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Yamareco

記録ID: 80620
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無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

御前山(鋸尾根―湯久保尾根)

2010年10月02日(土) [日帰り]
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GPS
05:35
距離
13.3km
登り
1,371m
下り
1,378m

コースタイム

奥多摩駅9:25→10:20祠のピーク→11:05三角点1046m11:15→11:30大ダワ→11:50鞘口山11:55→12:45御前山13:25→(湯久保尾根)→14:25湯久保分岐→15:10宮ヶ谷戸バス停(→15:25神戸岩入口バス停)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
宮ヶ谷戸のバスは余り便数が多くないので注意
コース状況/
危険箇所等
 登計園地に「この先危険」と林道経由を勧める表示があるが、愛宕神社下の直線急階段辺りを指すようなので、鋸尾根を行く脚がある人なら無視して大丈夫。
 湯久保尾根は余り踏まれておらず両側の草がうるさい。山と高原地図と異なり、道は湯久保山を東にまく。仏岩ノ頭も三角点ピークをはっきり確認できなかった。鋸山〜御前山はトレイルランナー、湯久保尾根はマウンテンバイクが目立った。
 帰りは十里木で途中下車して瀬音の湯に寄った。バス停から少し西へ戻った人道橋経由で徒歩7分程度。加温のみの源泉掛け流しアルカリ泉で、お湯はぬるめ。浴室ロッカー分の人数しか入浴させないので洗い場の順番待ちなどはないが、廊下には入場待ちの列ができる。自分は10分余り待った。
5mm程度の花はコマツナギ?。標高の低い所でよく見かけた
5mm程度の花はコマツナギ?。標高の低い所でよく見かけた
急登中の杉林に朝日が注ぐ
急登中の杉林に朝日が注ぐ
祠のピーク。標高730mくらい
祠のピーク。標高730mくらい
梯子と鎖。巻き道のある鎖場はこの5分ほど先
梯子と鎖。巻き道のある鎖場はこの5分ほど先
大ダワの林道は舗装されていた
大ダワの林道は舗装されていた
鞘口山。何も見えない
鞘口山。何も見えない
こんなのも通る。クロノ尾山にて
こんなのも通る。クロノ尾山にて
御前山山頂。画面外左右にベンチがあって大勢休んでいた
御前山山頂。画面外左右にベンチがあって大勢休んでいた
きれいだという避難小屋を見学に
きれいだという避難小屋を見学に
真っ白なキノコです
真っ白なキノコです
仏岩ノ頭付近から西を展望。遠くは三頭山でしょうか?
仏岩ノ頭付近から西を展望。遠くは三頭山でしょうか?
山里。小岩の集落でしょうか
山里。小岩の集落でしょうか
右寄りの細くなる道が登山道
右寄りの細くなる道が登山道

感想

 ラッシュ並みの武蔵野線の混み方に驚きつつ、こちらも立ち席が出る賑わいのホリデー快速で定刻に奥多摩駅着。昭和橋を渡ってすぐ右、おなじみとなった登山道に入った。前夜も雨だったのか、草が濡れている。
 いきなりジグザグに標高を稼ぐが、8月から気管支の痰がからみがちで、きつい。登計園地の入り口で息を整えていると、この先は危険だと書かれたA4判の注意書きが目に留まった。さては例の急階段が崩壊でもしたかと思ったが、そうでも無さそう。要するに散歩道のようにはいきませんよ、という趣旨の注意だったらしい。
 さて、標高500mの愛宕神社前を通り、林道と別れて杉の植林を10分ほど行くと送電線の下を横切る。道は尾根に出て、わずかな風が心地よい。足下に奥多摩上流の町が見えるが、夏が半分戻ったような気候で山は雲に隠れがち。再び植林の中を汗だくで登り、祠のピークに着いた。すぐ先に下りの岩場があり、梯子で登り返す。鎖もあるが、ここはご愛嬌程度。少し先に別の鎖場があり、そこでは登攀の雰囲気を味わえる。雨の日などには巻き道が使えるので安心だ。
 1046m三角点ピークの手前で女性2人が腰を下ろしていた。ピークに先着して汗を拭いていると、上がってくるなり三角点標柱を見て「さん、にく?? なんて読むんだろう」と顔を見合わせている。「三角点と書いてあります」と声を掛けると、女性お定まりの「ここ、どこですか?」の質問が。教えてあげたが、先ほど山と高原地図を開いていたはずなのに、どうも困ったものだ。
 2人を見送ってお握り1個を早弁し出発。鋸山の手前で右の巻き道に入り、もったいないくらい標高を落としながら大ダワへ向かう。鋸山林道はアスファルトの立派な道で、何台も車が止まっていた。さっさと横切り、鞘口山を目指す。すると、後ろからマウンテンバイク2台がやってきた。結構な登りであり、抜き切れないうちにギブアップして自転車を押し始めた。
 鞘口山、クロノ尾山をはじめとする小ピークの続く尾根を、自転車と抜きつ抜かれつで行く。向こうからはトレイルランナーが次々走ってきて、どうも落ち着かない。そろそろ疲れてきた頃、ようやく分岐が見えて右の樹間に避難小屋の屋根がのぞいた。土が流れて丸木の階段だけが突き出した歩きにくい道を、さらに十分余りあえぎ登った先が御前山だった。
 小広い頂上にはベンチが10脚近くあり、丁度埋まるほどの登山客が休憩している。単独の男性に声を掛けて隣に座り、山の話をしながら昼飯にした。北西に開けた視界の先には、鷹巣山の石尾根らしき山稜が霞んで見える。この暑さでは秋らしい展望を望んでも無理だろう。
 帰りは、きれいになったという避難小屋の外見を見てから分岐に戻り、湯久保尾根へ向かった。初めから少々頼りなげな踏み跡で、下草の多い区間では両方から草が道に被さっている。ただ、全般になだらかな下り一辺倒なので速度は快調。先を行ったらしい自転車の轍が見えるが、さぞや気持ちいいことだろう。
 そろそろ湯久保山かなと思う頃、道が尾根を西から東へ斜めに乗り越した。木に白ペンキで図形が描かれており、一部は尾根通しの方角にある。一方、巻き道に見える本道にはビニールテープ。巻き道の方が踏まれていたので素直に直進すると、ほどなく尾根に戻った。その後、標高1000m余で緩いアップダウンが続いたところを見ると、尾根通しの先が湯久保山だったに違いない。
 仏岩ノ頭と思しきあたりで西の視界がわずかに開け、三頭山方面の山並みが見えた。岩の露出した区間を通り、しばらく行くと忽然と小さな畑が出現。だれか近くに住んでいるのだろうか? 彼方には山懐に抱かれた山村といった感じの集落が見える。
 湯久保地区への分岐で指導標を確認していると、マウンテンバイク4台が抜いて行った。この自転車と同じく宮ヶ谷戸へ尾根通しに下るつもりだが、バスの時間が15時20分だったのか40分だったのか、メモを忘れて自信がない。とにかく急ぐことにした。疲れた脚に鞭打って飛ばしていると、下りなのに汗が噴いてくる。伊勢清峰神社とかは鳥居だけチラリと一瞥し、尾根と別れてジグザグに下ると意外に早く集落の上に出た。なお、急いだ甲斐なくバスは40分発だったので、二つ先の神戸岩入口バス停まで歩いた。

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