樽見岩岳に、伝説の怪樹は存在した!?
- GPS
- 07:21
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,029m
- 下り
- 1,005m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
8:22 樽見駅 着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口までの案内標識はありません 登山道は三角点までは少し藪気味 三角点〜怪樹間は藪漕ぎとなります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
オープニング〜
旧根尾村、樽見には、「伝説の怪樹」があるという。
そんな情報を聞きつけた我々取材班は、目標を樽見の背後にそびえる岩岳(999m)と定め、樽見鉄道に乗り込むのであった。
樽見、岩岳へ〜
2015年5月25日、午前8時22分。取材班は樽見駅に到着する。
今日、名古屋では気温が30℃を超えるといわれるが、ここ樽見を吹き抜ける風は、さわやかで、皆、今回の探検に幸先のよさを感じていた。
2kmほど、車道を歩き、登山道に到着する。道中、登山口の案内はなく、わかりづらい。伝説は隠匿されているのだろうか?
誰もいない登山口で、藪歩きをも覚悟した、登山の準備を開始した。
登山道ははじめ植林の中、やがて自然林となり、急騰をあえぎあえぎ上っていく。
藪気味の登山道に、展望こそほとんどないが、さわやかな風が吹きぬけ、火照った体を冷やしてくれる。
登山口より2時間あまりで、岩岳三角点(999m)に到着。周りは木立に囲まれ、展望はない。
三角点がなければ、ただの稜線上の一地点に過ぎないだろう。
怪樹はどこに?〜
さて、ここからが本番である。怪樹はいったいどこにある?
数少ない岩岳レポートより、最高点(北方)方面に向かったものをいくつか見たが、怪樹にまつわる話はない。ならば向かうは反対側だ。
登山道を少し戻り、西の稜線へと突入する。
うむ、やはり藪がきつい。
確固たる目標がなければ、我々はここで早々に退却していただろう。
藪を掻き分け、踏みつけ、潜り抜けながら進んでいく。水の消費が激しい。
メモを取ろうとノートを取り出す。あぁ、ペンがない!俺のLAMYが!
この魔の藪は、挑戦するものを拒むかのごとく、我々の行く手を阻む。
・・・
手強い石楠花の群落に遭遇したときは、ここまでかと誰もが思った。
しかし、その向こうに奴はいた!
怪樹の正体〜
それは、もうほとんど死に体であった。
幹周り約5m。ほとんどが枯れ果てており、その表面には様々な植物が根を伸ばしている。
わずかに生き残った部分が、その隙間からかろうじて枝を伸ばしていた。
怪樹の発見に我々は喜びの宴をあげる。
しかし、果たしてこれが怪樹の正体なのか。ただのヒノキの巨木ではないか。
その時である!
隊員の一人が、驚きの声を上げた!!
大ヒノキのすぐ傍に、又ひとつの怪樹がいたのだ!
いや、厳密にはひとつではない。
2種類の巨木が、複雑に絡み合いながら、たたずんでいた!!
エピローグ〜
我々は、ついに伝説の怪樹の正体を明かした。
帰りの藪も手ごわく、急な登山道は我々のひざを容赦なく痛めつけるが、その足取りは軽かった。
( ロッキーのテーマが流れる。主に脳内で)
樽見に戻り、時間に余裕があったので、「薄墨桜」によって行くことにする。
桜の季節は当に過ぎ、桜の周りに観光客は誰もいない。
それにしても大きな木だ。樹高16m、目通り9.9m
・・・ひとつの疑念
「もしかすると、伝説の怪樹は・・・」
コメント
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yukicchi7さん、取材班の皆さん、こんばんは。
怪樹
やはり植物は凄いですね
コイツの正体を捉えたのは勿論ですが、それ以上に
「樽見の怪樹情報」をどこからか聞きつける情報力が凄いです
淡墨桜
サイボーグ化して生き長らえている。って意味ではこれもまた怪樹ですね。
〜今回の山レコ「樽見岩岳に、伝説の怪樹は存在した!?」について、一部ヤラセ疑惑が上がっておりますが、yukicchi7さんは、どのような見解ですか?
yukicchi7「
hiroCさん、そして、今ご覧になっている山レコユーザーの皆さん、こんばんは。
えっと、まず、取材班とありますが、隊員はyukicchi7ただ一人であります。会話内容もすべて自問自答であります。誤解を与える書き方をして、申し訳ないと思ってます。
「樽見の怪樹伝説」とありますが、これもでたらめなものです。薄墨桜の威容ぶりに、尾ひれつけて、話を広げてみたものです。
取材班は初めて岩岳を訪れた様な書き出しをしていますが、これも違います。実は二度目です。最初に訪れたとき、別の尾根より、藪漕ぎして岩岳に登りました。ふたつの怪樹はその時に見つけたものです。
ボールペンを落としたのは本当です。結構気に入ってたのに。誰か見つけてください。あとストックのゴムキャップも無くしました。
そして、このレコはヤラセではありません。演出です。ロマンを感じてほしかったのです。
私自身、前回歩いたときより季節は進み、藪は濃く、融合体の樹容も増し、探検気分も五割増となり、大いに楽しみました。(大ヒノキの存在感が薄れましたが)
最後にこのレコをみて、岩岳という超マイナーな山に少しでも関心を持ってくれたら、幸いにと思います。ありがとうございました。」
〜以上にて、yukicchi7氏の釈明会見を終わります
ヤラセと言うのはナンセンス。ロマンですよ
途中に見えた残雪の山はたぶん、能郷白山
左へ伸びる稜線の更に左奥に徳山ダムが隠れている…と思います。
この辺り、有名どころの能郷白山や小津三山(主に権現・花房)、
舟伏山の他にも様々な山があるのだと気づかせてもらえました
そうなんです。ロマンなんです。
惜しむらくは、怪樹たちに素敵な名前を与えたかった・・・
「伝説の怪樹、○○は存在した!」
うん、ロマンが増すなあ。
実は能郷白山も小津三山も歩いたことがない・・・
いつか歩いてみたいですね。
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