記録ID: 664088
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ハイキング
中国
岡山市 吉備中山 アジサイと古代遺跡
2015年06月21日(日) [日帰り]
Machapuchare
その他1人
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 03:12
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 359m
- 下り
- 343m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 3:13
9:36
5分
吉備津神社駐車場
9:41
10:00
18分
吉備津神社
10:18
10:18
4分
中山茶臼山古墳
10:22
10:25
11分
穴観音
10:36
10:36
6分
石舟古墳
10:42
10:44
14分
石舟古墳群1号墳
10:58
11:03
25分
夫婦岩遺跡
11:28
11:30
5分
鏡岩
11:35
11:38
23分
八畳岩
12:01
12:14
7分
吉備中山龍王山頂上
12:21
12:21
12分
天柱岩
12:33
12:39
10分
福田海
12:49
吉備津神社駐車場
吉備中山 紫陽花と古代遺跡を尋ねるコース
歩行距離7�辧∧盥垰�間2時間、歩行数12,500歩
歩行距離7�辧∧盥垰�間2時間、歩行数12,500歩
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
今回のルートは「吉備の中山を守る会」がHP上に掲載している吉備の中山散策マップを参考にしました。吉備津彦神社で販売されています。詳細図ではありませんので地形や距離が読めませんが、分岐で道標がついているところが多いので、このマップでも十分です。 粘土の上に苔が生え落ち葉が積もった日陰の道がほとんどのため、雨が降った直後の今回は非常に滑りやすい状況でした。運動靴だったため、通常よりもかなり時間がかかってしまいました。好天が続いていれば運動靴でも大丈夫なほど安全な道が多いのですが、雨が止んだ後の一日以内の山登りは登山靴かそれに準じる靴が必要となります。天柱岩に向かう道は急なためロープがありますが、地面が乾いていればいらないほどです。 石舟古墳や夫婦岩のある辺り一帯は訪れる人が少ないせいか、道が不明瞭になるところがいくつかあります。ただし、道の分岐に道標があるので、最終的には行きたい所に辿りつけると思います。 |
| その他周辺情報 | 吉備中山の山麓に“一宮（＝最も社格の高い神社）”が二社もあります。一つは備前国の一宮「吉備津彦神社」、そしてもう一つは備中国の一宮「吉備津神社」。二社も一宮を有する山は全国広しとはいえ、吉備中山だけです。 天武天皇の頃に吉備国は備前と備中に分国され、その境とされたのが吉備中山でした。両国はそれぞれのもっとも大切な神祭りの場（＝一宮）をこの山の麓に設けました。またこの辺りは吉備津、津寺、平津、楢津などの地名から考えられるように昔は港（＝津）があり、舟がこの地まで来て、吉備の中山を目印にそこからいろいろな進路を取ったのでしょう。実際に吉備中山は東西南北どの方向からも見える独立した山塊です。 二つの一宮も含め知れば知るほど味わい深い山域です。そういえば近くに中山（ちゅうざん）小学校・中学校や県立一宮（いちのみや）高校もあります。 |
写真
01吉備津神社駐車場
参拝客が多い神社ですので、車を約100台停めるスペースがあります。
参拝客が多い神社ですので、車を約100台停めるスペースがあります。
02駐車場の犬養毅銅像犬養毅は安政2年（1855年）に備中国庭瀬村（現在の岡山市川入）に生まれ、昭和6年総理大臣となり、翌昭和7年5・15事件で過激派のために官邸にて暗殺されました。
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02駐車場の犬養毅銅像
犬養毅は安政2年（1855年）に備中国庭瀬村（現在の岡山市川入）に生まれ、昭和6年総理大臣となり、翌昭和7年5・15事件で過激派のために官邸にて暗殺されました。
犬養毅は安政2年（1855年）に備中国庭瀬村（現在の岡山市川入）に生まれ、昭和6年総理大臣となり、翌昭和7年5・15事件で過激派のために官邸にて暗殺されました。
03駐車場隣の宇賀神社
吉備国最古の吉備神が祀られています。商売の神（お稲荷様）として崇められています。
吉備国最古の吉備神が祀られています。商売の神（お稲荷様）として崇められています。
