由良ケ岳 (ローカル線で日本海の山へ、京都府宮津市)
- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 756m
- 下り
- 755m
コースタイム
『往路移動』 「宝塚」6:25ー(JR在来線・普通)ー8:18「福知山」
8:39ー(KTR)ー9:15「宮津」9:38ー(KTR)ー9:50「丹後由良」
【 登山 】 「丹後由良」駅10:00ー1015国民宿舎横登山口10:20ー5合目10:55ー7合目11:25
ー9合目11:40ー11:15西峰12:10ー12:20昼食12:55ー13:05東峰13:35ー(下山)ー14:50登山口15:05
ー15:20由良浜(海岸)散策16:00ー16:15「丹後由良」駅
≪登山・散策≫ 計6時間15分 (休憩時間含む)
『復路移動』 「丹後由良」駅16:24ー(KTR)ー16:48「宮津」 (宮津の町散策)
「宮津」17:18ー(KTR)ー18:04「福知山」18:16ー(JR在来線・特急「北近畿」)ー19:24「宝塚」
天候 | 小雨 頂上は霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
由良ケ岳(ゆらがだけ) ≪関西百名山≫ 登山口のある小冊子「標高六百四十米」より 由良岳 『 高さ640m別名丹後富士。山麓は花崗岩質で赤松、落葉樹で、中腹より上は杉檜の造林、西峰頂上に三角点があり、遠く阿蘇海、天橋立を臨む。東峰には虚空蔵菩薩を祀る石の祠を見る。山頂からの360度、何一つ遮るもののない眺望は、実にすばらしい。眼下に広がる日本海、そして冠島。右手には青葉山、槙山、岬と続く。左に栗田半島、宮津湾に丹後半島の山並みが続く。晴天なら西に遥か白山を望む。振り向いて南に目を転じると、右手に大江山連峰、正面から東に丹波の山並みが遥かにかすんで見える。右下には静かに由良川が流れる。 毎年4月29日、由良地区公民館主催で一斉登山が行われ好評を得ている一般参加大歓迎。 』 リベンジで後日、6月9日にも行きました、その時は快晴!!でした http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-67476.html |
写真
感想
『 由良岳 』
会社の帰り、ちょっと本屋へ。「関西百名山」、ページをめくるとカラーで見やすくすぐ購入し、家で見る。なぜだかすぐ、今回の「由良ケ岳」が目に付く。山上から間近に日本海を見れる。プラッと少し、列車旅もしてみたい気にもなっていた。
いつもより少し早い起床。まずはJRで、「宝塚」駅より「福知山」駅に乗る。通勤と通学生が混ざり、三田駅から座れた。普通列車で福知山までは約2時間。単行本を持参していたが、車窓の景色が新緑に映え、場所によっては幻想的に霧もある。普段見ぬ山々が楽しませてくれた。
「福知山」で、KTR(北近畿タンゴ鉄道)の改札。駅員さんに丁寧にも「由良丹後」を往復するなら、「一日フリーパス(1200円)」を使用したらイイと教えてもらう。片道840円なので安く済む。
KTRの列車は、「福知山」駅プラットホームの端にちょこんと一両だけの編成で待機していた。(写真、緑色の車両)かなり旧型に見え、大したスピードもなしに走るんだと思っていたが、走り出せば結構、スピードが出てるのかスピードを感じているのか、頑張っている車両が頼もしく感じた。各駅ごとに近づくと、運転席から、ピコピコッと鳴るのが聞こえる。福知山ー宮津間は、ワンマンなので、停車中は、運転手が改札もする。整理券を乗車時に取り忘れている人が居たら、後部まで行き、券を抜き、渡してあげている。結構せわしい、大変だ。この列車も、山々のふもとを走るので、飽きずに楽しく車窓を楽しめた。
「宮津」で乗り換え。20分程、発車待ちがあるので、駅構内を散策、昭和を感じさせる趣き旅情を彷彿させてくれる駅舎。今度は水色の車両。これも一両編成。だが座席は多い、横並び2+2人掛けである。緑の車両は、2+1人掛けであった。
発車前に後部から、ニコリとしてトレイン・アテンダント(車掌)が乗り込んできた。KTRにアテンダントが居るとは知らなかった。 「左座席の方は海が見えますよ。」
走り出して2駅、座席にリュックを携えて居る私に「どちらの山ですか?」って言う、「おそらくアノ山です。」と車窓を右に指差す。「由良岳ですね、晴れればいいですね。」、ニコッとして言ってくれた。都会には余りない心遣いに、もうこのまま終点まで乗ってしまおうかと思った。
「由良丹後」駅に降りると、南方向に由良岳がデンとそびえ立つ。しかし、山半分は雲の中。おそらく山頂は雨、残念。しかしここまで着て、引き戻せない、標高640mだし、大丈夫と考え、勇んでで出発。小学校の横を歩き、道標あり、国民宿舎の裏手にある登山口まで、駅から約15分程で着いた。ひっそり誰も居ない、平日でしかも小雨天気の予報。歩き始めれば、V字にえぐられた花崗岩質の道。思っていた以上に歩きやすい。
「2合目」、「3合目」、「炭焼釜跡」、地元公民館に集まる人達が、小さなプレートを付けて道迷いを防いでくれている。「5合目」からは、いきなり杉林の急峻な道、粘土質が混ざり少し登りにくいと思いながらも、森林を心地良く上がり、ぐいぐいと標高を稼いでくれる道。気付けば「7合目・一杯水」。さほど、喉の渇きは無かったので往きはスルー、右手の頂上の方向へ目指す。笹草の道になってきて、上に近い雰囲気をかもしだしたところで、もう「9合目・鞍部」の分岐。まずは、三角点のある西峰へ右折し、15分程で西峰山頂に着く。霧っぽいが、何とか所々、日本海、栗田湾や天橋立が見れた。雨が降り出し、折り返す。
途中、屋根付きの休憩所があり、昼食。おにぎり、バーナーで湯を沸かし、ラーメンとコーヒー。単独で遠征の山は初めてで、寂しさ不安あったが、山上での暖かい食事が安心感をくれ、おいしさを引き立ててくれた。鳥の声を聞き、新緑が目に優しく、ゆったりと休憩をし終え、鞍部の分岐へ戻り、東峰へ向かう。東峰は、西峰より少し低いが、景色は格段とよいとの事で、気持ち膨らませ、山頂間近の急な登りを行く。
パッと開けたところに出たが、真っ白だった。グルッと少し歩いて見渡しても真っ白。山頂の祠に、無事に上がれた事に感謝し手を合わす。冷たい風の中(山頂気温6℃)で霧が晴れるのを待つが一向にきざしなく、手もしびれてきたので、下山することにした。
コメント
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こんばんわ。「由良ヶ岳」聞いたことはありましたが
記録を見るのは初めてです。
海抜0mからで「標高=高度差」なので以外と
ハードだったと思いますがいかがですか?
