霧に浮かぶ灯籠。ミツマタ大群落。〜丹沢ミツバ岳から畦ヶ丸

2016年04月08日(金) [日帰り]

• GPS: 07:31
• 距離: 17.6km
• 登り: 1,765m
• 下り: 1,567m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:51
• 休憩: 0:30
• 合計: 7:21

8:34 浅瀬入口
9:00 9:00 ミツバ岳登山口
10:00 10:10 ミツバ岳
10:50 10:50 権現山
11:20 11:30 二本杉峠
12:40 12:40 屏風岩山
13:10 13:10 大滝峠
13:50 13:50 畦ヶ丸
14:00 14:10 畦ヶ丸避難小屋
14:14 14:14 畦ヶ丸
15:55 西丹沢自然教室

天候

晴れ予報を覆すガスガスな天気。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：新松田駅(富士急湘南バス）-浅瀬入口バス停
帰路：西丹沢自然教室バス停（富士急湘南バス）-新松田駅

コース状況／危険箇所等

ミツバ岳登山口から権現山まで問題なし。よく歩かれています。権現山から屏風岩山までが破線ルートレベル。要所要所、地形図とコンパスで現在地を確認しながら歩きましたが、屏風岩山頂の手前の稜線で現在地が分からなくなり戻って場所を確認するため一度来た道を戻ることがありました。方角を確認し赤テープと赤ペンキの○を見逃さないよう歩けば大丈夫。危険だと思うようなところは特にありませんでした。他、一般ルートのため割愛。

その他周辺情報

ブナの湯。（今回入ってないけど）

写真

4/8 8:11

丹沢湖、浅瀬入口。初めて降りました。

4/8 8:11

幻想的。日も差してこのときは予報通り晴れるものだと思っていました…

4/8 8:41

山桜も咲きました。冬山が終わり花を見ると新たに今年も山が始まったなという気持ちになります。

4/8 8:44

登山口まで、けっこう歩きます…

4/8 8:48

丹沢湖畔を歩く。今年の桜も綺麗に咲いた。

4/8 8:51

山桜が点々と。これがわびさびの日本の独特の美であります。

4/8 8:56

この辺りでベニマシコを初めて見ました。近くにバズーカ砲を持ったカメラマンさんたちも見ました。

4/8 8:57

タクシーでいらしたハイカーさんたちが準備中。目的は同じでしょう。

4/8 9:01

タチツボスミレ。ありふれた花も、いちいち可愛いから困る。

4/8 9:12

ミツマタさーん。今から行くよー。

4/8 9:28

って、えっ、もう？

4/8 9:31

しかし、面白い花です。原産は中国やヒマラヤのほう。

4/8 9:34

古代、梅と同じように中国地方から持ち込まれた植物なんでしょうか。

4/8 9:39

しかし彼の万葉集にもこの花が出てきます。もともとは和紙の原料ですが、現在は紙幣にも使われているようです。

4/8 9:53

クロモジかな。ダンコウバイやアブラチャンもよく似た花を咲かせます。

4/8 9:54

お？着いたようですよ♪

4/8 9:54

間に合いました。ミツマタ大群生地です！

4/8 9:59

これはすごい。へー、ほんとうにすごい！つい、声に出してしまいます。

4/8 9:54

ミツマタネックレス。

4/8 9:56

おや。ミツマタとコラボはマメザクラ(フジザクラ)。

4/8 9:56

こちらは日本の固有種。控えめなところが美しいです。はっきり言って好みのタイプです。(花の)

4/8 9:59

ミツマタ岳。いや、ミツバ岳。

4/8 10:00

まるでここはミツマタの山です。

4/8 10:02

ガスがかえってミツマタを神秘的な花に変えました。

4/8 10:02

霧の中のミツマタ。灯籠のよう。

4/8 10:03

霞に浮かぶ蛍のやう。ああ、幸せー。山頂独り占めでした。

4/8 10:08

シジュウカラが番犬のように吠えています。お邪魔しましたー。

4/8 10:18

権現山途中にもよいミツマタがあります。

4/8 10:19

霧雨ですが、寒くありません。

4/8 10:31

ヒナスミレ。咲いているものはまだ少ないが葉が周辺に点々とある。

4/8 10:53

権現山。バスで一緒に降りた男性方に再会しました。

4/8 11:06

まだ、休憩は早い。先を急ぎます。崩壊地が少しあります。

4/8 11:20

二本杉峠。

4/8 11:23

かつては人の生活道だったようです。少し休憩します。

4/8 11:32

ミヤマシキミ。ミカン科だそうです。ちなみにミツマタはジンチョウゲ科。

4/8 11:36

右か左か。正解は直進。

4/8 11:38

尾根通しを歩く。

4/8 11:52

このあと、地形図とにらめっこ。少し戻って現在位置を確認しました。GPSは最後の手段です。地図読み練習にならない。

4/8 12:42

なんとも地味な山頂標識です。誰か作ってくださいー。(他力本願)

