記録ID: 731293
全員に公開
沢登り
妙高・戸隠・雨飾
頸城海川〜海谷三山
2015年09月27日(日) 〜
2015年09月28日(月)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:15
2日目
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 11:00
5年間行きたくて行けなかったルート。海川の水(残雪)があまり多くない時、紅葉の時期、漁期内である9月まで、三連休が取れる、これらの諸条件が揃い今回ようやく行けた。
例のごとく予定より遅れて、8:30三峡パーク到着、8:45海谷高地へ向け出発。朝も遅いので先行パーティが。やばい。途中で追い越させてくれた。
山道には栃の実がゴロゴロ。今年はどこも栗やどんぐりなど木の実が豊作だ。
雲行きは怪しく、取水口手前でポツポツと。河原に出る前にブナの葉の下で雨宿り。
海谷高地に出てどんどん先を目指す。雨が降ったり止んだりの空模様。晴れ間も時折見えて、この渓谷周辺だけ雲が沸いているような感じ。
後ろに釣り人も来るのでできるだけ河原の真ん中を歩き、谷が狭まったところから竿を出した。竿を振り振り進む。足跡が一人先行していたが、いつの物かは不明。今日か昨日のような気もするがどうだろう。そのせいか二股に到着するまで当たりはゼロ。
二股に荷を置き、東俣を釣り上がった。そしたら直ぐにヒット。1匹目なのでやさしく鉤を抜いて逃がす。小さくて良かった。
東俣では当たりは多かった。かなりバラしたけど。3尾確保して二股へ持ち帰った。
二股はキャンプ適地。タープを張り、火をおこし、飯を炊き、1尾は刺身、1尾は塩焼き、1尾は燻製にして明日の弁当用。鋸岳が見える。天気は回復している。渓谷内は紅葉にはまだ早く、稜線の辺りだけ赤く染まっていた。
スーパームーンが昇り、明日は晴れそうだ。
2日目。
5:30起床。
8:30出発。竿を出して西俣を遡るが全く釣れない。どうしたことか。例の足跡も西俣を進んでいる。
10m滝。右岸の藪をよじ登って突破。
今日の予定は西俣を行けるとこまで行くか、途中で右の沢に入り鋸岳の南側の鞍部を目指すか。
右沢への分岐まで来たが、先も見てみたい。この先ゴルジュになるし無理だろうなと思いながら先へ行ってみたら間もなく俺には突破不能の滝。周りをウロウロして思案する。巻いて行けないこともないがかなりしんどそう。このあと同じ状況が幾度となくありそうやし、そんなにリスクは冒せないので右沢まで引き返した。
さあ、行くぞ。思ったより狭くて急なチョロ沢を登る。しばらく行くと小滝。装備ないし無理。右の崖ヤブをよじ登る。結構登らされて、さらに上にも無理そうな滝が見えたのでそのまま崖ヤブを継続して登る。豪雪地帯なので木々は小さく幹が斜めに倒れていてザックも引っかかるし難儀する。いったん沢に戻り、もう一回ぐらい崖ヤブを巻いて戻ったら、緩やかな流れに変わった。水を汲んで飲む。うまい。
その先しばらく平坦な流れに沿って熊道を行き、ぼちぼち最後の分岐が近づいてきた。
こういう密林で視界のない源頭近くではどれが正しい分岐なのか、どっちへ進めばいいのか判断が難しい。地図とコンパスを合わせてもこればかりは分からない。カンに頼るしかない。
で、結局誤った方へ進んでいた。一度そっちへ進んでしまうとなかなか引き返す勇気が出ない。むりやり急な崖のヤブを突き進み、まだ稜線に出ないのかとイラ立ちふとコンパスを見たら進路が北にずれていた。西へトラバースして進んだらなんとか本来の沢に出て、ようやく稜線鞍部に上がることができた。
もう12:00近い。ひと休みして沢靴から軽シューズに履き替えてから、鋸岳の方へ登山道を歩いた。登山道は思っていた以上にちゃんと整備されている。感謝。
