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Yamareco

記録ID: 715863
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

津山市阿波 テーブルマウンテン大ヶ山&ロックショー鬼の門

2015年09月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:22
距離
5.7km
登り
210m
下り
228m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:52
休憩
0:28
合計
3:20
11:41
19
スタート地点(大ヶ山駐車場)
12:00
12:00
23
多目的広場
12:23
12:23
27
大ヶ山三角点
12:50
12:50
6
大ヶ山アマチュア無線基地
12:56
13:04
6
大ヶ山南展望台
13:10
13:10
8
鬼の門コース入口(東屋)
13:18
13:27
14
三ツ岩
13:41
13:42
10
五條峰反射板
13:52
13:58
31
鬼の門
14:29
14:33
3
屏風岩
14:36
14:36
25
三ツ岩
15:01
ゴール地点(駐車場)
大ヶ山三角点探し&鬼の門ロックショー鑑賞コース
歩行距離6km、歩行時間3時間、歩行数9,200歩
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
【公共交通手段】
JR因美線「美作河井駅」から市営阿波(あば)バスに乗り、「大ヶ山(だいがせん)口」バス停<写真01>下車。「大ヶ山スカイ愛ランド」<写真02>の標識に従って、そのまま車道を約6km登ります。
【自動車】
前述の「大ヶ山スカイ愛ランド」コースをそのまま進むと、いくつか駐車できる場所があります。今回は昼からの山行のため、時短で大ヶ山頂上近くの駐車場に停めました<写真03>。トイレや休憩施設(東屋)もあります。ただし、水は出ません。
コース状況/
危険箇所等
 頂上近くは高度差のない平らな地形です<写真05,51,52参照>。道路沿いに歩いていると、拍子抜けするほど、山登りというより野原散策という感じです。
 大ヶ山三角点へは道がないように思います。したがって、どの方向からもアプローチはできますが、クマザサなどのヤブコギは免れません。
 鬼の門コース(入口は<写真19>)は三ツ岩(岩が三つ並ぶ巨岩群)<写真20>を起点に時計回り(三ツ岩の向かって左側)および反時計回りどちらでも進めますが、時計回りに進むと、途中鬼の門に進む分岐をスルーする可能性が高い(実際にスルーしました)ので、五條峰の反射板<写真25>を越えたら程なく道の真ん中に生えた木にピンク色のテープが結んであるので、その分岐を向かって右(西)に入れば、大丈夫です。
 鬼の門から三ツ岩までの西側ルートは緩やかですが、道が細く地盤が非常に柔らかいので、踏み抜かないように注意して歩く必要があります。実際、ぬりかべ?<写真37>の東南東の辺りの土階段が崩れかけていました。また、反時計回りだと屏風岩<写真48>周辺のルートが少しわかりにくいかもしれません。 
その他周辺情報  今回訪れた津山市阿波は地域の94%が山林で、そのうち、スギやヒノキの人工林は約80%を占めています。そんな阿波で『木の駅プロジェクト』が進行しているようです。一見価値がないと思われてきた間伐材を「集めて・破砕処理し・地元で消費する」といった取り組みで、地元の“あば温泉<ヒノキ風呂、岩風呂、フィンランドサウナ、ジェットバス、機能回復訓練プール>”などに利用されています。
 なお、あば温泉のある宿泊施設の“あば宿”は一泊<豪華な会席料理>二食付き温泉入浴込で7,900円からと良心的な価格です。
01「大ヶ山口」バス停
牧歌的なロケーションにあるバス停です。コスモス等の花も綺麗に咲いていました。自動車で来た場合はこのバス停向いにある道を上っていきます。
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01「大ヶ山口」バス停
牧歌的なロケーションにあるバス停です。コスモス等の花も綺麗に咲いていました。自動車で来た場合はこのバス停向いにある道を上っていきます。
02大ヶ山スカイ愛ランド入口
大きな標識があるので、それに従って左折します。(そのまま直進すると、800m先に「あば温泉」があります。)奥に見えるのがテーブルマウンテン“大ヶ山”です。