4/8 12:42

山頂を直進しないように。正解は左側。

4/8 13:09

大滝峠にも。

4/8 13:10

ここまで必死です。大幅に予定タイムをオーバーしない限りはエスケープはしない。

4/8 13:32

アセビ。

4/8 13:45

やれ歩け―。ダブルストックで。あるといいですね、やっぱり。ストック。

4/8 13:55

着いたよー！！お天気はあれでもいい充実感です。丹沢湖からここまでよく歩いた。

4/8 13:55

リハビリ登山には十分な距離でしょう。そして明日は筋肉痛でしょう。

4/8 13:56

避難小屋まで戻ります。なら、来るな。

4/8 13:57

誰もいない静かな小屋。ここまで、どら焼きひとつ。レモンティーを200�程でした。一度にとる水分は50�としています。（これは一度に体内に吸収される水分は50�だからです）

4/8 14:01

登山中、何かを食べたいと思うことはほとんどありません。しかし、下山すると無性に食べたくなるので体重は変わりません。

4/8 14:01

これ、いまでも使えるのかしら。。

4/8 14:16

小屋と山頂は目と鼻の先。二度目の山頂。

4/8 14:19

子供のころから段取りが悪いと言われます。

4/8 15:10

西沢まで下りてきました。頑張れば予定のバスより一本早いバスに乗れそうです。

4/8 15:26

でも沢沿いにこの花を見つけたとき、すぐにやめました。ハナネコノメ。残っていました。

4/8 15:42

あとひと月もすれば咲き始める。今年のツツジはどうか。

4/8 15:54

静かな充実したハイキングでした。

撮影機器：

PENTAX K-5 II ペンタックス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下×２ グローブ×２ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 山専ボトル（500ｍｌ） 非常食 飲料（５００ｍｌ） 地図（昭文社） 地形図（コピー） コンパス ヘッドランプ×2 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ 折りたたみ傘 ゴミ袋 小説 ipod

感想

makasio

山以外のことで忙しく3週間ほど山歩きができませんでした。
それでも道端に小さな花が咲き始めると、山の花が気になって仕方がありません。仕事場までの片道、梨畑にオオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウが咲き始めると次々とツクシがにょきにょきと地中から飛び出してくる。竹林には鶯が高らかに歌い始める。もうそうなるとやはり山恋しくなります。
今回は一度、訪問したかった丹沢ミツバ岳のミツマタが目的です。また、ミツバ岳から畦ヶ丸まで歩ければ充実した山行になると思いました。そのミツマタでしたが、やはりすごかった。ああ、すごかった。特に山頂の大群落が素晴らしく、ほのかに甘い香りが山頂に漂っています。この黄色いミツマタの花はもともとは和紙の原料として各地の山々に植林されたものだと思われます。ミツバ岳の由来もミツマタバタケが変化してこの山の名前として呼ばれることになったとのこと。（もともとは別の名前があったそうなんです）ミツマタも日本の固有種ではないので個人的には異国の花という気がしてなりませんでしたが、万葉集にもこの花が読まれていると聞けば、もうミツマタも立派な日本の花。春、公園や軒先でこのミツマタを見ればこのミツバ岳を思い出すことでしょう。好きな花がまたひとつ増えました。
予報通りには天気は回復しませんでしたが、静かな西丹沢の山歩きを堪能することができました。丹沢のお花、次はツツジ。楽しみですね。

やっぱり、現在、筋肉痛です。。少し歩きすぎました。

コメント

polo

なんて幻想的…
makasio さん、いつも素敵な写真とコメント、ありがとうございます。
ミツマタの花、何かに似ているな〜と思ったら、そうか沈丁花。親戚だったのですね。ミツマタも良い香りがするのでしょうか。
霧に浮かぶ花々が、とても幻想的。いつか行ってみたいミツバ岳です。

makasio

Re: なんて幻想的…
poloさん、どーも♪
そうなんですね、ミツマタはジンチョウゲ科なんですって。だから、うん、甘い香りがほのかにしました。私、お花を見ると我を忘れるのですが、今回も興奮してしまいました。ここは天気がよいとミツマタと富士山のコラボも見られるようです。来シーズン行くならご案内しますよ♪