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Yamareco

記録ID: 6751453
全員に公開
ハイキング
近畿

GW南紀廃集落1 古座川 高原の峯

2024年05月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:12
距離
3.1km
登り
347m
下り
340m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:12
休憩
0:00
合計
2:12
5:47
132
スタート地点
7:59
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
コース状況/
危険箇所等
明瞭な道があって登りやすい。
下の動画に登山道の様子が撮影されている
https://youtu.be/L-XX9-wu5Kk?si=PIQi36_6mt2X66z7
その他周辺情報 温泉は七川ダム下の美女湯温泉、トイレは七川総合センターふるさと(24h)など
せっかくのゴールデンウィークということで古座川まで遠征してきました。高原の峯への取り付きは舗装林道で川を渡ってすぐの中玉神社の脇の「成川高原峯、鳴石これより20分登山」の案内があるところです。
2024年05月03日 05:47撮影
5/3 5:47
せっかくのゴールデンウィークということで古座川まで遠征してきました。高原の峯への取り付きは舗装林道で川を渡ってすぐの中玉神社の脇の「成川高原峯、鳴石これより20分登山」の案内があるところです。
きちんとした道があります。
2024年05月03日 05:50撮影
5/3 5:50
きちんとした道があります。
古道らしくなってきました
2024年05月03日 05:56撮影
5/3 5:56
古道らしくなってきました
巨岩があります。古座川町名物の鳴石だそうで、耳を近づけると川の音が聞こえることが由来だそうです。左の「令和6・3・14」は林業用のものだと思われます。
2024年05月03日 05:58撮影
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5/3 5:58
巨岩があります。古座川町名物の鳴石だそうで、耳を近づけると川の音が聞こえることが由来だそうです。左の「令和6・3・14」は林業用のものだと思われます。
鳴石から右の方に寄り道すると松根の集落が見える展望地があります。まだ朝6時
2024年05月03日 06:00撮影
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5/3 6:00
鳴石から右の方に寄り道すると松根の集落が見える展望地があります。まだ朝6時
それからすぐ高原の峯の農地跡が見えてきます。当時ここは明るく開けた場所で田んぼとして利用されていたのでしょう
2024年05月03日 06:14撮影
5/3 6:14
それからすぐ高原の峯の農地跡が見えてきます。当時ここは明るく開けた場所で田んぼとして利用されていたのでしょう
まずは集落の上の方に行ってみます
2024年05月03日 06:27撮影
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まずは集落の上の方に行ってみます
石を積んで作った塀があります。これは他の場所でも見ましたが、獣害対策として使われていたのでしょうか
2024年05月03日 06:29撮影
5/3 6:29
石を積んで作った塀があります。これは他の場所でも見ましたが、獣害対策として使われていたのでしょうか
集落を取り囲むように塀が長く続いていました
2024年05月03日 06:31撮影
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5/3 6:31
集落を取り囲むように塀が長く続いていました
ここから屋敷跡を探していきます。図の赤い四角は旧版地形図から「ここらへんかな?」という感じで書き加えた屋敷跡、薄い赤線は和歌山県森林基本図(2500分の1)に記された登山道です。
屋敷跡は全部で7つあるようです。
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ここから屋敷跡を探していきます。図の赤い四角は旧版地形図から「ここらへんかな?」という感じで書き加えた屋敷跡、薄い赤線は和歌山県森林基本図(2500分の1)に記された登山道です。
屋敷跡は全部で7つあるようです。
まずは1の屋敷跡。玄関からしっかりとしています。建物の残骸は跡形もなく土に還っているようです
2024年05月03日 06:46撮影
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まずは1の屋敷跡。玄関からしっかりとしています。建物の残骸は跡形もなく土に還っているようです
農地跡と違って石の基礎があるのでそれと分かります
2024年05月03日 06:47撮影
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農地跡と違って石の基礎があるのでそれと分かります
地図に書いたように、1の屋敷跡から北の方に登山道が伸びています。こちらは尾根を下って下界に降りているようですが、そこから川を渡って林道に復帰できるか分からないので行きませんでした。
2024年05月03日 06:53撮影
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5/3 6:53
地図に書いたように、1の屋敷跡から北の方に登山道が伸びています。こちらは尾根を下って下界に降りているようですが、そこから川を渡って林道に復帰できるか分からないので行きませんでした。
だいぶ続いてそうです
2024年05月03日 06:55撮影
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5/3 6:55
だいぶ続いてそうです
少し標高を下げたところにやや展望地。このあたりに5の屋敷跡があるようですが見つけられませんでした
2024年05月03日 07:00撮影
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5/3 7:00
少し標高を下げたところにやや展望地。このあたりに5の屋敷跡があるようですが見つけられませんでした
次に2の屋敷跡。やはり入口がしっかりとした作りになっています
2024年05月03日 07:10撮影
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5/3 7:10
次に2の屋敷跡。やはり入口がしっかりとした作りになっています
瓦が残っていますが、他に家の残骸はありません
2024年05月03日 07:11撮影
5/3 7:11
瓦が残っていますが、他に家の残骸はありません
いろいろ投げ込まれていました
2024年05月03日 07:13撮影
5/3 7:13
いろいろ投げ込まれていました
当時の様子をぜひ見てみたいものです
2024年05月03日 07:16撮影
5/3 7:16
当時の様子をぜひ見てみたいものです
次に3の屋敷跡
2024年05月03日 07:19撮影
5/3 7:19
次に3の屋敷跡
どの屋敷跡もこのように瓶が逆さにして1列に差し込まれていましたがなんの役割があるのでしょう。獣避けにでもなるのでしょうか
2024年05月03日 07:19撮影
5/3 7:19
どの屋敷跡もこのように瓶が逆さにして1列に差し込まれていましたがなんの役割があるのでしょう。獣避けにでもなるのでしょうか
お墓があったので手を合わせておきました
2024年05月03日 07:26撮影
5/3 7:26
お墓があったので手を合わせておきました
そして4の屋敷跡。洗濯機みたいなのが残っているのと、ここも真ん中に石の基礎があります
2024年05月03日 07:27撮影
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そして4の屋敷跡。洗濯機みたいなのが残っているのと、ここも真ん中に石の基礎があります
これはなんでしょう
2024年05月03日 07:29撮影
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5/3 7:29
これはなんでしょう
こちらは耕運機でしょうか
2024年05月03日 07:30撮影
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こちらは耕運機でしょうか
下の方は石垣がなくなだらかな斜面になっていますがここはどのように利用されていたのでしょうか
2024年05月03日 07:36撮影
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5/3 7:36
下の方は石垣がなくなだらかな斜面になっていますがここはどのように利用されていたのでしょうか
残りの6,7の屋敷跡も結局見つかりませんでした。これで高原の峯の探索を終了しました。生活感がまだ薄く漂っていて楽しい探索でした
2024年05月03日 07:47撮影
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5/3 7:47
残りの6,7の屋敷跡も結局見つかりませんでした。これで高原の峯の探索を終了しました。生活感がまだ薄く漂っていて楽しい探索でした

