天子山地 長者ヶ岳・天子ヶ岳〜田貫湖から白糸の滝

2015年05月30日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.6km
• 登り: 820m
• 下り: 997m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:17

6:57 休暇村富士
7:34 7:34 長者ヶ岳登山口（田貫湖北側）
8:11 8:12 休暇村分岐
9:05 9:16 長者ヶ岳
9:33 9:33 上佐野分岐
9:53 10:15 天子ヶ岳
11:20 11:20 天子ヶ岳登山口（林道出合）
12:14 白糸滝バス停

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「31　富士山」（2012年版）
・山と渓谷社　新・分県登山ガイド21　静岡県の山　「4　長者ヶ岳・天子ヶ岳」

天候

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

横浜町田→新富士　東名・新東名　102.1km　2,200
新富士IC→休暇村富士　約25km
休暇村富士


起点：休暇村富士
終点：白糸滝バス停

白糸滝→休暇村富士　富士急静岡バス　370
休暇村富士→花の湯　約18km

富嶽温泉　花の湯

花の湯→新富士IC　約7km
新富士→横浜町田　新東名・東名　102.1km　2,200

コース状況／危険箇所等

・コース全般危険箇所なし。
・東海自然歩道のコースになっていて、道標も充実している。

その他周辺情報

○温泉　富嶽温泉　花の湯　1,000(1時間まで) 　2.000(1日)　休日料金

写真

5/30 6:55

街路樹のモミジには、もう実が付いている。

5/30 6:56

休暇村富士。
背後はこれから歩く山。

5/30 7:00

休暇村富士の前から湖畔の歩道へ。
4月と8月、ここがダイヤモンド富士の撮影ポイントらしい。

5/30 7:00

静かな湖面で逆さ富士。

5/30 7:03

朝の田貫湖。

5/30 7:08

休暇村富士と背後に天子ヶ岳。

5/30 7:09

対岸には緑の芝生のキャンプ場。

5/30 7:11

やっぱり富士山は早朝が一番。

5/30 7:16

咲き始めのコアジサイがたくさん。

5/30 7:24

湖畔には多くの釣り人。

5/30 7:25

湖畔にある田貫神社。

5/30 7:26

ここの狛犬は両方とも口を開けている。

5/30 7:27

湖上の展望台。

5/30 7:27

湖上の展望台から。
富士山は・・・あらら。

5/30 7:31

田貫湖とこれから登る山並み。

5/30 7:31

ひろ〜い田貫湖。
ここは農業用水の確保のために沼地だった場所を堰き止めて作られた人造湖。
富士五湖に入っていないのはそのためだろうか。

5/30 7:34

湖畔を離れて登山口へ。

5/30 7:40

少し登って道の脇に、境界標かと思ったら三角点だった。
四等三角点、田貫湖。

5/30 7:49

道は東海自然歩道になっていて、整備されたキレイな道。
そして階段も多い・・・

5/30 8:02

しばらく登ると、刈り払われた展望台から富士山が見える。

5/30 8:09

植林帯の切れ間から。

5/30 8:11

さらに登って、休暇村からの道との合流点に展望ポイント。
富士山と、眼下に田貫湖。

5/30 8:12

愛鷹山には雲がかかっている。

5/30 8:12

遠くに浮かんでいるのは、天城山だろうか。

5/30 8:15

大きな若葉。
ホオノキ。

5/30 8:20

しばらく杉の植林帯。

5/30 8:30

杉と緑の境界線。

5/30 8:36

フタリシズカ＋ハエ。
ブンブンと虫がうるさい季節になってきた・・・

5/30 8:37

3本でもフタリシズカ。

5/30 8:49

植林帯が終ると、鮮やかな緑の道。

5/30 9:05

長者ヶ岳の山頂に到着。

5/30 9:05

長者ヶ岳の山頂。
ここは三等三角点。

5/30 9:06

長者ヶ岳からは富士山の展望。
テーブルもあって休憩にはいい場所。

5/30 9:06

だんだん雲が増えてきた。

5/30 9:07

南アルプス側も少し刈り払われていて、いい眺め。

5/30 9:07

北岳。

5/30 9:07

あれは・・・塩見岳？
今日は南アルプスは快晴のようだ。

5/30 9:08

七面山のナナイタガレか。
背後に聖岳。

