北海道一周徒歩旅行第五弾その2(蘭越〜函館)

2015年09月29日(火) 〜 2015年10月05日(月)

• GPS: --:--
• 距離: ---km
• 登り: ---m
• 下り: ---m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:00

12:44 宿泊地

2日目

• 山行: 8:56
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:56

7:25 スタート地点
5:50 宿泊地
14:46 モッタ海岸温泉

3日目

• 山行: 7:44
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:44

6:37 モッタ海岸温泉
14:21 宿泊地

4日目

• 山行: 0:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:00

14:37 宿泊地

5日目

• 山行: 9:08
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:08

5:38 宿泊地
14:46 宿泊地

6日目

• 山行: 9:28
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:28

5:56 宿泊地
15:24 宿泊地

7日目

• 山行: 10:01
• 休憩: 0:00
• 合計: 10:01

3:55 宿泊地
5:26 宿泊地
8:43 8:43 渡島当別駅
13:56 ゴール地点

29日：7：25蘭越（宿）-10：30歌棄-12：44寿都（宿）
30日：5：50寿都（宿）-9：13本目岬-14：50モッタ海岸温泉（宿）
1日：6：37モッタ海岸温泉（宿）-9：09須築トンネル-11：45中歌漁港-14：22北檜山（宿）
2日：5：39北檜山（宿）-9：44桧山トンネル-11：15大成道の駅-14：37熊石雲石（宿）
3日：5：57熊石雲石（宿）-9：06豊浜漁港-11：38乙部町役場-14：46江差（宿）
4日：3：55江差（宿）-8：42湯ノ岱-10：55吉堀トンネル-15：24木古内（宿）
5日：5：27木古内（宿）-8：43渡島当別駅-11：45上磯駅-13：56函館フェリー港

天候

10月2日は爆弾低気圧の影響で、北檜山で一日逗留する計画変更をしたが、朝起きてみると、出発できそうだったので、当初予定通り熊石に向かうことにした。山間部はさほどでもなかったが大成の海岸部に出ると、猛烈な風である。雨は降っていないので海岸の景色は素晴らしい。写真を撮りたいが、怖くて道路を隔てた山側の位置からしか撮影できなかった。橋も欄干を伝いながらの歩行でした。人生で最大の強風を経験しました。

コース状況／危険箇所等

歴史街道と違い、北海道一周は車の通れる一般道が殆んどなので、危険は少ない。もちろん、歩道がなかったり、雑草が繁茂する歩道、特に歩道のない長いトンネルは注意が必要である。
とにかく、飢えに弱い人は食料の確保には注意が必要です。
「食べたいときに食べる」ことは諦めて、「食べれるときに食べる」を実践しましょう。

