今期のアイス納め「上高地：中千丈沢の氷瀑群」

2016年03月19日(土) 〜 2016年03月21日(月)

コースタイム

【3月19日】
幕営地12:00〜「z」3p〜18:30幕営地

【3月20日】
幕営地7:05〜「z」、「一角獣1p〜2p」、「ジョーズ」〜5:30幕営地

【3月21日】
幕営地7:08〜「ハバネロ」11:20終了〜12:00幕営地〜温泉入浴〜帰宅

天候

19日：昼頃まで雨、のち曇り
29日：晴れ時々曇り
30日：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沢渡駐車場から
　・松本⇔高山　の通年営業の高速バス：中の湯下車（釜トンネル入口）
　・タクシー利用（3000円弱）

コース状況／危険箇所等

・釜トンネル：曜日によっては工事車両の通行あり。
　　　　　照明は消灯してあることが多い。ヘッデン必需。
・除雪状況：釜トンネル〜新トンネル前、又は大正池付近まで。

その他周辺情報

・入浴：直近では中房温泉、坂巻温泉
・調理用水：この時期なら梓川の水を利用可

写真

3/19 10:12

【3月19日】
釜トンネルの先に、新しいトンネル。今夏に開通するのでしょうか？

3/19 10:16

北アルプスも、雪が少ない！　
台車にロープやテントを積んで、楽ちんアプローチ！

3/19 11:54

今日は、雨予報だったので、さすがに昼間から入山するパーティーはゼロ。読みは的中！　橋の下の特等テン場をゲット。

3/19 12:29

さあ、出かけましょう。中千丈沢は滝が露出していて、昨年より格段にアプローチが大変でした。大岩から左のルンゼを詰めて尾根を乗越します。

3/19 12:52

最初に出会う「ハバネロ」

3/19 12:59

「コメット」でしょうか。

3/19 13:02

べったり岩に張り付いた「ミルキーウエイ」
昨年、3ピッチで、登りました。

3/19 13:06

「Z」です。
初めて来る人は、やっぱり、真っ先にこれに登りたいと思うようです。今日は、ここを登ります。

3/19 14:54

「Z」の2ピッチ目を登るHちゃん。
去年、私と来てる彼女もここは、2回目。

3/19 15:11

I氏。

3/19 15:42

最終の3ピッチ目をフォローしていくHちゃん。

3/19 15:58

2ピッチ目終了点から見下ろします。私達のザックが豆粒のようです。

3/19 17:02

2回の懸垂下降で終了。
今日は、私達だけでした。さあ、帰りましょう。

3/19 17:54

雪が多ければ、中千丈沢の下降は、この残置のある滝を1回の懸垂下降で下りられるのですが、今年は雪が少なく2〜3回必要でした。

3/20 6:44

【3月20日】
今日は、晴れ予報。シュラフを干して、さあ出発。
今日の予定は、「一角獣の1p＆2p」「ジョーズ」です。

3/20 8:28

その前に、昨日、置いてきてしまったギアを回収しに「Z」に登ります。他のpも来ましたが、S氏はプロ並みに早いので、お先に。2P目を登るS氏とフォローのI氏。

3/20 8:48

Hちゃんとmizukiは記念撮影なんぞして待ちました。

3/20 10:25

「一角獣の1ピッチ目」
フォローするHちゃん。

3/20 10:33

後攻のI＝mizukiパーティー

3/20 11:15

1ピッチ目を登りあると、奥に「一角獣」の2ピッチ目の氷柱。手前の氷瀑はフリーソロで。

3/20 11:39

「一角獣」は2ピッチ目のこの氷柱で最後。なので、トップロープで遊びます。S氏。

3/20 12:10

I氏。

3/20 12:29

Hちゃん。

3/20 12:41

mizuki。

3/20 12:42

気持ちいいですね〜！

3/20 12:52

先ほど、「Z」に居たpが後続して来ました。

3/20 13:17

私達はお隣の「ジューズ」へ移動。もう一度、「一角獣」の氷柱を振り返ります。

3/20 13:17

今年の「ジョーズ」は大きな口を幾つも開けていました。

3/20 13:57

1ピッチ目の左側を登る他パーティー。
昨年は私もこちらを登りました。

3/20 13:58

後攻の他パーティーが一角獣に取り付き始めました。

3/20 15:13

バイバイ、「ジョーズ」君！

3/20 15:42

「一角獣」の1ピッチ目（右手前）と奥に2ピッチ目の氷柱。左奥に「ジョーズ」。

3/20 16:17

中千丈沢、1回目の懸垂下降地点。下から。

3/20 16:28

2回目の懸垂下降地点。下から。

3/20 16:37

3回目の懸垂下降地点。下から。ここは、下降しないで、左のルンゼを降りることも出来ます。

3/21 8:18

【3月21日】
今日は、11時で終了するので、「ハバネロ」1本です。

3/21 8:18

中千丈沢から「ハバネロ」取り付きまでは、こんな急雪壁。I氏と後続してくるHちゃん。

3/21 9:15

2ピッチ目は氷が薄いので、1ピッチ目にトップロープを架けることにしました。気温は−7℃位。S氏リード。

3/21 10:21

