赤城山 バクバク氷瀑 [不動の滝ドボン修行]

2016年01月31日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.1km
• 登り: 301m
• 下り: 293m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:50
• 休憩: 0:40
• 合計: 3:30

9:00 忠治温泉
10:40 11:20 赤城 不動大滝
12:30 ゴール地点

悪戦苦闘時間含む。沢に落ちてキョトンとした時間含む。

天候

ハレホレヒレ晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

普通に赤城山登山で使う県道4号線赤城大鳥居過ぎて畜産試験場の信号を右折。
次、とんとん広場過ぎてすぐの三夜沢町信号左折、
赤城温泉の標識に従いT字路右折。冬期通行止め手前　忠治温泉前に宿の平駐車場無料アリ。満車になることまず無し。
路面凍結アリ。朝、車同士でゴッチンコ事故目撃（赤城の冬の朝は大抵どこかで事故を見る。）

コース状況／危険箇所等

ノートレースの時はあぶない所ばっかり。雪にうもれた石石間にズッポリはまると下が沢だったり。足滑らせると沢に落ちる人いたり（誰だ）・・・。　でも楽しい。
積雪時は絶対に右岸は使わないほうが良い。左岸おすすめ。（向かって右側ですよ）

その他周辺情報

赤城温泉群に立ち寄りできる温泉アリ（混浴のところもアリ♥）
とんとん広場の豚肉加工製品直売所おすすめ。
産直売店アリ。野菜が安い。

写真

今日は帰宅してからやりたいことがあるからまたもや軽めで。それにまだまだ行きたい山の雪も好みの高さになってないしね。馳せる気持ちを前方を走るトゥくトゥクみたいな軽車両が落ち着かせてくれました。

駐車場につくと、あれ？意外にも先行者がいるのかな？
ま、ノンビリと行きゃいいや！

駐車場の積雪はこのくらい。FFでもなんとか？なりました。

登山口というよりハイキング口といった様相。ま、今日はノンビリだからサ！　

ノンビリ　ノンビリ　ハイキング　ヤッホッホー♪
やはり先行者のトレースはありました。

渡渉があります。不安定なアルミの足場板でした。
シャンシャンシャンシャンと、遅れたか？クリスマスのトナカイみたいな音が聞こえてきたと思ったら、

修行の一貫でしょうか？大岩に向かってロウソクを灯しながらひたすらお経を唱えてるお方がいらっしゃいました。どうやらトレースはこの方たちのものだったようでこの先からありませんでした。信仰心に誘われて労を惜しまない方々にボクも見習おうと思いました。勉強になりました。

すると看板がありまして、コレ見たらフツー 右岸（左側）行きますよね〜　　ま、今日はノンビリですからやっぱり左側です。楽します！　登りはラクがイチバン！　三歩　歩いたらすっかり勉強したことを忘れているオッサンです。きっちり労を惜しんでいます。暇崎三歩とでも呼んでください。

そしたらルートわかんねーし！　積もった雪の下に石があるのか無いのかもわかんねーし！　踏み抜けば下の冷たい沢だったり、すでに靴ん中　ビチョビチョ・・・。

更にはコレどこ行くんダヨー。　　手足を使って張り付いてみたりよじ登ったり。何度も渡渉を繰り返すこと数回。落っこちて死んじゃうような所ではないけれど　オレは一体ナニをやっているんだろうか・・・と思うこと数回。

ちょっとだけピンクリボンが見えました。
ノートレースのモフモフを喜ぶなんて、夢の中の世界だ！あんなの平和な人たちのレコだ！などと心に思いながらも、やっぱり　　
羨ましぃーっっっ！！！　　
寂てぃーっっっ！！！
オレもみんなみたいなレコあげてぇーっっっ！！！

と　思いましたよ　そりゃ。　人して立派なジェラシーや自尊心は持ち合わせているつもりです。

あーあー　などと思っていたら　また渡渉。どうしよう　（渡渉だけに）
引き返すかなと　思っていたら

ドーン！　目的の不動の滝　登場じゃーん！
一度はホントは動の滝で絶えず逃げてるんじゃないかと思うくらいでしたが不動の滝でどっちり待っていてくれたので良かったです。

これが赤城の不動の滝か。けっこうスゴイなぁ。高さ30mくらいあるかな？　ちょっと開けたところにありましてこの滝を取り囲む空間すべて貸し切りじゃん！　贅沢だでー
写真じゃ伝わらない大きさ感ありました。

