大和の史蹟・遺跡巡り17(田原の里〜帯解）

2024年05月04日(土) [日帰り]

• GPS: 06:10
• 距離: 24.4km
• 登り: 385m
• 下り: 721m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:35
• 休憩: 0:36
• 合計: 6:11

8:19 日笠バス停
8:38 8:40 光仁天皇 田原東陵
8:56 9:05 太安萬侶の墓
9:34 9:38 松本家住宅
10:03 10:08 春日宮天皇 田原西陵
10:57 11:05 正暦寺
11:41 11:42 御大典記念時計
13:13 13:14 山村館跡（山村城）
13:38 13:40 龍象寺
14:14 14:18 帯解寺
14:30 ＪＲ帯解駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：JR奈良駅東口→日笠（奈良交通バス）
帰り：JR万葉まほろば線　帯解駅

コース状況／危険箇所等

今回歩いたコースは、田原の里と正暦寺経由で帯解です。
道はほとんどだアスファルトですが、ヘリポート付近から正暦寺
へ向かう道が山道（下り）で一部では道と川が合体したようなところがありますので滑らないように注意が必要です。
要所には案内道標があり、トイレも適宜あります。

写真

5/4 8:21

日笠バス停付近

5/4 8:32

茶畑

5/4 8:35

茶畑

5/4 8:37

光仁天皇 田原東陵
第49代光仁天皇　生没　709年〜782年（72歳）在位10年間。

5/4 8:40

光仁天皇 田原東陵
62歳で即位した白壁王（光仁天皇）により、36年ぶりに天武系から天智系へ皇位が戻った。

5/4 8:56

太安万侶の墓
昭和54年（1979年）に茶畑の改植中に偶然見つかった火葬墓です。

5/4 8:59

太安万侶の墓
古事記、日本書紀』の編纂したとされる太安万侶の墓です。

5/4 9:28

茗荷城跡
在地土豪の城といわれますが、戦国時代は山田氏が支配していた地域です。

5/4 9:31

茗荷城跡
砦築城年代等、詳細不詳。
山田氏の配下が有力です。

5/4 9:35

松本家住宅
旧田原村、豊かな里山の景観が広がる。
中心部に近い茗荷集落の中程、大きな屋敷を構えた大和棟の茅葺き民家です。

5/4 9:37

松本家住宅の庭
奈良市文化財のページに拠ると文久3年（1863）の建築、大規模で上質な大和棟（やまとむね）の建物です。

5/4 9:37

松本家住宅

5/4 9:49

緑の道標 大和路田原

5/4 9:49

緑の道標 大和路田原

5/4 10:03

春日宮天皇 田原西陵
春日宮天皇は息子の白壁王が望外にも光仁天皇となったので、父を思う息子によって後から認定天皇となったのである。

5/4 10:06

春日宮天皇 田原西陵
光仁天皇が8歳の時に父の志貴皇子が亡くなり、その頃に文官として古事記の編纂に関わっていたのが太安万侶。

5/4 10:07

春日宮天皇 田原西陵
この3人が田原里に葬られているのは偶然でしょうか。

5/4 10:15

正暦寺への分岐点
県道80号線から正暦寺方向への分岐点です

5/4 10:15

正暦寺への分岐点
この様に案内道標が立てられています。

5/4 10:34

正暦寺と鹿野園の分岐
ここでアスファルト道を進むと鹿野園方向に行きます。
正暦寺へは山道を進みます

5/4 10:43

正暦寺への山道

5/4 10:55

正暦寺〜茗荷の道標

5/4 10:57

正暦寺
神仏習合の形態をとる中で、鎮守や天部の仏へ献上するお酒として、荘園からあがる米を用いて寺院で自家製造されていました。

5/4 11:00

正暦寺
創建当初は86坊、多い時には120坊を抱え、大量の「僧坊酒」を作る筆頭格の大寺院でありました。

5/4 11:02

日本清酒発祥之地石碑
室町時代、正暦寺で「菩提酛（ぼだいもと）造り」という革新的な酒造りが確立され、現代の私たちが目にする、あの透き通った「清酒」の原点が誕生しました。