時間が無いので、一人15分で登れるところまで。
I氏。トップアウト。

3/21 10:37

mizukiの番。下部をスピードアップして時短。

3/21 10:40

上部は慎重に、

3/21 10:41

時間内でトップアウト出来ました。

3/21 10:53

回収便のS氏。難しいラインを選んで。

3/21 11:57

今日は、3回目の懸垂下降地点上を右岸に回り込み、このルンゼを下降しました。mizukiはダガーポジションで。

3/21 12:11

我が家に到着。
さあ、テント撤収です。

3/21 12:47

3日間のゴミがお土産？　でも、満足感と充足感というもっと素敵なお土産を頂きましたよ。

3/21 12:47

冥途の土産に撮ってもらいました！？

3/21 13:01

焼岳。スノーハイクの皆さんも、気持ちよさそう。

3/21 13:01

奥穂〜前穂の吊尾根が綺麗です。
素晴らしい、今期のアイス納めでした。

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

感想

mizuki

・今期ミズキアイスは、5回目の今回で終了。アイス納めは上高地・中千丈沢の氷瀑群にした。
・昨年、「ミルキーウエイ」「z」「ジョーズ」を登ったので、私自身は、「一角獣」と「ハバネロ」を登りたかった。良い仲間たちを得て、全て願いが叶った。

・初日19日は暖かく、昼過ぎまで雨。2日目と3日目は晴れ予報。ギリギリまで迷ったが、1日前に出発を決定連絡。早朝発でも首都圏からだと登り始められるのは13時ごろになる。小雨でも、初日に、氷瀑群の全体俯瞰ができるだろうという目論見。
・入るパーティーも少なく、橋の下の特等幕営地もゲットできるに違いない。

・予想的中。雨は上がり、橋の下にテント設営。今年は雪が少なく、沢の流れが出ていたので、テントの前で給水可。2日目は冷え込み、流れは氷に閉ざされたが、氷を割って給水出来た。
・初日は、「z」まで偵察。雨後で高温のため、一番登りやすい凹角状のラインは、シャワーがひどい。ラインを選んで3ピッチまで登った。この日、入ったのは私達のパーティーのみ。
・昨年の同日に来た時は、中千丈沢は雪に埋まり、大岩の所の懸垂下降1回で戻れたが、今年は雪が少なく、沢の流れや大きな落差が露出しており、懸垂下降2回〜3回を要した。

・2日目は、昨日置き忘れたギアの回収にS&I氏で再び「z」。
・回収後、更に上流へ移動して、「一角獣」の1p〜2pを登る。氷結状況はまあまあ。冷え込んでいるので、昨日ほど滴りが激しくないのが良かった。
・お隣の「ジョーズ」へ移動。先客が左を登っていたので、私達は右のラインを登り、終了。

・3日目も良い天気。今日は11時に登攀を終了し、テントを撤収して13時には帰る予定。
・一番下にある「ハバネロ」を選んだ。今回登った中で、一番難しいと感じた。時間が無いので、一人15分の持ち時間。私も、下部を早く抜け、時間を残してトップアウト出来た。
・梓川の対岸に連なる西穂高岳の連なりが、神々しいほど白く輝いていた。
・帰りは坂巻温泉で3日間の汗を流して帰途に付く。中央高速19kmの渋滞を我慢して帰宅。

・それぞれのメンバーが持てる力や物を持ち寄って楽しむのが、mizuki流。今期も充実したアイスクライミングが出来た。一人一人のメンバーに感謝。

コメント

niini

お疲れ様です(^^♪
mizukiさん　こんばんは

三連休の天気予報が微妙だったので気になってました
上高地は初日以外は天気良かったのですね
やはり行いの良さでしょうか

でもアイスが出来る期間は短いのですね
今年は特にそんな感じがします

お疲れ様でした<(_ _)>

mizuki

Re: お疲れ様です(^^♪
niiniさん。お早うございます。

アイスクライミングは、冬季限定のお楽しみなので、氷のある内にたくさん楽しみたいと思ってます。
関東から皆で出かけられる氷瀑は限られますので、実施日の１０日前から、該当標高の気温の変化・降雨量・積雪量などのデータを記録し始め、１〜２日前に決定というプロセスを踏んでいます。

これから花山行です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mizuki

to-fu-

☆納アックス☆
mizukiさん、おこんびんわ〜♪

3日間お疲れ様でした♪
中千丈沢って、急傾斜なんですねぇ〜。

場所取りからナイスでした＾＾
今年は氷結具合は去年と比べてどうでしたか？

しっかし、S氏はパワフルですねぇ〜。
同じ人間とは思えない・・・いや、同い年とは思えない＾＾；

満喫なアイスだったようでなによりです
帰りの渋滞、お疲れ様でした。

mizuki

Re: ☆納アックス☆
to-fu-さん、こんにちは。（こんばん「わ」ではなく、「は」ですよ！）

雪が少ないので、傾斜がきついのです。アプローチは格段に困難になってました。氷結状況も、年に寄ってずいぶん異なるようです。

今期も安全に楽しめました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mizuki