滝の下の方は陽に照らされて虹ができていました。
レインボーです。今までの労苦が労われました。ラクをしようとして結局は痛い目にあったけど癒されました。神様がご褒美をくれたのでしょうか？勝手に良いように解釈するボクです。

と　見ていたら　滝に人が打たれているように見えて怖くなってきたので、（勝手に良いように解釈したのは気のせいだったか）

落ち込みを見上げて気分転換。　いやはや迫力あるね〜　5時間くらいオシッコ我慢していたんじゃないかと思うくらいスゴイ勢いでしたよ。因みにこの大滝は小沼から流れ出る水でできています。のです。

スゲーなー　滝ってスゲーなー　やっぱり滝っていいなぁー。
こう見えてもその昔 ナンダサカコンナサカを結成する前に親友たちと滝同好会を結成リーダーを務めるも一日で解散してしまったほど滝好きなボクです。
そんなことを思い出しながらずっとずっと見上げていました。
ずっとずっと見上げていたら、

オッサン立ち眩み・・・。

少ししゃがんでいたら

上からツララのカケラが落ちてきて肩に当たりました。こんなに小さいのでも30mくらい上から落ちてくるとけっこう痛いです。ってか超痛かったです。ヘルメットあったほうがいいかもとも思いました。

滝ツボに行ってみました。
しぶきでできた氷の造形は、厳しさの中にも儚さ感を伝える造形はどんなすごい芸術家でも作れないだろう。ミケランジェロとか足元にも及ばないだろう。
たまには　まともなことも言います。

でも顔つきがいやらしいオッサンです。

足元には

足ツボマッサージみたいな氷の地面。
光が乱反射して見る角度によっていろんな色に変化しました。
ボクのココロを映し出すようだ。人にはいろんな一面があるものです。いろんな魅力があるものです。そんなコトを教えてくれました。
たまには　まともなことも言います。

でも結局は　
情熱のケルンポーズ（略してJKP）で締める
残念なオッサンです。
因みに　滝の前での　修行バージョンとしておきましょうかね。

さてと、そろそろ帰りましょうか。でもまたあの行程を、繰り返すのか　と思うとなんだかションボリなので　どうせなら同じ道ではなく対岸の左岸ルート使ってみよか！　

左岸ルートのほうが比較的歩きやすかったです。ケドこんなカンジでした。　ま、登りで使ったルートよりも気持ちもカラダもラクでした。

おっ！　カッコイイ　つらら発見。
写真撮って、
つらら先っちょ触るとケガするゼ！俺の先っちょ触れると妊娠するゼ♥　と、
今回のレコはこれで笑いをとろうかとネタ考えてニタニタしながら　歩きながら携帯カメラを閉じようとした時、

ズルっ　ツルーっ　　トゥルル〜　ってなカンジで足を滑らせまして　
沢へバッシャン。ドップーン。
（奇跡的に落ちている時にシャッター押していた写真）
何が起きたのかわからなくてちょっとキョトンとしました。

現場デス。
滑り落ちた痕跡あります（汗）
比較的浅い沢だったので右半身が沢に浸りまして。
下半身もしくは上半身だけずぶ濡れだったら人魚のようで美しかったかもしれませんが右半身だけずぶ濡れってのは半魚人にもなれない無様感ぷりたつでした。
ってか　けっこう冷たかったです。

途中なにやらはしごがありました。
ずぶ濡れになっても負けません。開き治ってます。
人生　開き直ったときほど無敵なものはありません。

迷わず登ってみます。
軽アイゼンつけてアルミの梯子登っているとエベレスト挑戦している気分になります。
エベレスト行ったコトねぇーケド。

梯子　もげとるやんけー！！！
最近　手すりや梯子　もげてるところにしばしば遭遇します。
カンベンしてよ。

小さな像がありました。
国定忠治の隠れ場所だったようです。
赤城の山も今宵かぎり　とここで言ったのでしょうか。確かに風もないし日陰でもなぜか暖かいし追っ手が来ても逆襲できるような立地でした。無雪期にハイキングギャルを眺めるのにもってこいな立地でした。
アホの病も今宵かぎり。

