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Yamareco

記録ID: 921246
全員に公開
ハイキング
道東・知床

知床岬 相泊から海岸線を歩いて

2016年07月16日(土) 〜 2016年07月17日(日)
 - 拍手
yamakichi その他4人
GPS
32:00
距離
28.9km
登り
620m
下り
617m

コースタイム

7月16日:4:43相泊出発ー14:50男滝 幕営地
7月17日:5:03幕営地出発ー9:11知床岬9:22ー13:30幕営地14:07ー14:18滝ノ下の小さな港(地元では二本滝って言うらしい)
天候 16日:曇りのち晴れ
17日:曇り
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
相泊漁港の駐車場を使わせていただきました。
コース状況/
危険箇所等
ヘツリや高巻きなどがあります。海岸線歩きなので、潮位とか波高などの影響が大きいです。潮位表を見て計画すると良いと思います。
知床は羆が多数生息している土地です、羆対策が必要です。

知床半島先端部地区利用の心得などは、
http://hokkaido.env.go.jp/kushiro/to_2007/data/0318a_1.pdf
http://www.env.go.jp/park/shiretoko/guide/sirecoco/index.html
http://rausu-vc.jp/
などが参考になります。
知床半島羅臼側は車道は相泊までです。ここから知床岬を目指して歩き始めました。
知床半島羅臼側は車道は相泊までです。ここから知床岬を目指して歩き始めました。
漁師さんが丁度舟を出すところで、お手伝い。
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漁師さんが丁度舟を出すところで、お手伝い。
カモイウンベ川の橋
カモイウンベ川の橋
大岩を越えていきます。
大岩を越えていきます。
ハマナスが綺麗でした。
ハマナスが綺麗でした。
エゾスカシユリ
エゾカンゾウ
カモメが同じ方向を向いていました。
朝礼を思い出しました。
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カモメが同じ方向を向いていました。
朝礼を思い出しました。
観音岩。
観音岩の捲き道、ロープが付いていました。
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観音岩の捲き道、ロープが付いていました。
観音岩の捲き道、下りは容易でした。
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観音岩の捲き道、下りは容易でした。
岩の上に観音像があります。
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岩の上に観音像があります。
ズームアップ。
ウナキベツ川にも橋が架かっていました。
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ウナキベツ川にも橋が架かっていました。
昆布漁中でした。
昆布漁中でした。
潮の引いた瀬は歩きやすく楽しいところです。
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潮の引いた瀬は歩きやすく楽しいところです。
細く深い入り江、エゾメバルがたくさん泳いでいました。
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細く深い入り江、エゾメバルがたくさん泳いでいました。
フノリが黄色くなっていて綺麗でした。
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フノリが黄色くなっていて綺麗でした。
通過してきたところを振り返っています。
通過してきたところを振り返っています。
このあたりをトッカリ瀬って言うのかな?
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このあたりをトッカリ瀬って言うのかな?
タケノコ岩が見えてきた。
タケノコ岩が見えてきた。
昆布が舟に一杯になっています。
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昆布が舟に一杯になっています。
岩の下を潜っています。
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岩の下を潜っています。
タケノコ岩が近づいた。
タケノコ岩が近づいた。
青空が見えてきた。
青空が見えてきた。
タケノコ岩。
タケノコ岩手前の窓を潜って行きます。
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タケノコ岩手前の窓を潜って行きます。
通過後、振り返って。
通過後、振り返って。
メガネ岩。
前方のコルはモイレウシ手前の捲き道。
前方のコルはモイレウシ手前の捲き道。
ロープが付いていました。
ロープが付いていました。
見下ろしています。
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見下ろしています。
シコタンハコベでしょうか?それともイワツメグサ?
シコタンハコベでしょうか?それともイワツメグサ?
モイレウシ、美しい湾です。
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モイレウシ、美しい湾です。
海から突き出ているのが剣岩。
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海から突き出ているのが剣岩。
軽トラ、陸路は無いのでここでリヤカー代わりに使っているのかな?
軽トラ、陸路は無いのでここでリヤカー代わりに使っているのかな?
剣岩の手前。
メガネ岩。
メガネ岩通過。
イブキトラノオ。
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イブキトラノオ。
ペキンノ鼻、コルへ上がります。
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ペキンノ鼻、コルへ上がります。
そのまま上を行って近藤ヶ淵も一気に捲こうとしたのですが、面倒そうなので途中から下ることにしました。
そのまま上を行って近藤ヶ淵も一気に捲こうとしたのですが、面倒そうなので途中から下ることにしました。
写真中央付近を下りました。ペキンノ鼻はそのまま越えて下った方が良かったようです。
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写真中央付近を下りました。ペキンノ鼻はそのまま越えて下った方が良かったようです。
近藤ヶ淵。
リーダー判断でここから少し引き返して捲くことに。
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リーダー判断でここから少し引き返して捲くことに。
一段登ると、海岸で食事中の羆が見えました(白丸内の黒点)。
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一段登ると、海岸で食事中の羆が見えました(白丸内の黒点)。
ズームアップ。
我々に気付いて山の方へ行くのかと思ったらもう一頭が現れました。
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我々に気付いて山の方へ行くのかと思ったらもう一頭が現れました。
お互いに近づいて行きどうなるのかと見ていたら、
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お互いに近づいて行きどうなるのかと見ていたら、
何事も無く餌場の方へと行きました。
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何事も無く餌場の方へと行きました。
ここを下って行かなければ先には進めませんが、羆が採餌中です。
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ここを下って行かなければ先には進めませんが、羆が採餌中です。
前方から二人が来て、私達と羆を挟むような形になってしまいました。
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前方から二人が来て、私達と羆を挟むような形になってしまいました。
私達が居ることを知っているのに、そ知らぬふりの羆なので、刺激しないよう静にイタドリの中を進んで通り抜けました。もちろん手には安全装置を外していつでも噴射できる熊撃退スプレーを持っていました。
息のあった5人パーティだから出来た行動でした。
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私達が居ることを知っているのに、そ知らぬふりの羆なので、刺激しないよう静にイタドリの中を進んで通り抜けました。もちろん手には安全装置を外していつでも噴射できる熊撃退スプレーを持っていました。
息のあった5人パーティだから出来た行動でした。
K.Maさん撮影、トリミングしたので大きいですが、これほど接近したわけではありません。
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K.Maさん撮影、トリミングしたので大きいですが、これほど接近したわけではありません。
ペキンノ鼻方向を振り返っています。
スライドした二人の若者は如何したかな〜?
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ペキンノ鼻方向を振り返っています。