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02大ヶ山スカイ愛ランド入口
大きな標識があるので、それに従って左折します。(そのまま直進すると、800m先に「あば温泉」があります。)奥に見えるのがテーブルマウンテン“大ヶ山”です。
03大ヶ山駐車場&WC&東屋
自動車で上ってくると、山頂近くまで来てしまいました。10台程駐車可能です。トイレもありましたが、ドアが2つに分かれているのに中で男女用仕切りがありません。トイレットペーパーホルダーはなく、外の蛇口は水も出ません。
03大ヶ山駐車場&WC&東屋
自動車で上ってくると、山頂近くまで来てしまいました。10台程駐車可能です。トイレもありましたが、ドアが2つに分かれているのに中で男女用仕切りがありません。トイレットペーパーホルダーはなく、外の蛇口は水も出ません。
04サイヨウシャジン
ツリガネニンジンと似ています。ススキ草原前に生育しており、舗装道路沿いでたくさん見かけました。
04サイヨウシャジン
ツリガネニンジンと似ています。ススキ草原前に生育しており、舗装道路沿いでたくさん見かけました。
05大ヶ山スカイ愛ランド
炊事棟等キャンプ設備(利用無料)があるようですが、あまり使われているようすがありません。1,000m近い標高なので避暑にはいい所です。
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05大ヶ山スカイ愛ランド
炊事棟等キャンプ設備(利用無料)があるようですが、あまり使われているようすがありません。1,000m近い標高なので避暑にはいい所です。
06頂上へ向かうはずの道…
ここが頂上に向かう道と思い、意気揚々と進んだのですが、100m程先の多目的広場<写真10>で道は終わりました。
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06頂上へ向かうはずの道…
ここが頂上に向かう道と思い、意気揚々と進んだのですが、100m程先の多目的広場<写真10>で道は終わりました。
07ゲンノショウコ
食べるとたちどころに薬効(下痢止め)があらわれるということで、「現の証拠」が由来だそうです。一般的に紅色は西日本に多く、白色は東日本に多いのですが、岡山県はどちらも混生しているようです。
07ゲンノショウコ
食べるとたちどころに薬効(下痢止め)があらわれるということで、「現の証拠」が由来だそうです。一般的に紅色は西日本に多く、白色は東日本に多いのですが、岡山県はどちらも混生しているようです。
08シロヨメナ?
茎先で少し枝分かれをし、柄のある花がいくつかつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになっています。
08シロヨメナ?
茎先で少し枝分かれをし、柄のある花がいくつかつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになっています。
09頭隠して尻も隠すヤマカガシ
この個体は黒化型です。ヤマカガシは自分が食べたヒキガエルの毒を首の付け根にためています。自身の毒の強さは国内最強と言われ、マムシの約3倍もありますが、この日は毒のある牙と首の付け根を隠していました。
09頭隠して尻も隠すヤマカガシ
この個体は黒化型です。ヤマカガシは自分が食べたヒキガエルの毒を首の付け根にためています。自身の毒の強さは国内最強と言われ、マムシの約3倍もありますが、この日は毒のある牙と首の付け根を隠していました。
10多目的広場と東屋
このすぐ上にある多目的広場は特に何か施設があるわけではなく、ただ広いフラットな敷地があるだけです。草を刈ってきれいにしてあるので、バドミントンなど簡単なスポーツや休憩ができます。
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10多目的広場と東屋
このすぐ上にある多目的広場は特に何か施設があるわけではなく、ただ広いフラットな敷地があるだけです。草を刈ってきれいにしてあるので、バドミントンなど簡単なスポーツや休憩ができます。
11大ヶ山ピーク前ヤブコギ中
どこからアプローチしてもこのような肩ほどの高さのササヤブが前に立ちふさがります。ササヤブを泳ぐ感じで強引に進んでいきます。
11大ヶ山ピーク前ヤブコギ中
どこからアプローチしてもこのような肩ほどの高さのササヤブが前に立ちふさがります。ササヤブを泳ぐ感じで強引に進んでいきます。
12ハタケシメジ?
ササヤブを越えると、杉や桧の植林帯に突入します。所々にキノコが生育しています。
12ハタケシメジ?