そいてまだまだ沢沿いのこんな所を歩いて降ります。
体が冷たくなってます。正確には右半身だけ冷たくなってます。非常にビミョーなカンジです。

途中　氷柱群があったのでよじのぼって観察しました。

つららの中に空洞ができていて、その中に水が溜まっています。そこに溶けた水がポタンっと落ちている様。

こんなにぶっとい氷柱も！　憧れのぶっといのデス！　ドッチリしてんな〜　と親しみを込めて触ってみただけなんですが・・・

あっけなく折れちゃいました。　やっぱり太いだけじゃダメなんですね。
もーもーもー太いだけじゃだめなんだから！♥

悪いことしたワケじゃないんだけど折れちゃったから焦って元に戻そうかとおもったケドちょっと無理でした。ゴメンなさい。

せっかくなので断面写真。
大根をポッキリ割った時の断面の凹凸に似ていました。

せっかくなので一緒に写真。
題名「ROMAN」

プチ洞窟的なところには氷筍も。
つららは上から下に成長するけど氷筍は下から上に成長する。一定の温度環境でないとできないものです。

さっきよりもっとスゲー氷柱群がありましたヨ。
陽に照らされてピカピカ光って神秘的。

すごいですねぇ〜
牢屋みたいな縦格子。

裏側に入ってみました。
裏側大好きなんで・・・。
頭上からたくさん水が垂れてきましたけど、レコのために一生懸命写真撮りました。たくさん拍手してやってください。ペコ。

ここにも空洞のつららがありました。
ここのはけっこう太いので空洞の中は自然にできた水槽のようでした。ここに一滴 水が滴ると低音の木琴みたいな音がして、なんとも言えないファンタスティック感ありました。自然のパイプオルガンみたいでした。

色々と観察してあとは当初の予定通りノンビリ下山のみです。
悩んでいるテイ。
岩の上に落ちて痛いけど濡れないのと、
沢に落ちて痛くないけどずぶ濡れなのと、
どっちが良かったのかなぁと単純な、でも素朴な悩み
結構真剣に考えたけど　落ちないのが一番だと
今頃気がつきました。

んで、下山完了デス。
もちろん即効で着替えました。
着替えは持ってきていない！キッパリ！
しょうがないから全部脱いだあと裸にレインウエアを来ました。
永ちゃんみたく素肌にスーツならカッコイイですが素肌にレインではちょっとね。
本当は下もレインパンツに履き替えようと思いましたが流石にノーパンにレインパンツじゃね、肌触りを想像したら眉間にシワがよったのでやめました。ヌレヌレパンティの感触のままの帰路でした。

山行記録はここまで。
せっかく持ってきたので昨日買ってきた手ぬぐいでシメ。

帰り道　とんとん広場なる豚農場に寄りまして、

買うつもり2000%無かったケド試食はタダだから食べてみたら　意外にも美味しかった！ので、買ってしまいました。
まんまと試食作戦に負けました。でも

この子たち食べているのかと思うとちょっと切なくなりました。

買ってみたのはスモークレバーとスモークタンです。
グラム数によって値段違うけど、ふたつで1000円くらいだったかと思います。

それと産直売店で

小暮千枝子さんが作った柚巻き大根。

お腹がすいたので赤城寄り国道17号沿い前橋の関根町にあるおおしまやさんにて

かけうどん￥380-　かき揚げ￥100-　です。
茹でたキャベツがてんこもり載ってます。
天ぷらはサクサクで超デカイのが特徴です。
そしてやっぱりティッシュはエルモアよ♥　良い店の証しです。

麺は勿論グンマのオトコが愛すべきガシガシブリブリ系。
大胆にジュルリジュルリとすする快感。
冷えた体だったから七味をたくさんかけてたべたら熱くなってきて脱ぎたくなったけど、脱げません・・・。脱いだら通報される・・・。
でもさすがのゴアテックス。蒸れませんでした。こんなとこでもハイテク素材は生きるんですね。
おなかイッパイ。

関係無いけど、帰宅してからやりたかった事とは洗車です。普段通勤に使っているクルマの洗車です。週初めキレイな車で出勤するのがボクの定番です。もちろん同時に山専クルマも洗車してやりました。

今夜のツマミは帰り道に買ってきたもので。
スモークレバーもタンも美味しい。
併せるはバーボンです。
まさしくこれをツマミにチビチビ飲りながらレコ書いてます。
家に帰って一杯飲るまでがボクの山行デス！