スライドした二人の若者は如何したかな〜?
滝川を過ぎた所、潜っていきます。
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滝川を過ぎた所、潜っていきます。
滝ノ下の番屋が見え、女滝も見えました。
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滝ノ下の番屋が見え、女滝も見えました。
午後になって日向を歩くときは暑かったので、日陰はご馳走でした。
午後になって日向を歩くときは暑かったので、日陰はご馳走でした。
羆が餌不足のとき、打ち上げられた藻類の中にいるヨコノミ(ヨコエビ)を食べているそうです、その採餌跡。
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羆が餌不足のとき、打ち上げられた藻類の中にいるヨコノミ(ヨコエビ)を食べているそうです、その採餌跡。
小さな港もあります。
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小さな港もあります。
男滝の下でメオトタキ川を渡った所が今日の宿泊地、到着しました。
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男滝の下でメオトタキ川を渡った所が今日の宿泊地、到着しました。
テントを張り終えると、お楽しみの時間です。
私はこの時間が大好きです。
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テントを張り終えると、お楽しみの時間です。
私はこの時間が大好きです。
女滝、美しい滝です。
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女滝、美しい滝です。
テントはそのままにして、当たり前のことですが、食料、ゴミ類は残さずに背負って知床岬の往復に向かいます。
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テントはそのままにして、当たり前のことですが、食料、ゴミ類は残さずに背負って知床岬の往復に向かいます。
念仏岩。大きな洞窟もあります。
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念仏岩。大きな洞窟もあります。
洞窟の手前から捲き道に入ります。
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洞窟の手前から捲き道に入ります。
洞窟の上の草付きバンドがルートです。
洞窟の上の草付きバンドがルートです。
岩壁下の草付きバンドを足元に注意して。
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岩壁下の草付きバンドを足元に注意して。
越えて下る時、5mほどの垂直に近い岩壁を下ります。
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越えて下る時、5mほどの垂直に近い岩壁を下ります。
カブト岩が見えてきた。
カブト岩が見えてきた。
念仏岩を振り返る。
念仏岩を振り返る。
重機の走行跡は歩きやすい。
重機の走行跡は歩きやすい。
念仏岩方向を振り返る。
念仏岩方向を振り返る。
カブト岩のところを捲きます。
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カブト岩のところを捲きます。
標高差100mほど登ります。
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標高差100mほど登ります。
下る所を上から覗き込んでいます。
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下る所を上から覗き込んでいます。
スノーバーを打ち込んで30mロープを3本繋いで、それに掴まって上半部を下りました。残置していき帰路も利用しました。
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スノーバーを打ち込んで30mロープを3本繋いで、それに掴まって上半部を下りました。残置していき帰路も利用しました。
ここを下ってきました。
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ここを下ってきました。
赤岩付近。
赤岩の番屋の方々に挨拶。とても感じの良い方たちでした。
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赤岩の番屋の方々に挨拶。とても感じの良い方たちでした。
ユリばあさんの番屋。90歳を過ぎてもここに来て暮らしていたそうですが、今年から来なくなったとのことです。
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ユリばあさんの番屋。90歳を過ぎてもここに来て暮らしていたそうですが、今年から来なくなったとのことです。
ここにも羆の餌場が、帰路親子熊に会いました。
ここにも羆の餌場が、帰路親子熊に会いました。
少し先から台地へ上がりました。
少し先から台地へ上がりました。
見下ろすと海岸に大きな羆がいました。
見下ろすと海岸に大きな羆がいました。
ズームアップ、K.Maさんが写した写真から切り出しました。
この羆は遠くから見ても大きく、動きにも貫禄があって畏敬の念を抱きました。
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ズームアップ、K.Maさんが写した写真から切り出しました。
この羆は遠くから見ても大きく、動きにも貫禄があって畏敬の念を抱きました。
灯台が見えてきました。
灯台が見えてきました。
灯台への階段。
知床岬方向。
エゾノキリンソウ。
エゾノキリンソウ。
アブラコ湾の上を今回の往路ゴールとしました。
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アブラコ湾の上を今回の往路ゴールとしました。
ハマナス。
ヒメエゾネギでしょうか?
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ヒメエゾネギでしょうか?
海岸に羆がいたので、往路を戻ります。
海岸に羆がいたので、往路を戻ります。
草から出たところには国境標と書かれていました。
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草から出たところには国境標と書かれていました。
赤岩の海岸線。
赤岩へ向かう途中、採餌中だった親子連れの羆はイタドリの中へと逃げてくれました。静かに歩きながら写したので手振れしちゃいました。
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赤岩へ向かう途中、採餌中だった親子連れの羆はイタドリの中へと逃げてくれました。静かに歩きながら写したので手振れしちゃいました。
このあたりには地名通りに赤い岩がある。
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このあたりには地名通りに赤い岩がある。
カブト岩の捲き道、登り返しが待っている。
カブト岩の捲き道、登り返しが待っている。
足元が崩れやすいので、余計な体力を使わされます。
足元が崩れやすいので、余計な体力を使わされます。
上部は固定したロープを使って。自分達で設置したスノーバー、ロープは回収しました。
撮影K.Maさん。
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上部は固定したロープを使って。自分達で設置したスノーバー、ロープは回収しました。
撮影K.Maさん。
次は念仏岩の捲き道が待っている。
次は念仏岩の捲き道が待っている。
シッカリしたスタンスがあり、見た目よりも容易でした。
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シッカリしたスタンスがあり、見た目よりも容易でした。
テントが見えてきました。
テントが見えてきました。
地図では滝ノ下と書かれている上のところの小さな港?出迎えの船を待ちました。
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地図では滝ノ下と書かれている上のところの小さな港?出迎えの船を待ちました。
約束の時間より30分ほど早く来てくれました。
遠くに見えた小さな船がその舳先をこちらに向け、向かって来るのを見ていると、なぜか凄くうれしかった。
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約束の時間より30分ほど早く来てくれました。
遠くに見えた小さな船がその舳先をこちらに向け、向かって来るのを見ていると、なぜか凄くうれしかった。
昨日歩いた海岸線を見ながらって良かったです。船上から3頭の羆を見ました。これで歩行中の5頭を加えると8頭の羆を見ました。
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昨日歩いた海岸線を見ながらって良かったです。船上から3頭の羆を見ました。これで歩行中の5頭を加えると8頭の羆を見ました。
べた凪ぎで鏡のような海面を滑るように、相泊漁港に帰着。
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べた凪ぎで鏡のような海面を滑るように、相泊漁港に帰着。
下山後の〆は、K.Maさん宅で大笑い大会でした。
お世話になりました、最高に楽しかった。
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下山後の〆は、K.Maさん宅で大笑い大会でした。
お世話になりました、最高に楽しかった。