ササヤブを越えると、杉や桧の植林帯に突入します。所々にキノコが生育しています。
13大ヶ山三角点989.7m
ピーク付近を20分程うろうろして、やっと見つけた三等三角点です。あきらめかけて植林帯からササヤブに出るとここだけ木が生えていませんでした。クマザサで隠れていますので、ここに来た人が時折草刈りをしないと再び隠れてしまう可能性があります。
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13大ヶ山三角点989.7m
ピーク付近を20分程うろうろして、やっと見つけた三等三角点です。あきらめかけて植林帯からササヤブに出るとここだけ木が生えていませんでした。クマザサで隠れていますので、ここに来た人が時折草刈りをしないと再び隠れてしまう可能性があります。
14イシサワオニグモ♀
北海道と本州の高地にしか生息しておらず、メスはオスより倍以上大きいです。綺麗な色のクモだったので、ヤブコギ中に少し癒されました。
14イシサワオニグモ♀
北海道と本州の高地にしか生息しておらず、メスはオスより倍以上大きいです。綺麗な色のクモだったので、ヤブコギ中に少し癒されました。
15アマチュア無線基地
レピータJP4YDD 439.74MHz/1292.76MHzの局舎を部屋単位で貸し出しています。1泊1部屋2,000円程度です。予約は岡山県津山市阿波支所産業建設課へ電話します。
15アマチュア無線基地
レピータJP4YDD 439.74MHz/1292.76MHzの局舎を部屋単位で貸し出しています。1泊1部屋2,000円程度です。予約は岡山県津山市阿波支所産業建設課へ電話します。
16大ヶ山南展望台
那岐山、滝山、広戸仙(爪ヶ城)、矢筈山、桜尾山などが一望できます。
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16大ヶ山南展望台
那岐山、滝山、広戸仙(爪ヶ城)、矢筈山、桜尾山などが一望できます。
17大ヶ山国調三角点
南展望台デッキに埋め込まれていました。何のためにどういう基準で設けられたのかは不明です。
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17大ヶ山国調三角点
南展望台デッキに埋め込まれていました。何のためにどういう基準で設けられたのかは不明です。
18舗装道路終点東屋&WC
舗装道路はここで終わっていました。ここにも東屋と男女共用トイレがありました。やはり水は出ません(*_*;。
18舗装道路終点東屋&WC
舗装道路はここで終わっていました。ここにも東屋と男女共用トイレがありました。やはり水は出ません(*_*;。
19鬼の門コース入口
18の東屋奥に「鬼の門」と書かれた標識が出ていました。この奥をすぐ左(南西尾根)に下っていくと、鬼の門コースです。ここから林に入ってすぐ左の保安林の看板方向に進む必要があります。
19鬼の門コース入口
18の東屋奥に「鬼の門」と書かれた標識が出ていました。この奥をすぐ左(南西尾根)に下っていくと、鬼の門コースです。ここから林に入ってすぐ左の保安林の看板方向に進む必要があります。
20三ツ岩(正面から)
最初に登場した三ツ岩です。文字通り大きな岩が三つ並んでいます。この岩が分岐点となり、鬼の門周遊コースとなります。向かって左側(東側)を進みました。
20三ツ岩(正面から)
最初に登場した三ツ岩です。文字通り大きな岩が三つ並んでいます。この岩が分岐点となり、鬼の門周遊コースとなります。向かって左側(東側)を進みました。
21三ツ岩(東から)
三ツ岩を左に進んだ東側から見た姿です。
21三ツ岩(東から)
三ツ岩を左に進んだ東側から見た姿です。
22三ツ岩天狗の爪痕?
真ん中の岩肌に何本かの筋が入っていました。天狗の爪痕と呼ばれているものかもしれません。
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22三ツ岩天狗の爪痕?