道はやや険しくなり山頂へ突き上げた。鋸岳の山頂は広くはないが360度開けていて、花も咲いていて居心地が良かった。
ここでイワナの燻製とおにぎりのお弁当。最高にうまい。
雨飾や金山の斜面が赤と黄に色付いてきれいだ。
鋸山頂に1時間滞在して、次は鬼ヶ面山を目指す。何ともいいネーミングだ。
ああ、なんて険しい道だろう。ここのハシゴにはビビった。大抵はビビらないがこれはあかんでしょう。ひとつミスったら即死です。
このあと駒ヶ岳までロープ・クサリの連続。いつもはロープとかクサリとか邪魔なだけやし触れずに進むが、ここでは使わなムリムリ。死んでしまいます。
鬼ヶ面ではガスの中。駒ヶ岳に着いたのは17:30。本来は2泊3日の山行予定だったけど、ここまで来たらもう帰ろう。スーパームーンに期待していたのに霧に包まれて周りは真っ暗。ヘッドライトの明かりに照らされたナメコをナイフで切り取り、三峡パークに帰り着いたのが19:30。最後はヘロヘロでした。
例のごとく予定より遅れて、8:30三峡パーク到着、8:45海谷高地へ向け出発。朝も遅いので先行パーティが。やばい。途中で追い越させてくれた。
山道には栃の実がゴロゴロ。今年はどこも栗やどんぐりなど木の実が豊作だ。
雲行きは怪しく、取水口手前でポツポツと。河原に出る前にブナの葉の下で雨宿り。
海谷高地に出てどんどん先を目指す。雨が降ったり止んだりの空模様。晴れ間も時折見えて、この渓谷周辺だけ雲が沸いているような感じ。
後ろに釣り人も来るのでできるだけ河原の真ん中を歩き、谷が狭まったところから竿を出した。竿を振り振り進む。足跡が一人先行していたが、いつの物かは不明。今日か昨日のような気もするがどうだろう。そのせいか二股に到着するまで当たりはゼロ。
二股に荷を置き、東俣を釣り上がった。そしたら直ぐにヒット。1匹目なのでやさしく鉤を抜いて逃がす。小さくて良かった。
東俣では当たりは多かった。かなりバラしたけど。3尾確保して二股へ持ち帰った。
二股はキャンプ適地。タープを張り、火をおこし、飯を炊き、1尾は刺身、1尾は塩焼き、1尾は燻製にして明日の弁当用。鋸岳が見える。天気は回復している。渓谷内は紅葉にはまだ早く、稜線の辺りだけ赤く染まっていた。
スーパームーンが昇り、明日は晴れそうだ。
2日目。
5:30起床。
8:30出発。竿を出して西俣を遡るが全く釣れない。どうしたことか。例の足跡も西俣を進んでいる。
10m滝。右岸の藪をよじ登って突破。
今日の予定は西俣を行けるとこまで行くか、途中で右の沢に入り鋸岳の南側の鞍部を目指すか。
右沢への分岐まで来たが、先も見てみたい。この先ゴルジュになるし無理だろうなと思いながら先へ行ってみたら間もなく俺には突破不能の滝。周りをウロウロして思案する。巻いて行けないこともないがかなりしんどそう。このあと同じ状況が幾度となくありそうやし、そんなにリスクは冒せないので右沢まで引き返した。
さあ、行くぞ。思ったより狭くて急なチョロ沢を登る。しばらく行くと小滝。装備ないし無理。右の崖ヤブをよじ登る。結構登らされて、さらに上にも無理そうな滝が見えたのでそのまま崖ヤブを継続して登る。豪雪地帯なので木々は小さく幹が斜めに倒れていてザックも引っかかるし難儀する。いったん沢に戻り、もう一回ぐらい崖ヤブを巻いて戻ったら、緩やかな流れに変わった。水を汲んで飲む。うまい。
その先しばらく平坦な流れに沿って熊道を行き、ぼちぼち最後の分岐が近づいてきた。
こういう密林で視界のない源頭近くではどれが正しい分岐なのか、どっちへ進めばいいのか判断が難しい。地図とコンパスを合わせてもこればかりは分からない。カンに頼るしかない。