感想

メンバー:リーダーK.Maさん、サブリーダーY.Suさん、T.Oさん、S.Taさん、プチ山キチ。

7月7日 Y.Suさんにカムイヌプリで会い、久し振りだったので登山道に腰を下ろして長話。その会話の中で今月、知床岬に行くとの話を聞き、それに飛びついて参加を願い出てパーティに加えていただきました。
S.Taさん以外は一緒に山行したことがあったので気心の知れた人たちです。S.Taさんともすぐに親しくなれました。
知床をホームグラウンドにしている人も2名いて、本当に心強いパーティに加えていただき、行きたいと思っていた所に行け大感謝です。
海岸線をこのように長く歩くのは初めてでしたが、海と岩場、断崖、玉石の海岸、瀬や淵などが作り出す景観の美しさにも魅了されました。
変化があり退屈はしませんが、その分身体には応えました。元気な方たちのパーティに加わってしまったこともあって、何度も足が攣りそうになりました。
でも、共同装備の配分では優遇され、行動中には細やかな気遣いを頂ました。迷惑は掛けましたが、大迷惑を掛けずに済んだのもそのお陰でした。

 K.Maさんとの会話で、私「熊がいなかったらどんなに安心だろう」みたいなことを言ったら、K.Maさん「知床は熊がいるから緊張感を持った山行が出来るのが良い」と言った。その言葉に自分の軽薄な考え方を反省しました。自分を変えてくれる大きな言葉を頂きました。

今回、はじめて憧れのキャンピングカーに二泊させて頂きました。快適でした、S.Taさんありがとうございました。

メンバーの皆さんありがとう!! たのしかった〜。

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訪問者数:9353人

コメント

うらやましい!
見てたら、行きたくなりました!来年!?  行きましょ!
2016/7/28 9:45
Re: うらやましい!
是非行ってください。
人数は5〜6人、天候、潮位、熊対策をシッカリ勉強して計画してください。
良い所でしたよ!!!
2016/7/28 18:17
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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