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天子ヶ岳(てんしがたけ)

都道府県 静岡県
最終更新:silverfrost
基本情報
標高 1330m
場所 北緯35度19分44秒, 東経138度32分11秒
カシミール3D
▼山名の由来(山梨県の地名p780 平凡社1995より)
弘安元年(1278年)8月14日の日蓮書状(日蓮聖人遺文)で身延山の位置を示すうちに、「ひんかしにはてんしのたけ、つねにひをみる」と記される。山頂にはヨウラクツツジ(瓔珞躑躅)が植生し石祠祀られているが、このツツジの枝を折って持ち帰ると必ず嵐になると伝えている。都の高貴な姫が初夢のお告げによって猪之頭(現富士宮市)に住む貧乏な炭焼藤次郎のもとに嫁いだ。藤次郎の炭焼窯の周囲には黄金がころがっており、姫は一夜にして長者になった。しかし晩年、姫が亡くなる際に都のみえる高い場所に葬ってくれと遺言し、山頂に埋葬された。ツツジは姫が身に着けていた瓔珞が成長したものという。水神は女性にたとえられるから、都の姫は水神の化身ではなかったろうか。長者のモチーフは、むしろ長者ヶ岳にまつわる話であったと思われる。
山頂
展望ポイント

山の解説 - [出典:Wikipedia]

天子ヶ岳(てんしがたけ)は、静岡県富士宮市と山梨県南巨摩郡南部町の県境に位置する標高1,330mの山である。
天子山地に属し、希少種としてアシタカツツジの自生が確認されている。
名称の由来としては、天子の皇女を葬送した場所であることから天子ヶ岳と名付けられたとされる。また別名としてきりう山とも呼称されていた。
霊場身延山に隣接するため、その関わりで言及される例も多い。古い記録としては日蓮の文永12年(1275年)の書簡に「身延の嶺と申大山あり、東は天子の嶺…」とあり、同年の書簡に「此山の体たらくは、西は七面の山、東は天子のたけ…」とある。他、弘安元年(1278年)の書簡には「天子がたけ」とある。
また近世に成立した身延山の霊場として「五嶽・八渓」があり、天子ヶ岳は五嶽に数えられている望月真澄「江戸庶民の身延山巡拝―法華信仰の形態を探る―」『近世民衆宗教と旅』、
法蔵館、2010、109-110頁

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