真ん中の岩肌に何本かの筋が入っていました。天狗の爪痕と呼ばれているものかもしれません。
23モエギタケ科のキノコ
6個のキノコが密に生育していました。窮屈そうで変形していました。
23モエギタケ科のキノコ
6個のキノコが密に生育していました。窮屈そうで変形していました。
24ホツツジ
花冠は3つに裂け、先が反り返っています。雌しべは1本で長く突き出ていますが、ミヤマホツツジほどカーブしていません。
24ホツツジ
花冠は3つに裂け、先が反り返っています。雌しべは1本で長く突き出ていますが、ミヤマホツツジほどカーブしていません。
25五條峰反射板
五條峰を過ぎると大きな反射板が設置されていました。無線連絡網に使われるマイクロ波は直進性が強いため、反射板にぶつけて進む方向を変え、邪魔になる山などを迂回したり越えたりして相手に届くようにします。ここをもう少し南下してみました。
25五條峰反射板
五條峰を過ぎると大きな反射板が設置されていました。無線連絡網に使われるマイクロ波は直進性が強いため、反射板にぶつけて進む方向を変え、邪魔になる山などを迂回したり越えたりして相手に届くようにします。ここをもう少し南下してみました。
26黒木ダム湖&鏡野方面
反射板からは黒木ダム湖方面の山がよく見えていました。
26黒木ダム湖&鏡野方面
反射板からは黒木ダム湖方面の山がよく見えていました。
27倒木に生えたキノコ
ピンク色のテープに従って踏み跡を南下し、標高950mぐらいの地点で道をふさぐように斜めになった倒木にたくさん生育しているキノコを発見しました。南の舗装道路まで踏み跡が続いているようでしたが、ここを少し過ぎたあたりで鬼の門に行くために引き返しました。
27倒木に生えたキノコ
ピンク色のテープに従って踏み跡を南下し、標高950mぐらいの地点で道をふさぐように斜めになった倒木にたくさん生育しているキノコを発見しました。南の舗装道路まで踏み跡が続いているようでしたが、ここを少し過ぎたあたりで鬼の門に行くために引き返しました。
28鬼の門東石柱?
鬼の門の手前(東側)に石柱のような岩がありました。下の部分の形が切られたように整っていました。
28鬼の門東石柱?
鬼の門の手前(東側)に石柱のような岩がありました。下の部分の形が切られたように整っていました。
29鬼の門
これが今回期待していた鬼の門です。中を通過できます。入口までが少し急な上りでした。
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29鬼の門
これが今回期待していた鬼の門です。中を通過できます。入口までが少し急な上りでした。
30鬼の門イン
鬼の門に突入しました。少し離れたところから見た印象より天井は高かったです。
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30鬼の門イン
鬼の門に突入しました。少し離れたところから見た印象より天井は高かったです。
31鬼の門通過
自然が形成したものにしては、この四角度が見事でした。中は上り坂になっていましたが、簡単に通過できました。
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31鬼の門通過
自然が形成したものにしては、この四角度が見事でした。中は上り坂になっていましたが、簡単に通過できました。
32鬼の門上部
この門から奇岩が続きます。
32鬼の門上部
この門から奇岩が続きます。
33鬼の門天井
最初にどうやって挟まったのでしょう。落ちる心配がまったくないほど天井石が綺麗にはまっていました。
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33鬼の門天井
最初にどうやって挟まったのでしょう。落ちる心配がまったくないほど天井石が綺麗にはまっていました。
34苔むす岩群
鬼の門を過ぎてすぐのところが苔の生えた巨石群となっていました。ピンク色のテープに従い、できたばかりのような黒土の崩れやすい道を進むことにしました。
34苔むす岩群
鬼の門を過ぎてすぐのところが苔の生えた巨石群となっていました。ピンク色のテープに従い、できたばかりのような黒土の崩れやすい道を進むことにしました。
35ナイフ岩?
鋭利な刃物状の岩が並んでいました。
35ナイフ岩?
鋭利な刃物状の岩が並んでいました。
36岩盆栽?
岩から木が伸びているように見えました。岩と木の絶妙のコラボです。
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36岩盆栽?
岩から木が伸びているように見えました。岩と木の絶妙のコラボです。
37ぬりかべ?
この手前で人の横顔のような形の大きな岩壁が見えました。もっと下から見上げようと崩れかけた土の階段を下りたら印象が変わり、人の顔が映ったように見えました。一瞬ぬりかべに見え、ドキッとしました。
37ぬりかべ?
