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記録ID: 892323 全員に公開 無雪期ピークハント/縦走槍・穂高・乗鞍

実情とかけ離れた全面改定『乗鞍高原』=松本市ハト峰

日程 2016年06月04日(土) [日帰り]
メンバー takayama2
天候晴れのち曇り
アクセス
利用交通機関
車・バイク
長野道を松本ICで降り、国道158号を高山方面へ。
松本電鉄新島々駅を過ぎ、梓川に架かる新淵橋の手前で左折して黒川林道へ入ります。
(林道は通行できるかどうか、事前に要確認。通行許可を得られれば、ゲートの鍵はコンビニで24時間いつでも借り受け&返却可能です。)

※ 当日、写真は全く撮影しませんでした。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

日帰り
山行
7時間19分
休憩
23分
合計
7時間42分
Sハト峰登山口駐車場05:2510:01林道引き返し10:1111:47鉢盛山分岐12:0013:07ハト峰登山口駐車場G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
休憩タイムは上記のほかに数回、計30分弱あり。
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図 [pdf]

感想/記録

鉢盛山(2446.6m)は朝日村側からと野麦峠スキー場から 2回行きましたので、今度はハト峰(1971.0m)へ行こうと前々から機会をうかがっていました。
手元の登山地図(昭文社の山と高原地図)は2006年版と古く、黒川林道終点からハト峰まで赤の実線ですが、ネットではこのルートでの記録が全く見当たらないのが不思議でした。
2月中旬、奥飛騨方面へ行った帰りに、清水(きよみず)高原からの残雪期ルートの登山口を下見に行こうとしましたが、車道は途中で倒木か何かの理由で通行止めでした。

街の書店へ行った際は必ず登山地図や山岳雑誌を見ます。
先頃、山と高原地図シリーズの2016年版が揃った中に、全面改訂された『乗鞍高原』を見つけ、ハト峰へのルートが赤の破線となっていましたので躊躇なく買いました。
登山道が削除されたとか、黒の薄い破線なら問題ありですが、赤の破線なら多分問題なく行けるだろうと思っていました。

黒川林道が走行できるかどうか、走行できるならゲートの鍵の入手方法などについて、ハト峰登山を前提として松本市役所へメールで問い合わせました。
即刻、松本市役所西部農林課から、林道走行の注意点やルートの詳しい状況を懇切丁寧に記した返信を頂きました。
コピペですが、
【結論から申し上げますと、ハト峰への登山道はクマザサに覆われ現在はありません。よって登山はできない状況です。】
ハト峰の村界尾根西側の林道については、
【林道からハト峰への登山道は、10年以上手入れがされておらず、入り口もわかりませんし、登山道も確認できない状況です。】
これで、ネットに記録がない理由は分かりましたが、登山地図では゛未整備、通行注意”と書かれているだけです。しかも、≪全面改訂≫と明示してあり、2006年版とは著者も違うので、当然 踏査したうえでの改訂だろうと信じました。
まぁ、登山ができない状況か通行注意の難路かどうかは、行って確かめる以外にありませんけど・・・・・。

登山地図のハト峰登山口(Pマーク有り)からやや戻る感じで林の中に登山道が通じているはずですが、全く見当たりません。仕方なく林道を奥へ進み、ヘアピンカーブの地点から入ることにしました。
そこには黄色の布切れが二ヶ所に垂れ、これが目印だと思いました。しかし、林道からの道形は全くない笹薮で、ルートは1924mピークから北に伸びる尾根の東側にあるはずですが、道形を探せる状況ではありませんでした。
仕方なく尾根をそのまま上がり、村界尾根北側の林道からアキンド平へ向かうことにしました。
尾根では標高1800mくらいから東へトラバース気味に上がり、7時52分1880mの林道(正しくは廃林道)へ上がりました。8分間食事で休み、そのすぐ先に村界尾根へ上がる道形と赤テープの目印がありました。
小さなピークを一つ越えてから標高差60mを上がって平らな山頂に着きましたが、胸まである笹薮の中の灌木林では進むべき方向が分からず、一旦左下の林道へ下りました(9時01分)。
アキンド平はまだ先だろうと思い、林道をずっと奥へ進んでいましたが、標高が下がり始め、地形図にはなかった左下への急カーブに差し掛かり、登頂は諦めて引き返すことにしました。
途中に平らな地形があり、濃密な笹原の中のコメツガに古いテープがあり、ここがアキンド平への入口かもしれないと思いましたが、周辺は広々とした笹原の海で、もうこの激やぶに漕ぎ出す意欲は失せていました。
アキンド平西方の廃林道から右下に登山口へのルートが通じているはずですが、それらしい入口も全く見当たりませんでした。
以後は廃林道を鉢盛山登山道分岐まで、現役の林道を駐車場まで歩きました。

今回は赤の破線であることに安心し、GPSも印刷した地形図も携行しませんでした。GPSには、ルートや現在地が分からないことが予想される場合以外は頼りたくなく、山岳地形や地形図・登山地図から自分の目で進むべき方向を見定め、山を楽しみたいと思っています。

全面改訂とは名ばかりで、山岳会等に依るならともかく、個人による踏査には限界があるでしょう。
10年以上手入れされていないにも関わらず、全面改訂をうたって発売された商品に驚きを禁じえません。
今はスマホのアプリで歩かれる方も多いと思いますが、実情を反映していないルートにはくれぐれもご注意ください。

※ 私は『山と高原地図』に全面的に頼り、それ以外の登山地図は使用したことがありません。

登山道が表示された数多くの山のなかには、廃道化が著しく道迷いの危険性が高いもの《1》や、表記内容そのものが間違っていたもの《2》があり、地図出版社へメールで連絡したことがあります。
《1》は、2012年10月中旬に行った松木渓谷から皇海山。
地図では赤の破線でしたが、国境平から下る幅広のモミジ尾根は非常に分かりにくく、上りではニゴリ沢からの取付点には地図に”あり゛と記された道標はありませんでした。
『赤城・皇海・筑波』の2013年版以降、『日光』の2014年版以降は、このルートは削除されています。
《2》は、2014年11月中旬に行った浅間連峰西端の鬼ヶ城。
地図に鬼ヶ城と表記された1449mピークは、雲雀沢ノ頭(雲雀峰)が正当で、鬼ヶ城はその中腹にある岩場でした。赤の実線で表記されたルートそのものもコースタイムも正しくありませんでした。
2015年版から訂正されています。
今回歩けなかったハト峰の件も、後日 地図出版社へ連絡したいと思っています。

また 逆に、登山地図にはルート表示なしでも、実際には立派な登山道がある山も数多くあります。
本年度版の『乗鞍高原』では、天狗岩(L〜2)には金松寺から金松寺山経由でトレラン入門コース向きの歩き易い道があります。
山名=岩場名ですが、岩場からは好条件だと富士山や南アも見えます。
F〜3の安房山には無線中継設備があり、安房峠から作業道が通じていました。
2010年5月と’11年7月に行きました。今も道形はあると思います。設備のメンテナンスに歩かれているなら、ルートは顕在でしょう。
十石山(F〜4)と乗鞍権現社間は黒の薄い破線ですが、ルートは明瞭でした。白骨温泉から十石山(赤の破線)まで往復するだけでは勿体なく、金山岩ピークまでの延長がお薦めです。
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