5/4 11:05

菩提酛造り
菩提酛造り」はいったん途絶え、幻の醸造法となりますが、1999年に有志らが集い、500年ぶりに復活。現在は県内8社の酒蔵が集まり、毎年1月に境内で菩提酛という酒母を造り、各蔵に持ち帰って醸造しています。

5/4 11:21

正暦寺名碑

5/4 11:21

泣き笑い地蔵
正暦寺の南大門跡に佇む、泣き笑い地蔵です。

5/4 11:41

御大典記念時計
よく目立つ場所にある時計台です。地元の高樋青年団が昭和55年に復元したものだそうです。

5/4 11:58

栗塚古墳

5/4 12:01

割塚古墳

5/4 12:16

万葉集歌碑・額田王

5/4 12:36

五つ塚古墳群

5/4 12:36

五つ塚古墳群

5/4 12:46

弁財天社(大川池塚古墳)

5/4 12:49

万葉集歌碑・元正天皇

5/4 12:50

弁財天社(大川池塚古墳)

5/4 12:55

天武神社

5/4 12:59

万葉集歌碑・舎人親王

5/4 13:02

御霊神社

5/4 13:02

御霊神社

5/4 13:13

山村館跡（山村城）
窪之庄城を居城とする窪城氏領内へ楔を打ち込むように存在していた山村城

5/4 13:13

山村館跡（山村城）
古市氏の代官を務めた有力な一族衆である山村氏の居館であり、方形居館タイプであったと推定されています

5/4 13:19

ベンショ塚古墳
5世紀前半、和邇氏と関連する前方後円墳

5/4 13:20

ベンショ塚古墳

5/4 13:21

ベンショ塚古墳

5/4 13:31

石道標・下山町

5/4 13:38

龍象寺
第四十五代聖武天皇の勅願所として天平二年(730)行基菩薩が創建、自ら彫刻の地蔵菩薩を安置し本尊とした。

5/4 13:40

龍象寺
以来歴代皇族勅願所として、また一般民衆の安産、子授けの「帯解子安地蔵尊」と尊崇されてきた。

5/4 13:40

龍象寺
山門は藤堂藩古市陣屋から移され、帯解小学校の最初の校門となり、昭和三十年十月当寺に移転、文化財級として保存されている。

5/4 13:51

今市城外堀跡
北側の外堀は完全に埋められていいますが、その跡は遊歩道として残っています。

5/4 13:52

今市城外堀跡

5/4 13:55

山中塚古墳
開墾されて古墳らしさは残っていません。

5/4 13:55

山中塚古墳

5/4 13:59

今市城跡
室町時代、興福寺大乗院方に属した在地武士、今市氏の本拠地で、今市城はその屋敷が発展したものだそうです。

5/4 14:00

今市城跡
城跡は、その四方を水堀で囲んだ長方形で、中世の平城としては県内でも最大級の規模をもつ。

5/4 14:07

今市城跡
今市城跡は台地の中央を占め、南の堀は後世、拡張されてガマ池と呼ばれている。

5/4 14:14

帯解寺
今からおよそ1200年前、お子がなくお悩みであった文徳天皇妃 染殿皇后が当寺で祈願し、後の清和天皇を授かられた。

5/4 14:15

帯解寺
無事ご安産されたことから、文徳天皇により「無事に腹帯が解けて安産できた寺」、帯解寺（おびとけでら）と寺号を賜りました。

5/4 14:30

JR帯解駅
古くからの駅舎だそうですが今では完全無人駅となっています。

撮影機器：

PowerShot SX620 HS CANON

感想

shinichi25

田原の里は初めてですが、春日原生林の東側で日照時間が長いのでしょうか茶畑が多くありのどかな山村の雰囲気でした。
いつも思うのですが今回も、光仁天皇・太安万侶・春日宮天皇の墓がなぜこの地に作られたのでしょうか不思議に思いました。
正暦寺への山道では途中で間違ったのかなと思わせるような道でした。
帯解にも歴史上の場所が多くありすべてを回ることはできませんでしたので今後の楽しみです。