北鎌尾根から槍ヶ岳へ(自主山行)
kobechuo
その他1人 コースタイム
【26日☀】上高地出発6:25→10:30槍沢ロッジ(昼食)11:00→11:50大曲(2094m)→12:55水俣乗越(2480m)→15:15北鎌沢出合付近(1850m)(幕営)
【27日☀】テン場5:30出発→右俣→7:50北鎌のコル(2485m)→9:25天狗の腰掛け(30分休憩)→11:20独標(休憩・2899m)→14:00北鎌平(休憩)→16:30槍ヶ岳(3180m)山荘(幕営)
【28日☀】テン場6:45出発→13:45上高地(バス)⇒平湯温泉(バス)⇒高山⇒大阪
| 過去天気図（気象庁） | 2010年08月の天気図 |
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感想
何年か前に他会の計画に参加希望をし、トレーニングにも参加したが天候悪く中止、今回は当会の自主山行で計画した。最高の天気に恵まれルートファインディングが楽で、北鎌尾根コースの全容が分かった。いくつものビバーク地点があった。このコースを体験して思うのは、体力と技術.判断力が要求される、ビバーク体勢も考えての計画が必要と思う。(KO)
【26日】北鎌尾根へのアプローチは�々眄ゥ瀬爐�ら湯俣を経由して天上沢を詰めるコース��中房温泉から登り大天井ヒュッテ付近から貧乏沢へ下るコース��上高地から大曲、水俣乗越を超え天上沢を下るコースがある。私達は��のコースを計画した。
マイナスイオンを浴びながら快調にとばす二人。槍沢ロッジで“ニンジン”を数本調達し大曲から急坂を登り水俣乗越に到着。ここから急な下りで木の枝を掴み天上沢源流に降りた。雪渓が少し残っていた。長いガレ場を下ると川が流れていて夕食用と明日の行動の水を汲む。テントが張れそうな場所を探しながら進むとテン場はもう先客がいた。テントを設営しCLは他の人と明日の取り付きを調べに行く。夕食はテン場のみんなと語り合いながら・・・。
【27日、28日】ハーネス、ヘルメットなど装備をつけて200m下った北鎌沢出合から登り、分岐から右俣沢を詰める。ここからもう水場はない。浮石が多く後ろのパーティに石を落とさないよう気を使いながら登る。北鎌のコルに到着、慰霊碑があった。ここから草付、露岩混じりのリッジを登り天狗の腰掛けで休憩。振り返ると北鎌尾根の末端から続くいくつもの尾根が見えた。ここから独標を目指し岩場のアップダウンの繰り返しとトラバース、滑落すると致命的な切れ落ちた場所が随所に出てくる。途中残置スリングを使い10m位懸垂でおりた。この辺りから岩がザレて滑りそうで、足元を踏み締めて進む。北鎌平近くになると時々ガスが出てきた。穂先近くは急なフェースやチムニーがあり、疲れとザックの重さで万一に備え、ロープを出してもらった。ガスの中、突然頂上の祠が現れたときはびっくり。と同時に達成感が湧いてきた。山荘に着きテントを張るころ、小雨が降り出し稲光がした。改めて明るい時間に雨にあわないで無事に到着することができてよかったと思った。翌日ご来光を見てテントを撤収し上高地に下山した。(OG)
【感想】
今回は幸いにして天候に恵まれた山行になり槍の穂先に到達することができました。
今回は天気がよすぎて風もなく、暑さは倍増の縦走になり、槍ヶ岳までの水の配分を考えての飲料となった。何らかのアクシデントや天候の急変などでビバークならば、もう2リットルは余分にいるだろう。よく耳にする北鎌尾根・・・、自主山行で計画しトレーニングを重ね体力作り・情報や資料集めをして研究・・・、後は天候次第である。この北鎌尾根は体力と岩登り技術・ルートファインディングと総合的な判断力が必要なコースと感じました。大勢で行くような所でなく、2〜3人での計画がベストでしょう。装備については軽量化を考えても15k〜17k位になる。
北鎌尾根縦走の苦しさも穂先に立つ満面の笑顔・・・。(KO)
※資料によれば、『単独行』の加藤文太郎、1936年1月、数年来のパートナーであった吉田富久と共に槍ヶ岳北鎌尾根に挑むが猛吹雪に遭い天上沢で30歳の生涯を閉じる。当時の新聞は彼の死を「国宝的山の猛者、槍ヶ岳で遭難」と報じた、とあります。また『風雪のビバーク』の松濤明も、1949年、厳冬期の槍ヶ岳北鎌尾根において遭難し、生涯を終える、とあります。山際淳司『みんな山が大好きだった』(中公文庫)にも紹介されています。
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kobechuoさん、皆様、初めまして。
北鎌の縦走、お疲れさまです。天候にも恵まれてよかった
ですね。反対に暑すぎだったでしょうか。
私も今年の夏に北鎌を縦走し感じたのですが、このコース
は本当に体力勝負だなっと。
チャンスがあれば、来年も行きたいコースの1つです。
早速のコメント ありがとう(^。^)
まさに体力と天候判断で勝負・・・今回は暑くて水を飲まなければ堪らず、パンを食べれば水が要るので止めてカリン糖・・・槍ヶ岳までの水分を計算しての行動になりました。もし、ビバークならば水が足りなかったと反省しています。
穂先に到達もガスって誰もいなく(^^) 次回は拍手で迎えられたいです。（ＫＯ）
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