5/30 9:16

ひと休みして展望を楽しんだら出発。

5/30 9:17

バイケイソウの大きな葉が目立つ。

5/30 9:17

バイケイソウ。
花はまだ先だが、かなり大きくなっている。

5/30 9:18

1メートルを越えるほど大きいものも多くある。

5/30 9:20

モミジの空。

5/30 9:21

今回のコース中では、この長者ヶ岳から天子ヶ岳の間の尾根道が一番心地良かった。

5/30 9:25

雑多な緑。

5/30 9:33

上佐野への分岐。
長者と天子の鞍部。

5/30 9:35

登り返しは、岩がゴロゴロの道。

5/30 9:49

真上の緑。

5/30 9:53

なだらかなピークを過ぎて、緩やか下り始めたところに山頂の標示があった。

5/30 9:53

天子ヶ岳の山頂はピーク感がない。

5/30 9:55

山頂広場の片隅に、小さな祠。

5/30 9:57

案内に従って、すぐ近くの富士見台へ。

5/30 9:58

富士見台から。
もうすぐ山頂が雲に呑み込まれそう。

5/30 10:03

山頂ズーム。
大沢崩れが正面に見える。

5/30 10:05

なんだかもの凄い雲が迫っているようだ。

5/30 10:08

山頂広場にある「瓔珞つつじ」の伝説がある木。

5/30 10:08

「瓔珞」は装身具。
姫が亡くなって瓔珞とともにここに埋葬したところ、瓔珞からこの木が芽吹いた、という伝説。

5/30 10:11

そこから「瓔珞つつじ」と呼ばれるようになったとか。

5/30 10:12

別名、風鈴つつじ。

5/30 10:14

その正体は、サラサドウダン。

5/30 10:15

天子ヶ岳の山頂は展望は少ないが、広い山頂。

5/30 10:16

天子ヶ岳の山頂周辺にも、バイケイソウの大群落。

5/30 10:19

一声鳴いては、他の木に飛び移り、というのを何度も繰り返して、なかなか撮らせてくれない。
で、結局これだけ・・・

5/30 10:21

この分岐を過ぎると、急斜面の下りに変わる。

5/30 10:27

見上げるとホオノキ。

5/30 10:34

短いジグザグを延々と下っていく。
不意に開けると、正面に富士山。

5/30 10:38

星型の5枚葉。

5/30 10:47

もうすぐ開きそうなコアジサイ。

5/30 10:49

急斜面が終ると、一転して広くて歩きやすい道になる。
植えられたものなのか、一定間隔に桜がある。

5/30 10:53

ミズナラの若葉。

5/30 10:58

コアジサイ。
咲き始めているものもある。

5/30 11:02

なぜだかとてもキレイな道。

5/30 11:04

フタリシズカ4本盛り。

5/30 11:15

木の合間から富士山。
雲に囲まれているが、まだ持ちこたえている。

5/30 11:15

ガイドロープに従って・・・

5/30 11:20

林道の登山口に到着。

5/30 11:21

この林道を行けば田貫湖に戻れる。
が、今回は白糸の滝へ行くので林道を横断。

5/30 11:25

コアジサイ。
鮮やかな紫色。

5/30 11:27

しばらく平坦な、こういう道を行く。

5/30 11:39

再び舗装路に飛び出すと、ここから先は舗装路を行く。

5/30 11:41

道の脇には、シダの楽園。

5/30 11:43

カワトンボ。

5/30 11:44

アサマイチモンジ、かな？

5/30 11:45

大きな鳥居があったので行ってみると、ひっそりと白山神社。

5/30 11:48

ここで広い道に出る。

5/30 11:49

水田と天子ヶ岳。

5/30 11:52

振り返ると天子ヶ岳と長者ヶ岳。
あそこから下りてきたのか〜

5/30 11:55

佐折の石幢（させつのせきどう）
「佐折」はここの地名。
「石幢」の部分が判然としない。

5/30 11:58

水田と富士山。

5/30 11:59

水路はもの凄い水量。

5/30 12:05

麓の町からは富士山が大きく見える。
「そびえる」という言葉がぴったりな感じ。

5/30 12:08

この辺りは標高は500mを越えている高地だが、富士の山頂はまだ遥か上。
富士の山頂まで標高差3200メートル。

5/30 12:14

白糸滝のバス停に到着。
バスは少なめで1日4〜5本。
次のバスは1時間20分後。
でもこれは狙い通り。
この間に白糸の滝を観光する。

5/30 12:16

白糸の滝の上部にある「お鬚水」。
源頼朝が、水面に映った顔を見ながら鬚を直したとか。