感想

前回3月にも南紀に廃集落探索に行きましたが、天気が悪くて全然行けませんでしたので、このゴールデンウィークにも遠征に臨みました。今回はソロでの探索なので色々心配なことがありましたが、気合を入れて頑張りました。
1つ目、高原の峯は旧版地形図には記載があるものの、いまの地形図にはその文字も記載されておらず離村時期が早かったことが想像されます。実際の離村時期や居住者数などは町史で調べるべきでした。
追記
コメントで教えていただいた本に高原ノ峰の元住人の方の証言が記述されていたので、これを以下にまとめました。myun48さん情報提供ありがとうございました。
・昭和40年頃までに6軒に人が住んだ
・3haの水田,1haの畑のほか採草地もあった
・天水田(山の上につくった田んぼ)は底の深い構造のため管理にとても手間がかかる。その割に収穫量が少なく、雨が少ないと田植えさえできない
(森のめぐみ 熊野の四季を生きる 宇江敏勝著1994年)

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コメント

こんにちは😃
南紀の廃村に興味を持つとは珍しいですね。
高原ノ峰は岩波新書・宇江敏勝著「森のめぐみ」に載っています。
昭和45年に離村したそうです。
2024/5/4 19:05
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1
myun48さん
初めまして、大変役に立つ情報ありがとうございます!近くの図書館にあるそうなのですぐに読みに行くことにします、コメントありがとうございました。
2024/5/4 20:14
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