04吉備津神社あじさい園入口
岡山県でも有数の紫陽花スポットです。約1500株の色とりどりの紫陽花が植えられています。
岡山県でも有数の紫陽花スポットです。約1500株の色とりどりの紫陽花が植えられています。
05あじさい1
あじさい園の階段を登っていくと、中にせり出してくるようにたくさんの紫陽花が咲いていました。雨上がりで肩が濡れるほどでした。
あじさい園の階段を登っていくと、中にせり出してくるようにたくさんの紫陽花が咲いていました。雨上がりで肩が濡れるほどでした。
06あじさい2
このような淡い青系のものが多かったように思います。これからさらに色づいてくるのでしょうか。
このような淡い青系のものが多かったように思います。これからさらに色づいてくるのでしょうか。
07あじさい3
園内はほとんど日陰になっていましたが、ここは光が当たってきれいでした。
園内はほとんど日陰になっていましたが、ここは光が当たってきれいでした。
08あじさい4
ガクアジサイはつぼみが多く、これからのようでした。園内全体では7割ほどの色づきで、これからますますきれいになりそうです。
ガクアジサイはつぼみが多く、これからのようでした。園内全体では7割ほどの色づきで、これからますますきれいになりそうです。
09吉備津神社一童社の前一童社は学問・芸能の神様をお祀りしており、進学を目指す人がお参りされていたので撮影はやめました。入口近くのトンネル内には桃太郎の絵が描かれた絵馬がぎっしりと詰まっていました。背景は本殿拝殿です。
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09吉備津神社一童社の前
一童社は学問・芸能の神様をお祀りしており、進学を目指す人がお参りされていたので撮影はやめました。入口近くのトンネル内には桃太郎の絵が描かれた絵馬がぎっしりと詰まっていました。背景は本殿拝殿です。
一童社は学問・芸能の神様をお祀りしており、進学を目指す人がお参りされていたので撮影はやめました。入口近くのトンネル内には桃太郎の絵が描かれた絵馬がぎっしりと詰まっていました。背景は本殿拝殿です。
10吉備津神社本殿拝殿国宝です。京都の八坂神社につぐ大きさがあり、また出雲大社の約2倍以上の広さがあります。現在のものは将軍足利義満の時代に約25年の歳月をかけて応永32年(1425)に再建されたものです。
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10吉備津神社本殿拝殿
国宝です。京都の八坂神社につぐ大きさがあり、また出雲大社の約2倍以上の広さがあります。現在のものは将軍足利義満の時代に約25年の歳月をかけて応永32年(1425)に再建されたものです。
国宝です。京都の八坂神社につぐ大きさがあり、また出雲大社の約2倍以上の広さがあります。現在のものは将軍足利義満の時代に約25年の歳月をかけて応永32年(1425)に再建されたものです。
11吉備津神社廻廊全長360mにも及び、自然の地形そのままに一直線に建てられています。鳴釜神事で有名な御釜殿は撮影禁止で、しかも神事が始まる直前だったようなのでスルーしました。
11吉備津神社廻廊
全長360mにも及び、自然の地形そのままに一直線に建てられています。鳴釜神事で有名な御釜殿は撮影禁止で、しかも神事が始まる直前だったようなのでスルーしました。
全長360mにも及び、自然の地形そのままに一直線に建てられています。鳴釜神事で有名な御釜殿は撮影禁止で、しかも神事が始まる直前だったようなのでスルーしました。
12宇賀神社明治以前には宇賀神、さらに前には弁財天が祀られていたそうです。いずれも五穀豊穣をもたらす神様です。そばには枝垂桜が植えられており3月末から4月初旬には素晴らしい桜を見ることができます。
1
12宇賀神社
明治以前には宇賀神、さらに前には弁財天が祀られていたそうです。いずれも五穀豊穣をもたらす神様です。そばには枝垂桜が植えられており3月末から4月初旬には素晴らしい桜を見ることができます。
明治以前には宇賀神、さらに前には弁財天が祀られていたそうです。いずれも五穀豊穣をもたらす神様です。そばには枝垂桜が植えられており3月末から4月初旬には素晴らしい桜を見ることができます。
13吉備津神社旧入口旧官幣中社の表示がありました。官幣（かんぺい）社とは神祇官より奉幣を受けていた神社のことで延喜式による社格制度によって社格が決められていました。同格に太宰府天満宮、北野天満宮、厳島神社があります。
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13吉備津神社旧入口