5/30 12:19

滝上部にある展望台から。
水の色が素晴らしい。

5/30 12:20

滝の飛沫で薄く虹が架かっている。

5/30 12:29

無理やり滝と富士山。

5/30 12:30

ちょっとスローシャッターで。

5/30 12:41

下の展望台まで下りてきた。

5/3 8:33

【14年前】
白糸の滝には14年前に一度観光で来たことがあり、これはその時の写真。
左隅の建物は今はなく、展望台がキレイに整備されている。

5/30 12:55

壁一面に、びっしりとユキノシタ。
舌が短め。

5/30 12:56

白糸の滝全体。
いったい地面の下にはどれだけの水が流れているのか。

5/30 12:59

5/30 13:03

5/30 13:06

売店の裏手から、音止の滝が遠くに見える。

5/30 13:08

売店前の展望台から。
ずいぶんキレイに整備されている。

5/30 13:10

音止の滝。
虹がくっきり。

5/30 13:14

売店でコーラを頼むと、ベットボトルによく冷えたグラスも付けてくれた。
これで150円。

5/30 13:17

そして、富士宮やきそば。

5/30 13:27

雲が少なくなって笠を被っている。

5/30 13:28

橋の向こうも気になるけれど、バスの時間が近いのでまたいずれ。

5/30 13:31

最近毎週食べてる気がするが・・・

5/30 13:37

バス停前で、筋雲の空。

5/30 13:58

バスに乗って休暇村富士に戻ってきた。
ここは日帰り入浴もあるのだが・・・13:30で受付終了。
一応入れないか聞いてみたけど、やっぱりダメだった・・・

5/30 13:58

駐車場の前から。

5/30 14:32

温泉は車で移動して、花の湯へ。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

C-2100 Ultra Zoom オリンパス

感想

WashiTabi

本当は八ツに行く予定だったが・・・
予報では天気が下り坂でモチベーションが下がり気味。（結果的には天気は良かったけれど）
さらに、仕事で帰りが遅くなってしまい、早起きできそうにないので急遽予定を変更。
それなりに近いところで、朝の少しだけでも富士山が見られれば、と思って田貫湖を起点にして長者ヶ岳と天子ヶ岳を経て白糸の滝に下るコースにした。

結果的には、天気は朝から快晴。
昼頃には筋雲が多く出てきたものの、富士山は始終見えていた。
そして、田貫湖からの富士山は予想以上に素晴らしかった。
ダイヤモンド富士の撮影スポットとして有名だけど、そうでなくても朝の静かな湖面に映る富士山はなかなかのもの。
周回できる歩道も整備してあるし、休暇村富士とか湖畔のキャンプ場で一泊すれば、朝夕ともに絶景の富士山が楽しめそう。

長者ヶ岳と天子ヶ岳は、富士山が間近にありながら、展望は意外に少ない。
所々で木を刈り払って展望ポイントを作ってあり、そこからの景色は素晴らしい。
逆に、多くが樹林の中の道なので、今頃の新緑と、紅葉の頃も良さそう。
長者ヶ岳と天子ヶ岳をつなぐ稜線が一番心地よい道だった。
道は東海自然歩道に含まれていて、よく整備された歩きやすい道。

花はちょうど春から夏への入れ替わりの頃なのか、少なめ。
ミツバツツジもヤマツツジも、もうすっかり終わっていて、麓近くには咲き始めたばかりのコアジサイが多かった。
あとは、中腹にフタリシズカ、稜線上にはまだ咲いていないバイケイソウが目立って多かった。

最後は白糸の滝。
ここは14年前に観光で訪れて以来。
滝そのものは昔と変わらないが、周辺の展望台がキレイに整備されていてすっかり変わっていた。
そして、連休でもない普通の休日でも、けっこう観光客が多かった。
その分、売店などもたくさんあって、ゴール地点にするには最適。

白糸の滝に車を置いてから最初にバスで田貫湖に移動するのが理想的だが、白糸の滝の駐車場は有料がほとんど。
そして早朝には閉まっている駐車場が多く、バスの時間もそれほど早くないので、スタート時間が遅くなってしまう。
なので、早朝の富士山を狙うなら、田貫湖に車を置いてここを起点にした方がいい。
ただこの場合、白糸の滝からのバスの時間を気にしないといけくなるが。

さて、これから不安定ですっきりしない天気が多くなりそう。
晴れていれば歩きたい場所はいくらでもあるのだけれど・・・
曇／雨でも楽しめそうなコースを見つけておかなければ・・・

○すべての写真（Googleフォト）
https://goo.gl/photos/bb6wZ7GxHxKA8tUw5