で、結局誤った方へ進んでいた。一度そっちへ進んでしまうとなかなか引き返す勇気が出ない。むりやり急な崖のヤブを突き進み、まだ稜線に出ないのかとイラ立ちふとコンパスを見たら進路が北にずれていた。西へトラバースして進んだらなんとか本来の沢に出て、ようやく稜線鞍部に上がることができた。
もう12:00近い。ひと休みして沢靴から軽シューズに履き替えてから、鋸岳の方へ登山道を歩いた。登山道は思っていた以上にちゃんと整備されている。感謝。
道はやや険しくなり山頂へ突き上げた。鋸岳の山頂は広くはないが360度開けていて、花も咲いていて居心地が良かった。
ここでイワナの燻製とおにぎりのお弁当。最高にうまい。
雨飾や金山の斜面が赤と黄に色付いてきれいだ。
鋸山頂に1時間滞在して、次は鬼ヶ面山を目指す。何ともいいネーミングだ。
ああ、なんて険しい道だろう。ここのハシゴにはビビった。大抵はビビらないがこれはあかんでしょう。ひとつミスったら即死です。
このあと駒ヶ岳までロープ・クサリの連続。いつもはロープとかクサリとか邪魔なだけやし触れずに進むが、ここでは使わなムリムリ。死んでしまいます。
鬼ヶ面ではガスの中。駒ヶ岳に着いたのは17:30。本来は2泊3日の山行予定だったけど、ここまで来たらもう帰ろう。スーパームーンに期待していたのに霧に包まれて周りは真っ暗。ヘッドライトの明かりに照らされたナメコをナイフで切り取り、三峡パークに帰り着いたのが19:30。最後はヘロヘロでした。
天候 | 小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
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コメント
この記録に関連する登山ルート
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str5555さん、はじめまして。
そして、おめでとうございます。
ネット上で探す限り、初登だと思われます。
マタギなどの山専従者を除いてですが。
GPSログがないので、どのように登られたのかもう少し詳しい情報をいただきたいところですが、我々が敗退した滝は、左右どちらを巻かれたのでしょうか?あるいは、少し違うルートを採られたのでしょうか?
ちょうど、この一週間前の9/20に海谷三山を縦走してきました。目的はここを突破することではなかったのですが、雨飾温泉へ下るT字路にて、海川側を少し調査しました。かなりヤブがきつくて、大変だろうなと思ってました。さらにそのあと、三峡パークまで戻られたんですね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-721626.html
いずれにせよ、この沢やヤブを突破されたことは、すばらしいと思います。レコ登録1号として誇られていいものと思いますし、今後の活躍を期待します。
クマ
Kumasanありがとうございます。
どれがどの滝か覚えてないのですが、全て左岸(右側)のヤブ斜面を登りました。はじめの滝からすぐヤブに入ってすぐ沢に降りずに滝2,3個まとめてヤブを登り、その後の滝も右側のヤブから越えました。
斜面は急で危険な崖もありましたが、ヤブが濃くしっかり手で確保すれば大丈夫でした。ただその分前進するのには苦労しましたが。
沢の上流はもっと開けて広々してるかと思っていましたが、密林でしたね。でも沢の脇に道も付いていて歩き易かったです。
三山の稜線にはちょっとビックリしましたね。ちゃんと整備されていたけど、あんな道は初めてです。整備されてなかったらどうなっていたことやら。終始一人でブツブツ言いながら歩いてました😅
これからもお互い良い山歩きを楽しみましょう!
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