーな濃いめの味付けはビールにはベストマッチ。その味が忘れられず、今回も一鶴(高松店)にお邪魔することにした。店に着くとカップルや団体で一杯で、どうやら一人客はオレだけのようだ。ワイワイと賑やかな店内で一人で飯を食うのはちょっとばかり気が引けるが、気にしていたら旨いものにありつけない。席に着くと、ビールとおやどりとひなどりを1皿ずつ注文した。おやどりとひなどりを食べ比べると、当たり前だが全然違う。おやどりは歯ごたえがあって、噛めば噛むほどうま味が出る感じ、ひなどりは柔かくジューシーな感じ。どっちも旨いが個人的にはおやどりの方がうまいと思った。旨いものも食ったし、ホテルに戻って今回の旅行を回想する。総括すると今回の四国旅行は少々地味目だったような気もするが、これはこれでまあまあだった。

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