この手前で人の横顔のような形の大きな岩壁が見えました。もっと下から見上げようと崩れかけた土の階段を下りたら印象が変わり、人の顔が映ったように見えました。一瞬ぬりかべに見え、ドキッとしました。
38パックマンロック?
最初は切り株が地面に刺さって上に木が生えているのかと思いました。岩の横の切れ目は口に見えました。鉛筆のような形の岩が山に突き刺さったような感じでした。
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38パックマンロック?
最初は切り株が地面に刺さって上に木が生えているのかと思いました。岩の横の切れ目は口に見えました。鉛筆のような形の岩が山に突き刺さったような感じでした。
39切れ切れ岩?
どうしたら、こんなに見事に垂直に綺麗に切れるのでしょうか?
39切れ切れ岩?
どうしたら、こんなに見事に垂直に綺麗に切れるのでしょうか?
40スライス岩?
生成過程が分からないような不思議なスライスが入った岩です。縦に亀裂の入った岩が横倒しになったのかもしれません。
40スライス岩?
生成過程が分からないような不思議なスライスが入った岩です。縦に亀裂の入った岩が横倒しになったのかもしれません。
41白っぽい謎のキノコ
ややスケルトン風の不気味なキノコでした。
41白っぽい謎のキノコ
ややスケルトン風の不気味なキノコでした。
42兄弟岩?
同じような岩が二つ仲睦まじく並んでいるように見えました。
42兄弟岩?
同じような岩が二つ仲睦まじく並んでいるように見えました。
43ゲート岩?
道の真ん中に出てきました。この岩の右側を進むか、左側を進むか迷った挙句、右のゲートを進むことにしました。
43ゲート岩?
道の真ん中に出てきました。この岩の右側を進むか、左側を進むか迷った挙句、右のゲートを進むことにしました。
44城垣岩?
一つ一つの岩が隙間なく詰まっており、まるで大きな城垣のようでした。
44城垣岩?
一つ一つの岩が隙間なく詰まっており、まるで大きな城垣のようでした。
45帽子岩?
クライミングが非常に難しいオーバーハング状態の岩の組み合わせでした。
45帽子岩?
クライミングが非常に難しいオーバーハング状態の岩の組み合わせでした。
46石柱?
真ん中下の人間と比べてもわかる通り、一本一本がとてつもなく大きな石柱でした。
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46石柱?
真ん中下の人間と比べてもわかる通り、一本一本がとてつもなく大きな石柱でした。
47割れたおむすび岩?
元々大きなおむすび型の岩が割れたものかもしれません。上の斜面が滑らかで天然の滑り台状態でした。
47割れたおむすび岩?
元々大きなおむすび型の岩が割れたものかもしれません。上の斜面が滑らかで天然の滑り台状態でした。
48屏風岩
地元の方が写真に撮っておられた屏風岩だと思います。岩の間はザックがなければ通れそうでした。右の反り返りの岩、右の岩とのクラックなどロッククライミングの練習場として格好の場です。いい年なので自分はやりませんが…
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48屏風岩
地元の方が写真に撮っておられた屏風岩だと思います。岩の間はザックがなければ通れそうでした。右の反り返りの岩、右の岩とのクラックなどロッククライミングの練習場として格好の場です。いい年なので自分はやりませんが…
49屏風岩上部
道が左右に分かれ、右側は屏風岩の上部で行き止まりでした。周りの木が岩のストッパーの役割を果たしている感じです。
49屏風岩上部
道が左右に分かれ、右側は屏風岩の上部で行き止まりでした。周りの木が岩のストッパーの役割を果たしている感じです。
50三ツ岩(下から)
再び、三ツ岩まで戻ってきました。往路と異なる西側ルートでしたので、一瞬気がつきませんでした。少し下に下りて見上げてみました。こちらのアングルの方が豪快に映ります。
50三ツ岩(下から)
再び、三ツ岩まで戻ってきました。往路と異なる西側ルートでしたので、一瞬気がつきませんでした。少し下に下りて見上げてみました。こちらのアングルの方が豪快に映ります。
51大ヶ山笹原
さすがテーブルマウンテンです。ここがピーク直下のシーンであり、たくさんのクマザサの中に一本だけ「この木何の木?」が青空と白い雲を背景に映えていました。