そのあたりは学生のころ海水浴で良く行きましたが
晴れていれば展望も良さそう、登山道も良い雰囲気で
良い山ですね それに鉄道好きとしても
北近畿丹後鉄道(旧宮津線)に乗ってアプローチできるのが良いですね。
こんばんわ。
ちょっと遠出したくて、何だかのんびり列車に乗りたくて、
きれいな(コバルトブルーな)海も見たくて、山も行きたい。
そんな時、本屋で「関西百名山」(山と渓谷社)を
見かけて買いました。
その時に、この「由良ケ岳」が目に付きました。
少し強行でしたが、タンテツ(北近畿丹後鉄道)にも乗れて
スッキリした旅となりました。
アテンダントの方もかわいく、話も出来て、
いい年こいたおやじ(私)が、ほっこりしました
海抜“0”からの歩きですが、ゆっくり登った事と、絶景を
楽しみにしてたので、余り苦にはならなかったです
山頂からの眺望が霧で無かったことが凄く残念で
(海を望み絶景らしいです)、また近々、いつの日にか
必ず行ってみます。
miccyanさん、ヤマレコTシャツですか?良くお似合いですね
こんばんわ
某TV局「ローカル線の旅・・・」みたく、
ちょっと旅した気分にさせてもらいました
お天気には恵まれなかったようですが、
ちょっとトキメキの出会いもあったようで・・・
由良ケ岳も良いですが、
「タンテツ」乗りにいこうかなぁ〜
再挑戦をするときは海水浴をかねて、
プチトライアスロン、泳&ウォークでどうでしょうか?
genkinecoさん、こんばんわ。
ちょっとトキメキ もあった、初の単独山遠征です♪
「タンテツ」、どんなんだろと思っていましたが、
下調べして予想してた通り、日本海や緑に包まれた
山並みを見ながら走る、旅情溢れる思い出に残る素敵な
ローカル列車でした。
いつまでもあって欲しい路線です。
「由良ケ岳」もイイですが、 「タンテツ」も
なかなかイイです
kidekiさん、こんばんわ。
そうなんです、帰りの列車の中で、由良ケ岳の前には、
白く輝く綺麗な砂の海水浴場があるので、夏場は海水浴
を兼ねて、イイんではないかと考えました。
岳の麓には、国民宿舎がありますし、由良浜の民宿は、
由良温泉郷です。
泊まれば、海の幸の御馳走にもありつけます。
山&泳&ウォークで行ってみたいです
こんばんわ。
北に向かいましたか?
2004年に家族旅行で宮津に泊まり天の橋立に行った時の
高台にある遊園地からの景色を思い出しました。
前回は冬にカニだったので次回は夏に海水浴もいいですね。
こんばんわ、takasyuuさん。
そうですね、海水浴も良さそうです
日本海独特の雰囲気もあって、街の騒がしさも全く無く
空気が清く、静かで旅情溢れます。
由良温泉郷では、冬にカニもあるそうです。
しかし日本海側の冬山は、ちょっとコワイですね。カニだけにします
滅多に行かない土地なので
天橋立観光がてら登ってきました。
頂上では、三角点の横にある水たまりに
おたまじゃくしがウヨウヨいて
楽しませてくれました。
楽しい旅になりました。ありがとうございます。
こんばんわ、kintaさん、そして、始めまして!
私のレポを見て、行かれて、ご返事ありがとうございます。うれしいです。
由良岳に行かれたんですね。
山頂からの景色はやはり良かったんですか?
お手数ですが、もし良かったら、写真あれば、記録アップしてもらえますか?
他の人にも、景色の良さをわかって欲しいし、実は私も見たいです。
私は、あの場所の絶景を実際に見ようと、またいつしか行こうと思います。
こんにちわ。
お嬢さんの写真がないな〜って思っていたら
単独だったんですね。
タンテツのトレインアテンダントさんも
車窓の景色も旅心をくすぐります。
丹後の方は未知の世界ですが、雪が多いんでしょうか。
こんにちわ。
今回は、私にとって初の単独遠征でした。
と、言うより、プラス列車旅 っ感じでした。
何だか寂しいような気もしますが、頭がスッキリしたよい旅でした。
おかげで、仕事にも張りが出ています
娘は、平日は学校なので、なかなか一緒になれません。
夏休みには、一緒に行ってきます。
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