旧官幣中社の表示がありました。官幣（かんぺい）社とは神祇官より奉幣を受けていた神社のことで延喜式による社格制度によって社格が決められていました。同格に太宰府天満宮、北野天満宮、厳島神社があります。
旧官幣中社の表示がありました。官幣（かんぺい）社とは神祇官より奉幣を受けていた神社のことで延喜式による社格制度によって社格が決められていました。同格に太宰府天満宮、北野天満宮、厳島神社があります。
14吉備中山参道
吉備津神社の南端＜写真13＞から南東に延びている沢沿いの道は暑い日でも涼しく快適な参道です。途中から車道に合流します。
吉備津神社の南端＜写真13＞から南東に延びている沢沿いの道は暑い日でも涼しく快適な参道です。途中から車道に合流します。
15中山茶臼山古墳全長約120m、後円部径約80m、後円部高約12m、前方部長40mの古墳時代前期の前方後円墳です。現在、大吉備津彦命（おおきびつひこのみこと）の陵墓として宮内庁が管理しており、周辺は立ち入り禁止です。
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15中山茶臼山古墳
全長約120m、後円部径約80m、後円部高約12m、前方部長40mの古墳時代前期の前方後円墳です。現在、大吉備津彦命（おおきびつひこのみこと）の陵墓として宮内庁が管理しており、周辺は立ち入り禁止です。
全長約120m、後円部径約80m、後円部高約12m、前方部長40mの古墳時代前期の前方後円墳です。現在、大吉備津彦命（おおきびつひこのみこと）の陵墓として宮内庁が管理しており、周辺は立ち入り禁止です。
16穴観音この岩石群は中山茶臼山古墳築造時（5世紀頃）から円墳部前にあり、原始的祭祀行事の場と思われ、正面の仏像は観世音菩薩ではなく、大日如来像とも云われています。ここだけは扉を開けてお参りできました。
16穴観音
この岩石群は中山茶臼山古墳築造時（5世紀頃）から円墳部前にあり、原始的祭祀行事の場と思われ、正面の仏像は観世音菩薩ではなく、大日如来像とも云われています。ここだけは扉を開けてお参りできました。
この岩石群は中山茶臼山古墳築造時（5世紀頃）から円墳部前にあり、原始的祭祀行事の場と思われ、正面の仏像は観世音菩薩ではなく、大日如来像とも云われています。ここだけは扉を開けてお参りできました。
17穴観音の穴主石と考えられる花崗岩の正面を船形に彫り沈めて仏像を半肉に現し、石の左側面には口径20cm、深さ16cm、底径4cmほどの穴が窺われています。耳を当てると観音様のお声が聞こえるといわれていますが、信心深くないもので・・・。
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17穴観音の穴
主石と考えられる花崗岩の正面を船形に彫り沈めて仏像を半肉に現し、石の左側面には口径20cm、深さ16cm、底径4cmほどの穴が窺われています。耳を当てると観音様のお声が聞こえるといわれていますが、信心深くないもので・・・。
主石と考えられる花崗岩の正面を船形に彫り沈めて仏像を半肉に現し、石の左側面には口径20cm、深さ16cm、底径4cmほどの穴が窺われています。耳を当てると観音様のお声が聞こえるといわれていますが、信心深くないもので・・・。
18石舟古墳
6世紀頃に造られた横穴式石室で吉備津彦命に敗れた温羅（うら）の墓とも云われています。
6世紀頃に造られた横穴式石室で吉備津彦命に敗れた温羅（うら）の墓とも云われています。
19石舟古墳石室
石室の中の石棺の水は潮の干満によって量が変わるようです。石棺の蓋の一部はJR一宮駅のプラットフォームにあります。
石室の中の石棺の水は潮の干満によって量が変わるようです。石棺の蓋の一部はJR一宮駅のプラットフォームにあります。
21石舟古墳群1号墳内部
わずかな隙間から石室内を垣間見ることができました。
わずかな隙間から石室内を垣間見ることができました。
22夫婦（めおと）岩遺跡
文字通り二つの大岩が並んでいました。磐座（いわくら）ですが詳細は不明です。
文字通り二つの大岩が並んでいました。磐座（いわくら）ですが詳細は不明です。
23夫婦岩夫？
勝手にこっち（谷側から向かって左）の岩を夫に見たてました(*_*)
勝手にこっち（谷側から向かって左）の岩を夫に見たてました(*_*)
24夫婦岩妻？
勝手にこっち（谷側から向かって右）の岩を妻に見たてました(*_*)
勝手にこっち（谷側から向かって右）の岩を妻に見たてました(*_*)
25お休み岩
吉備の中山に鎮座される神様が麓に降りられる途中、この岩に腰掛けて休憩をされたという言い伝えがあります。