写真

9/29 9:08

何日も時化が続き、漁網の修理をしています。

9/29 9:09

廃屋の襖をよく見ると、襖の下張りが露出していました。裏向きに貼ってあるので、鏡文字になりちょっと読めませんでした。

9/29 9:41

レンガと瓦の漁場施設は珍しいです。
でもいい感じです。

9/29 10:13

修復中です。

9/29 10:26

鰊御殿です。

9/29 11:05

江差方面と長万部方面の追分です。
ソーラン節の江差追分は信濃追分に由来し、この追分は無関係です。

9/29 11:10

北海道らしい川の風景です。この朱太川上流の歌才は自生ブナの北限です。

9/29 12:13

風の町、寿都のシンボルである風力発電塔が多数確認できます。

9/30 6:42

弁慶岬です。

9/30 6:44

援軍を待ちわびた弁慶ですが、来ませんでした。
今は沖合を小樽港を発着するフェリーが往来しています。

9/30 9:25

本目岬灯台。白黒のカラーが存在感を高めています。

9/30 10:10

大平川近くの岬ですが名前がわかりません。
岬の向こう側が大平川です。
渚は江の島海岸です。

9/30 11:14

収穫された稲、青い海、海に滑り落ちる岬、あまり白くないが雲、青空が美しい。
電線だけが要らぬ存在である。

9/30 11:31

江の島海岸

9/30 11:53

昼食で道の駅に寄る。佐賀からの遠征です。

9/30 13:47

雪害対応の非常電話です。昨日、宿に入って寿都市街を散策しているときは普通の公衆電話が同じようにかさ上げされていました。

9/30 14:17

奇岩が多いです。

9/30 14:51

モッタ海岸温泉、一軒宿です。
ラジウム含有量が北海道一番です。有名に玉川温泉に匹敵します。北海道で最も気に入った温泉です。
小さな温泉ですが、再訪したい宿です。

10/1 6:42

今日は舟が出ています。
いい景色です。

10/1 6:58

白糸岬近くです。

10/1 8:04

茂津多岬です。
トンネルで岬を越えます。

10/1 9:09

北島歌地区です。

10/1 9:12

須筑トンネルはメンテナンス中でした。

10/1 9:21

ちょっとした滝です。

10/1 9:57

獅子岩です。
あまり獅子とは感じられません。

10/1 10:54

これも窓岩です。

10/1 12:56

事比羅神社です。このような字を使っているのは初めてです。

10/2 8:55

ルート229の229Kmポイントです。

10/2 12:32

爆弾低気圧の中を進んでいます。
雨はないが風が凄いです。

10/2 13:04

北海道でも菅江真澄の足跡に接しました。

10/2 13:04

親子熊岩と思われます。

10/2 13:51

北海道で庚申塔も珍しい。
やはり早くに開けた地域の証である。

10/3 6:02

ここの女将さんにはお会いしていませんが、本当に優しい方です。最初は予約を断られたが、徒歩旅の事情を話すと、女将さんは所用で留守だけど素泊りならと泊めてくれました。しかも、破格値です。天候の影響で一日遅れるかもしれないと前日に電話すると、2日でも3日でも、どちらでも泊まれるようにしておきますと言ってくれました。宿に着くとちゃんとわかるようになっており、お風呂も沸いていました。5時ごろに勤め帰りのご主人に代金を支払いました。「こんなに安くして頂いていいのですか」には家内が決めたことですからと、ご主人も素晴らしい人でした。

10/3 7:46

写真中央に小さな祠が見えます。

10/3 10:16

ちょっと変わったオブジェです。
なぜかラグビーの五郎丸選手の手先を連想します。

10/3 10:45

ここも鮭はいません。

10/3 14:30

江差の街です。中村家。

10/3 14:31

いにしえ通りです。

10/3 14:33

江差町の道路元標です。

10/3 14:39

姥神大神宮には鯉のぼりでなく、鰊のぼりが鳥居の両脇にあります。

10/3 15:21

開陽丸。

10/3 17:11

レストランから眺めた夕日です。

10/4 6:04

北海道でも、こんな趣味の人がいるのは嬉しいです。

10/4 8:34

松前半島を上ノ国町から木古内町に横断する山の中、湯ノ岱辺りです。秋の景色ですが、紅葉は今ひとつです。

10/4 8:59

河口から天の川に沿うように歩いています。
途中に天の川キラキラトンネルもありました。

10/4 14:10

木古内に入り、アイヌらしからぬ鶴岡の地名に出会い、山形と縁があるのではないかと思っていた。案の定、山形庄内藩士が開拓のために上陸した地点だそうです。
閉校した小学校を利用した資料館を見学しました。

10/4 15:18

下北半島。左端が大間崎と思われます。

10/5 7:13

サラキ岬に咸臨丸終焉の碑がありました。

10/5 11:33

函館山がくっきりと見えてきました。

10/5 11:51

函館といえばラッキーピエロです。探していたら上磯店がありました。
あんかけ焼きそばとエッグバーガーを頼みました。
あんかけ焼きそばだけで満腹になり、ずっしり重いハンバーガは食べることなく、持ち帰りました。
あんかけ焼きそばには箸が2膳ついていました。

10/5 12:17

やっと大工川で鮭の産卵・受精風景を見ました。
写真では上手に撮影できませんでしたが、浅瀬で鮭が地面に魚体を擦りつけるようにしたり、受精してその周辺が白く濁ったり感激でした。思わず通りかかった人に尋ねると、やはり鮭だそうです。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR400 カシオ

感想

ア?ドッポ

いつも旅では人との出会いや優しさに感謝することが多い。この区間では、本当にいろんな人に出会った。
寿都に向かう途中では、トラックの運転手が止まり、どこまで往くのか、乗って行けよと声を掛けられた。最初の頃は、「徒歩旅なので結構です」と断っていたが、最近はその後に「ありがとうございます」の一言が自然に出るようになった。
モッタ海岸温泉の女将さんも優しかった。いつも朝が早いのでおにぎりをお願いするが、ここでは朝早く起きて作ってくれた。暖かいおにぎりの美味しさに感謝でした。
木古内の資料館で応接してくれた若い女性職員も詳しく案内してくれました。途中で少しいなくなったと思ったら、40歳代と思われる男性が来て説明をしてくれました。そういえば、函館に到着して宿の場所をGPSに入れ忘れた時も二人に人に親切に助けられた。
一人はリタイアしている同世代の男性、巧みにスマホを操作して、地図を表示してくれた。さらに進んで近くでトラックの荷卸しをしている若い男性に尋ねると、親切に教えてくれたが、かなり距離があると言う。どうやら、車で行く方法だったと思う。でも仕方なく、教えられた道を歩いていると、しばらくして先ほどの車で来て、丁度同じ方向に行くから乗ってくださいという。いつもは断るのだが、北海道一周も終わったので、ここは乗ろうと親切に甘えました。資料館の男性もトラックの若者は東京で働いていたという。どんな事情で帰郷したのか知らないが、もしかしたら、大都会の生活に疲れたのではないかと思った。
いずれにしても、長い長い北海道一周も無事に終えた。明日はフェリーで大間に渡り、下風呂温泉、恐山経由で本州最北の大湊駅まで歩いて鉄道で帰京する。