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記録ID: 6248865
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ハイキング
丹沢

シダンゴ山から宮地山へ周回/最後の最後に厳しい下降

2023年12月22日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.2km
登り
560m
下り
571m

コースタイム

出発7:00−林道入口7:10−ゲート7:20−シダンゴ山南東尾根取付き7:35〜7:50−林道横断8:00−廃屋8:10−送電線鉄塔8:35〜9:15−600m圏平坦地9:20−シダンゴ山頂上9:55〜10:55−林道11:10−送電線鉄塔11:25−タコチバ山頂上11:55〜12:35−大寺集落分岐12:50−鹿柵12:50−宮地山頂上12:55−鹿柵くぐる13:05−沢床に降り立つ13:45−車道に出る13:55〜14:20−ゴール14:35
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道246号線を秦野から松田に向かう途中、寄入口の信号で右折し、県道710号線に入る。寄地区の宇津茂集落のバス終点に寄自然休養村管理センターがあり、車道の反対側に広い駐車場がある。
コース状況/
危険箇所等
シダンゴ山の頂上から南東に枝尾根が伸びている(シダンゴ山南東尾根と仮称)。ここを登る。宮地山の頂上から北東に枝尾根が落ちている(宮地山北東尾根と仮称)。ここを降りる。
両尾根共に、地形図を読んで、この枝尾根なら上れる、あるいは下れると判断したバリエーションルートである。それぞれのコース状況に関しては、写真の説明および感想欄にて詳しく述べる。
中津川を渡り、大寺集落の南端を流れる沢沿いの林道に入ると、直ぐにゲートとなる
2023年12月22日 07:20撮影
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12/22 7:20
中津川を渡り、大寺集落の南端を流れる沢沿いの林道に入ると、直ぐにゲートとなる
これを開け閉めしてさらに進むと、375m圏で林道は鋭角に右に折れ曲がる。沢沿いの林道はこの直ぐ先で行き止まり
2023年12月22日 07:32撮影
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12/22 7:32
これを開け閉めしてさらに進むと、375m圏で林道は鋭角に右に折れ曲がる。沢沿いの林道はこの直ぐ先で行き止まり
林道はシダンゴ山南東尾根の末端を巻いて行くので、右折地点から50m程先で南東尾根に取付く。380m圏
2023年12月22日 07:52撮影
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12/22 7:52
林道はシダンゴ山南東尾根の末端を巻いて行くので、右折地点から50m程先で南東尾根に取付く。380m圏
踏跡は無いがどこでも歩ける
2023年12月22日 08:00撮影
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12/22 8:00
踏跡は無いがどこでも歩ける
430m圏で林道がこの尾根を横切っていた。先ほどの林道が折れ曲がって上って来たのだろう
2023年12月22日 08:01撮影
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12/22 8:01
430m圏で林道がこの尾根を横切っていた。先ほどの林道が折れ曲がって上って来たのだろう
南東尾根を突き上げていくと、突然、家屋が現れた。460m圏。道路も無く、どうやってここまで来るのだろうか
2023年12月22日 08:10撮影
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12/22 8:10
南東尾根を突き上げていくと、突然、家屋が現れた。460m圏。道路も無く、どうやってここまで来るのだろうか
右横の急な斜面を攀じ登って、上からこの建物を見下ろしてびっくり、山側の屋根がごっそり落ちている!廃屋だ
2023年12月22日 08:14撮影
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12/22 8:14
右横の急な斜面を攀じ登って、上からこの建物を見下ろしてびっくり、山側の屋根がごっそり落ちている!廃屋だ
植林帯を急登が続く
2023年12月22日 08:35撮影
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12/22 8:35
植林帯を急登が続く
送電線の鉄塔に着いた。570m圏
2023年12月22日 08:38撮影
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12/22 8:38
送電線の鉄塔に着いた。570m圏
鉄塔の脇から、南方向にタコチバ山が望まれた。シダンゴ山に登った後、ここを通って宮地山に下る予定だ
2023年12月22日 08:41撮影
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12/22 8:41
鉄塔の脇から、南方向にタコチバ山が望まれた。シダンゴ山に登った後、ここを通って宮地山に下る予定だ
600m圏の狭い平坦地。ここが南東尾根で唯一の平坦地、後はひたすら上るだけ
2023年12月22日 09:21撮影
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12/22 9:21
600m圏の狭い平坦地。ここが南東尾根で唯一の平坦地、後はひたすら上るだけ
再び急登が続く
2023年12月22日 09:43撮影
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12/22 9:43
再び急登が続く
植林帯が終わって馬酔木の灌木帯になると、頂上は間近だ
2023年12月22日 09:55撮影
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12/22 9:55
植林帯が終わって馬酔木の灌木帯になると、頂上は間近だ
頂上に着いた。シダンゴ山の由来を書いた石板と新旧2つの社が基壇の上に祀られている。右奥に山名杭
2023年12月22日 10:51撮影
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12/22 10:51
頂上に着いた。シダンゴ山の由来を書いた石板と新旧2つの社が基壇の上に祀られている。右奥に山名杭
757.9mの三等三角点
2023年12月22日 10:04撮影
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12/22 10:04
757.9mの三等三角点
西方向、富士山がちょっぴり顔を出していた
2023年12月22日 09:59撮影
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12/22 9:59
西方向、富士山がちょっぴり顔を出していた
北方向に蛭ヶ岳(左)から丹沢山に続く山並みが望まれる
2023年12月22日 10:48撮影
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12/22 10:48
北方向に蛭ヶ岳(左)から丹沢山に続く山並みが望まれる
蛭ヶ岳の左、平らな雨山と檜岳(左)が直ぐ隣
2023年12月22日 10:48撮影
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12/22 10:48
蛭ヶ岳の左、平らな雨山と檜岳(左)が直ぐ隣