吉備の中山に鎮座される神様が麓に降りられる途中、この岩に腰掛けて休憩をされたという言い伝えがあります。
26環状石籬（せきり）
自然の石が環状に配置されたいわゆるストーンサークルだと考えられています。ただし、疑問視する声もあります。
自然の石が環状に配置されたいわゆるストーンサークルだと考えられています。ただし、疑問視する声もあります。
27モンキアゲハ
日本最大級のチョウで、後翅（こうし）に黄白色の大きな斑紋があるのが特徴です。
日本最大級のチョウで、後翅（こうし）に黄白色の大きな斑紋があるのが特徴です。
28鏡岩
表面が大きな鏡のようにまっ平らなことからそう名付けられたようです。周辺には巨岩が一列に並んでいました。
表面が大きな鏡のようにまっ平らなことからそう名付けられたようです。周辺には巨岩が一列に並んでいました。
29八畳岩
八畳岩の北側根元部分から、かなりの数の土師器（はじき）の破片が出土したようです。ここで祭祀が行われていたのでしょう。
八畳岩の北側根元部分から、かなりの数の土師器（はじき）の破片が出土したようです。ここで祭祀が行われていたのでしょう。
30八畳岩上面
八畳岩の天井部は文字通り八畳はありそうです。ここも周辺は岩だらけでした。
八畳岩の天井部は文字通り八畳はありそうです。ここも周辺は岩だらけでした。
31八畳岩古墳
内部は埋没していました。岡山県の文化財データにはなく、詳細は不明です。
内部は埋没していました。岡山県の文化財データにはなく、詳細は不明です。
32ダイボーの足跡縦横ともに20mの大きな窪地で大きなお坊さん（大坊）の足跡と言い伝えられています。もしかして吉備版ダイダラボッチ？人間の足のサイズと比べてみました(+_+)
32ダイボーの足跡
縦横ともに20mの大きな窪地で大きなお坊さん（大坊）の足跡と言い伝えられています。もしかして吉備版ダイダラボッチ？人間の足のサイズと比べてみました(+_+)
縦横ともに20mの大きな窪地で大きなお坊さん（大坊）の足跡と言い伝えられています。もしかして吉備版ダイダラボッチ？人間の足のサイズと比べてみました(+_+)
33元宮磐座
吉備津彦神社では、この岩が神社が建てられる前の元のお宮と考え、元宮磐座（もとみやいわくら）と名前を付け祀っています。
吉備津彦神社では、この岩が神社が建てられる前の元のお宮と考え、元宮磐座（もとみやいわくら）と名前を付け祀っています。
34経塚（きょうづか）遺跡末法思想に基づき、再び仏教が興隆するのを願い、経典を永く後世に伝えるために塚を築いたのが経塚の始まりです。ここから2個の鋳銅製の経筒が発見されました。
1
34経塚（きょうづか）遺跡
末法思想に基づき、再び仏教が興隆するのを願い、経典を永く後世に伝えるために塚を築いたのが経塚の始まりです。ここから2個の鋳銅製の経筒が発見されました。
末法思想に基づき、再び仏教が興隆するのを願い、経典を永く後世に伝えるために塚を築いたのが経塚の始まりです。ここから2個の鋳銅製の経筒が発見されました。
35吉備中山頂上＆八大龍王山頂の正式名は「吉備の中山龍王山」で標高170mです。山頂には八大龍王を祀る龍神社があり、吉備津彦神社の末社となっています。ここで雨乞いが行われたのでしょう。
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35吉備中山頂上＆八大龍王
山頂の正式名は「吉備の中山龍王山」で標高170mです。山頂には八大龍王を祀る龍神社があり、吉備津彦神社の末社となっています。ここで雨乞いが行われたのでしょう。
山頂の正式名は「吉備の中山龍王山」で標高170mです。山頂には八大龍王を祀る龍神社があり、吉備津彦神社の末社となっています。ここで雨乞いが行われたのでしょう。
36山頂から岡山市南方面真ん中に白い岡山ドームが見え、背後に剣山、貝殻山、八丈岩山などの児島湾に面した山々が見えます。龍王山山頂周辺はツバメの若鳥が多数飛びまわってにぎやかでした。
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36山頂から岡山市南方面
真ん中に白い岡山ドームが見え、背後に剣山、貝殻山、八丈岩山などの児島湾に面した山々が見えます。龍王山山頂周辺はツバメの若鳥が多数飛びまわってにぎやかでした。
真ん中に白い岡山ドームが見え、背後に剣山、貝殻山、八丈岩山などの児島湾に面した山々が見えます。龍王山山頂周辺はツバメの若鳥が多数飛びまわってにぎやかでした。
37山頂から岡山市南東方面
手前に矢坂山、背後に操山（みさおやま）や芥子山（けしごやま）などが見えます。