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51大ヶ山笹原
さすがテーブルマウンテンです。ここがピーク直下のシーンであり、たくさんのクマザサの中に一本だけ「この木何の木?」が青空と白い雲を背景に映えていました。
52大ヶ山ススキヶ原
秋の到来を感じさせるススキもたくさん生えていました。やはりススキには青い空と白い雲がお似合いで。
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52大ヶ山ススキヶ原
秋の到来を感じさせるススキもたくさん生えていました。やはりススキには青い空と白い雲がお似合いで。
53カワラナデシコ
行きがけは気がつかなかったのですが、秋の七草の一つでもあるカワラナデシコが清楚な姿で咲いていました。
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53カワラナデシコ
行きがけは気がつかなかったのですが、秋の七草の一つでもあるカワラナデシコが清楚な姿で咲いていました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス ファスナー付クリアーファイル 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 この日は午前中の天気が不安定な予報だったので、登山中止の検討もしていました。そのため、出発が遅れ山行時間をショートカットするのに、山の麓から登らず、自動車で行ける所まで行ったところ、標高990mの大ヶ山ピークとほぼ同じ高さの所にある駐車場まで来てしまいました。ここから歩いてピークを目指したのですが、近くにあるはずの大ヶ山(だいがせん)ピークへの道がまったく分かりませんでした。結局、ピークの南にある多目的広場からクマザサのヤブを強行突破することにしました。
 ピーク周辺も平らな地形ですので、頂上がどこにあるのかが分からず、なかなかルートが定まらないままヤブコギを続け、やっと樹林帯(桧植林と杉植林)の中に突入し歩きやすくなったのですが、しばらくは樹林帯の中に三角点を見つけることができませんでした。
 クマザサと樹林帯の境界線近く沿いに進み、周辺の小高い所を探すと、植林帯から出たところでクマザサに覆われた三角点標示杭と三角点標石をついに発見しました<写真13>。三角点を見つけてこんなに感激したのは初めてです。まるで宝探しのような山行でしたので、ある意味楽しかったです。
 大ヶ山はテーブルマウンテン(=台地状に広がる山)なので、ヤブの中に入らない限りはどこからでも展望が効きます。黒岩高原や那岐山(なぎさん)などの氷ノ山後山那岐国定公園の山々のパノラマ展望が広がります<写真16と26>。

 この山域の魅力は何と言っても、大ヶ山の七不思議の1つである鬼の門と呼ばれる天然の石門を通り抜けた後に、断続的に現れる巨石群です。写真でも紹介しているように、巨大な奇岩がいくつも出てきます。最近になって道を整備したのでしょうか、まだやわらかい肥えた土で造られた道がずっと続いていました。やわらかいので、大雨等で崩れる心配もあります。もしかしたら今まで容易に行ける所ではなかったのかもしれません。標識も整備されておらず、やや迷いやすい所も一部あるので、山慣れしていない者どうしの山行だとまだ難しいかもしれませんが、体力的には厳しくなく、なんといっても県下でも珍しい巨石群の集積地でもあるので、ロックファンには特にお薦めコースです。

 山行中、誰一人会うことはありませんでした。却ってそれが神秘性を増すことになり、「いいところを見つけた!」というまるで宝を掘り当てたような印象が残りました。自治体やメディア等でほとんど触れられることのない所なのかもしれませんが、想像以上に魅力溢れる山域で、季節を変えて再訪してもいいと思いました。

 
※9月16日の山陽新聞で「津山市観光協会は、参加者に登山道整備を手伝ってもらいながら巨岩群を巡る山歩きイベントを阿波の大ケ山で19日に開く。」という記事が掲載されていました。
http://www.sanyonews.jp/article/230810/1/?rct=tsuyamashi

阿波大ヶ山奇岩トレッキングのお知らせ
http://tsuyamakan.jp/tsukantop/img_/daigasen15_01.pdf

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