東北東には表丹沢の山並み。左から三ノ塔、二ノ塔、その右後ろに大山、浅間山が重なる
2023年12月22日 10:48撮影
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12/22 10:48
東北東には表丹沢の山並み。左から三ノ塔、二ノ塔、その右後ろに大山、浅間山が重なる
ここから南に位置する宮地山に周回するが、まずは西に降りる。急な階段の男坂を下る
2023年12月22日 11:02撮影
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12/22 11:02
ここから南に位置する宮地山に周回するが、まずは西に降りる。急な階段の男坂を下る
680m圏で林道に降り立った。しばらくは林道歩き
2023年12月22日 11:12撮影
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12/22 11:12
680m圏で林道に降り立った。しばらくは林道歩き
送電線鉄塔の手前で林道から分かれて山道に入る。朝方、シダンゴ山南東尾根で通った鉄塔は谷を隔てた東側
2023年12月22日 11:28撮影
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12/22 11:28
送電線鉄塔の手前で林道から分かれて山道に入る。朝方、シダンゴ山南東尾根で通った鉄塔は谷を隔てた東側
林道歩きに嫌気がさしていたので、山道を歩くのは気持ち良い
2023年12月22日 11:46撮影
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12/22 11:46
林道歩きに嫌気がさしていたので、山道を歩くのは気持ち良い
なだらかな588m地点のタコチバ山頂上に着いた。古い道標が木の根元に置かれ、そこに山名が手書きされているだけ
2023年12月22日 11:57撮影
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12/22 11:57
なだらかな588m地点のタコチバ山頂上に着いた。古い道標が木の根元に置かれ、そこに山名が手書きされているだけ
明るい尾根道を鹿柵沿いに進む
2023年12月22日 12:42撮影
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12/22 12:42
明るい尾根道を鹿柵沿いに進む
大寺集落への分岐を過ぎて直ぐに、宮地山に直上する尾根筋は鹿柵で遮られる。道標は鹿柵沿いに回り込むよう案内しているが、柵が壊れているので、これを跨いで頂上へ直上する
2023年12月22日 12:50撮影
12/22 12:50
大寺集落への分岐を過ぎて直ぐに、宮地山に直上する尾根筋は鹿柵で遮られる。道標は鹿柵沿いに回り込むよう案内しているが、柵が壊れているので、これを跨いで頂上へ直上する
真っ平らな宮地山頂上。どこが山頂かと思ったら鹿柵の外に山頂の道標
2023年12月22日 12:55撮影
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12/22 12:55
真っ平らな宮地山頂上。どこが山頂かと思ったら鹿柵の外に山頂の道標
ここから倒れている鹿柵を跨いで、大寺集落目指して北東尾根を降りる。しばらくは尾根幅が広いので尾根筋が読めず、方角を確認しながらルート探索に緊張する
2023年12月22日 12:59撮影
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12/22 12:59
ここから倒れている鹿柵を跨いで、大寺集落目指して北東尾根を降りる。しばらくは尾根幅が広いので尾根筋が読めず、方角を確認しながらルート探索に緊張する
また古い鹿柵に行く手を遮られるが、穴が開いている。これなら鹿も人も通れる
2023年12月22日 13:04撮影
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12/22 13:04
また古い鹿柵に行く手を遮られるが、穴が開いている。これなら鹿も人も通れる
少しは尾根が膨らんできたので尾根筋が読み易くなってきた。相変わらず踏跡もテープも無い
2023年12月22日 13:10撮影
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12/22 13:10
少しは尾根が膨らんできたので尾根筋が読み易くなってきた。相変わらず踏跡もテープも無い
350m圏を切ると、尾根筋は明瞭になるが傾斜がきつくなり、先が読めない程に急角度で降りていく
2023年12月22日 13:32撮影
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12/22 13:32
350m圏を切ると、尾根筋は明瞭になるが傾斜がきつくなり、先が読めない程に急角度で降りていく
左下に沢床が見えてきた。そこに向かって落ちていく感じ
2023年12月22日 13:35撮影
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12/22 13:35
左下に沢床が見えてきた。そこに向かって落ちていく感じ
不安定で足場が悪い土の崖を降りる。傾斜は50度程はあるかしら
2023年12月22日 13:38撮影
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12/22 13:38
不安定で足場が悪い土の崖を降りる。傾斜は50度程はあるかしら
小枝や倒木が散らばった急斜面を下るが、むしろこれらが足場になって、崩れやすい土斜面より安心だ
2023年12月22日 13:38撮影
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12/22 13:38
小枝や倒木が散らばった急斜面を下るが、むしろこれらが足場になって、崩れやすい土斜面より安心だ
沢床まであと少し。でも、沢筋には倒木がゴロゴロしているのでどうなるかしら
2023年12月22日 13:41撮影
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12/22 13:41
沢床まであと少し。でも、沢筋には倒木がゴロゴロしているのでどうなるかしら
沢床に降りたった。倒木も何とかなりそう
2023年12月22日 13:43撮影
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12/22 13:43
沢床に降りたった。倒木も何とかなりそう
大寺〜田代集落を通る車道まで降りて来た。車道に出る直前、通って来た沢筋を振り返るとこんな様子
2023年12月22日 13:51撮影
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12/22 13:51
大寺〜田代集落を通る車道まで降りて来た。車道に出る直前、通って来た沢筋を振り返るとこんな様子
車道の山側は鹿柵が張ってあるので、そのまま沢床を通って橋の下をくぐり、車道の谷側に出る
2023年12月22日 13:55撮影
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12/22 13:55
車道の山側は鹿柵が張ってあるので、そのまま沢床を通って橋の下をくぐり、車道の谷側に出る
車道の谷側に鹿柵は無いので、簡単に車道に出られた。後は15分程車道を歩けば駐車場に戻れてゴール
2023年12月22日 13:57撮影
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12/22 13:57
車道の谷側に鹿柵は無いので、簡単に車道に出られた。後は15分程車道を歩けば駐車場に戻れてゴール