今日はノンビリのはずだったけど、思いもよらぬ経験ができて良かったのか悪かったのか？
良かったことにしよう！
すべては山に感謝しよう！
楽しい一日ありがとう！

装備

個人装備

軽アイゼン。あぶデカタオル。

感想

ゲスト

ノンビリと滝見物しようかと思いハイキング気分だったけど、意外にもハード？な短時間ハイキングになりました。　でも頑張った分、良いものが沢山みれて観察できて満足な山行となりました。風もなく空も青くこんな日にピークハントでない山行なんてしちゃってなぁと最初は思っていたけれど、結果暖良かったです。暖かかったし零下だったら凍え死んでたかもしれないし。
まだまだ積雪時は先にもあるし山は逃げはせん！　焦らずに知り合いたいね。
いろんな事を考えさせられたセルフ講習的山行みたいでした。
1月終わります。2月もっともっと雪積もって絶景を見たくなる情熱が湧いてきたと同時に、貴重な情景も感じられて自分にとっては必要な山行だったと山が教えてくれたのかもしれません。
それにしてもなぜか帰宅してから右肩が激痛・・・。
ではではお疲れさまでした。

コメント

上毛三山(2nd SEASONS)

お疲れ様でした！
こんばんは、Ericさん！すごいワイルドな山行でしたね、まさに修行！でも綺麗な不動の滝‼虹がまた良いですね〜！
小沼を挟んでJKP！赤城山もびっくりしたでしょうね(笑)因みに自分も帰ってから車洗いましたよ〜！雪道走ると黒色なのでとっても汚れが目立ちますよ(悲)

ゲスト

joumousanzanさん Re: お疲れ様でした！
当日、もしかして赤城にいますか？とメッセージ入れようと思いましたが余裕がありませんでした。当日に行く先を決めることが多いいので申し訳ございません。いつかJKPコラボ出来たらメシ奢ります！いつも感謝です。それにしても三人目のJKPしてくれる人は出てこないのでしょうか・・・。

いいゆ

冷たかったでしょう！
楽しいレコありがとうございます。
私も数年前同じような時期にこの滝を訪れた思い出があります。
なんでこんな条件の悪い朝に沢山の人がこの滝を見に行くのかよくわかりました。

ゲスト

iiyu さん Re: 冷たかったでしょう！
コメントありがとうございます。　冷たかったです。腰周りが濡れるとホントにカラダ全体が冷えるってのを実感できました。ハートは熱かったですけどね。
今回は人はいませんでしたが、沢山いてもおかしくない、いや、なぜ居ないのか？不思議でした。とても素晴らしい所でした。赤城の影の立役者といった雰囲気でした。ルートはだいたい把握できましたのでまた行きたいと思っています。
ありがとうございました。

danby63

滝修行たいへんでしたね
まるで修行のような山行でしたね。また、近くで遊んでいましたね。
快晴なのに黒檜山から地蔵岳と小沼越しに富士山がみえなかったのは、Ericさんが沢に落ちた水しぶきのせいだったのですね。やはり私もJKPが必要でしたか？
帰り道の楽しみも似たような感じで、私が立ち寄ったのは「ハム工房ぐろーばる」でした。伊香保温泉での仕事帰りにランチをするスチーム料理が旨いレストランｇurumiで使用しているのでお気に入りです… 次回は「とんとん広場」でも買ってみます。もちろん地元の老舗「高崎ハム」も大好きですよ。
それと あぶデカグッズ買えてイイですな。ユナイテッドシネマ前橋は月曜日時点で売り切れ、入荷予定は未定とのことでした。残念です・・・
何か、山に関係ないコメントばかりになってしまいました。

ゲスト

danby63さん Re: 滝修行たいへんでしたね
沢に落ちる。たまにはいいものです。ってそんなコトはありません。前のレコからdanbyさんもしかしたら黒檜にいるのだろうなぁと思っていました。上部の賑わいが羨ましく感じたものです。静かな貸切も良かったですけどね。　ぐろーばる　行ったことないので今度いってみます。danbyさんはヨナヨナエールのツマミにするんですよね！
danbyさんがJKP。　NOぉぉぉぉ〜！！！　　して欲しいですけど・・・。　
あぶデカグッズ、高崎の109まだ売っていますと思います。たくさん欲しいものあったのですがキリがないので我慢しました。自分は手ぬぐいのほかに大下勇次　鷹山敏樹　それぞれの名刺がメモになっているものとパンフを購入してきました。
そろそろ１年ぶりのハワイアン谷川を待つ頃でしょうか？