手前に矢坂山、背後に操山（みさおやま）や芥子山（けしごやま）などが見えます。
38天柱岩展望
麓の吉備津集落からも仰ぎ見ることができます。古代や中世に山の麓に住んでいた人が崇めていた岩なのでしょう。
麓の吉備津集落からも仰ぎ見ることができます。古代や中世に山の麓に住んでいた人が崇めていた岩なのでしょう。
39天柱岩
根元から鎌倉時代に祭祀として用いられた土師器（はじき）が出土していることから、この岩は磐座（いわくら）の可能性があります。
根元から鎌倉時代に祭祀として用いられた土師器（はじき）が出土していることから、この岩は磐座（いわくら）の可能性があります。
40天柱の文字
山麓の宗教団体、福田海（ふくでんかい）の先生が岩に「天柱」の文字を刻み、以後「天柱岩」と呼ばれるようになりました。
山麓の宗教団体、福田海（ふくでんかい）の先生が岩に「天柱」の文字を刻み、以後「天柱岩」と呼ばれるようになりました。
41福田海弥勒道場福田海（ふくでんかい）は吉備津彦神社と吉備津神社を結ぶ古道の途中にあります。中山通幽という人が始めた宗派のようです。広い敷地内には牛魂供養のために牛の鼻輪を積み上げたはなぐり塚があります。お参りは有料です。
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41福田海弥勒道場
福田海（ふくでんかい）は吉備津彦神社と吉備津神社を結ぶ古道の途中にあります。中山通幽という人が始めた宗派のようです。広い敷地内には牛魂供養のために牛の鼻輪を積み上げたはなぐり塚があります。お参りは有料です。
福田海（ふくでんかい）は吉備津彦神社と吉備津神社を結ぶ古道の途中にあります。中山通幽という人が始めた宗派のようです。広い敷地内には牛魂供養のために牛の鼻輪を積み上げたはなぐり塚があります。お参りは有料です。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計（防水）
タオル
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（山使用可能）
eTrex30（GPSナビゲーター）
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感想
最近は梅雨のせいか休みの日に天候に恵まれることが少なくなりました。今回も当初は県北行きを計画していましたが、前日に大雨警報が出る始末でしたので、昼間だけ天候が安定し、近場の山で、いざという時のエスケープルートが多い吉備中山を訪ねることにしました。
一筆書きコースをとりにくい山域なので、事前にコース設定もせずに、見たいスポットを適当に歩くことにしました。「吉備の中山を守る会」の努力のせいでしょうか、ほとんど地図がなくても目的地まで容易にたどり着くことができるほど、道と道標が整備されていました。また、天柱岩の急な上り下りにはロープが張ってあり、安全にも配慮されていました。
古今和歌集に「まがねふく 吉備の中山 帯にせる 細谷川の 音のさやけさ」という歌が詠まれています。吉備の中山は文字通り吉備の国の中心に位置している聖なる神体山で、港があり、吉備津彦の本拠地でした。南側には庭瀬（地名）があり、かつてこの山が島であったことを物語っています。また庭瀬という地名も神の山の前の海の瀬という意味だと考えられています。
その吉備の中山の東側の麓には備前国の一宮の吉備津彦神社が、西側の麓に備中国の一宮の吉備津神社が鎮座しています。一つの山に二つの一宮は全国にも他に例がなく、吉備における最も聖なる山であり、分国されるとき二つの国がそれぞれの国の神の山と主張したのでしょう。これほど歌にふさわしい山はありません。
さらに、吉備の中山には磐座（いわくら）や古墳、遺跡、史跡、伝承などがたくさんあります。今回訪れたものは、その中の一部にしかすぎません。うかつにもご神体である磐座に何度も触れてしまいました。(*_*)こうなってくると、ちょっとした奇岩や塚があると、すべて神に通ずるものに見えてきます。まさに神秘的な山域だと思います。
当初は紫陽花の見物がメインでした。実際に吉備津神社にはたくさんの紫陽花が程よい頃を迎えており、目を楽しませてくれました。特に雨後の紫陽花は魅力的でした。古代遺跡はそんなに期待はしていませんでした。それは予備知識の少なさも要因でした。ところが、各遺跡には必ずと言っていいほど解説掲示があり、吉備中山の奥深さを知りました。知れば知るほど、この山域に対する興味が増し、再訪したいという思いが募りました。
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