感想

シダンゴ山には50年ほど前に家内と二人で登った。今回は一人なので、コース状況で述べた枝尾根を上り下りする周回ルートを設定した。両尾根共に、地形図を読んで選んだバリエーションルートで、地形図以外に情報は無いので、何が現れるかは現地に行ってみなければ分からない。

上りに選んだシダンゴ山南東尾根は簡単だった。踏跡は無いが、藪も無いのでどこでも歩ける。テープも無いが、尾根の構成が単純な上、上りなのでルート採りは容易だ。
この枝尾根は変化に乏しく、いささか期待外れであるが、大寺集落から実働2時間で頂上に抜けられるので、手軽なバリエーションルートと言える。

これに比べて下りに選んだ宮地山北東尾根は、なかなか手強かった。
上部は尾根幅が広く、尾根筋が読みにくいのでルート探索に緊張した。350m圏を切ると尾根筋は明瞭になるが傾斜は次第に強まり、小沢に降りる直前の高度差30m程は、傾斜50度程、足元が不安定な土の崖なので、滑落するかとヒヤヒヤした。沢床に降り立ってホッとしたのも束の間、沢筋を埋める倒木が障害物となって通過に手間取った。
宮地山の頂上から麓の車道まで、たった230mの標高差を降りるのに、1時間もかかってしまった。

今回のルートは年寄り向きに標高差も距離も少なく設定した。
上りのシダンゴ山南東尾根が簡単だったので、宮地山まではのんびり気分で、いささか物足りない感じであった。
しかし、宮地山北東尾根を降り始めて直ぐにこの気分は吹き飛んだ。上部ではルート探索に緊張し、尾根最下部の急斜面では、足場が崩れないように祈りながら際どい下降が続いた。
最後の最後にスリリングな場面に出くわし、何とかこれを切り抜けて、麓の車道に出た時はさすがにホッとした。
今回も小さな山ではあるが、充実感に満たされて家路についた。

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