15年間の願いが叶った飯豊連峰縦走〜師匠まさかの足攣り珍道中

2016年08月08日(月) 〜 2016年08月11日(木)

• GPS: 154:10
• 距離: 53.2km
• 登り: 3,595m
• 下り: 3,896m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:05

8:35 弥平四郎バス停
9:35 9:35 弥平四郎登山口
13:10 13:10 疣岩山分岐
14:10 14:10 三国小屋
15:40 切合小屋

2日目

• 山行: 3:10
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:20

6:50 切合小屋
7:45 7:45 姥権現
8:30 8:40 本山小屋
10:10 御西小屋

3日目

• 山行: 7:15
• 休憩: 2:15
• 合計: 9:30

5:00 御西小屋
5:40 5:50 大日岳
6:30 6:30 御西小屋
6:50 6:50 天狗の庭
8:10 8:10 梅皮木岳
8:45 9:30 北俣岳
10:00 10:50 門内小屋
11:30 11:30 地神山
12:00 12:00 頼母木山
12:20 12:50 頼母木小屋
14:30 えぶり差小屋

4日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:40

5:00 えぶり差小屋
5:05 5:30 えぶり差岳
6:50 6:50 権内の峰
8:15 8:50 林道終点
10:40 大石ダム

天候

【8月8日】 午前☀ 午後☁
【8月9日】 1日 強風／☂
【8月10日】朝🌁 日中☁／🌁 時々☀ 夕方☀
【8月11日】朝☀ 午後☁

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車

■往路
自家用車:長野県〜東新津駅(JR磐越西線)
電車:東新津駅〜野沢駅
西会津町営デマンドバス:野沢駅〜弥平四郎(前日17時までに要予約)
【西会津デマンド予約センター】0241-48-1300
■復路
タクシー:大石ダム入口〜越後下関駅すぐ近くの温泉施設
【荒川タクシー】0254-64-1042
電車:越後下関駅〜東新津駅
自家用車:東新津駅〜長野県

写真

8/8 6:01

さぁ、東新津駅から電車の旅が始まります。無人駅です。

8/8 6:02

2両編成の可愛い電車。貸し切り状態でのんびり快適(^^♪

8/8 8:35

予約しておいたデマンドバス。町外者は1回500円、45分乗車でこのお値段は安い！

8/8 8:36

弥平四郎駅にて下車しいよいよ登山開始

8/8 8:39

清楚な佇まいの古民家が立ち並ぶ路地を歩きます。青空が気持ちいい！

8/8 8:46

林道に入るとアブ祭り。終始10〜20匹のアブがつきまとってきたので小走りしました(^^ゞ

8/8 9:56

祓川山荘。ガイドブックによると快適な避難小屋との記載ありましたが、雨漏りがひどいようで中はカビ臭くて宿泊は厳しい感じでした。

8/8 11:38

そういえば、中敷き入れるの忘れてきたっ。足の裏が痛いんですけど…

8/8 11:39

テーピング巻きました。汚い画像でスミマセン(^^ゞ

8/8 13:27

お腹がすいたからつまみ食い(^▽^)/

8/8 13:29

少しづつ雲が出てきました。この辺から師匠である元さんに異変が…

8/8 13:59

元さん、両足の大腿部、すねなど数か所足が攣りはじめスピードダウン…私は元さんの荷物を胸に背負い前進開始！あ〜しんどい。

8/8 14:14

撤退するか検討中。私は荷物を持って2往復開始。今日は本山小屋まで行きたかったけど、無理そうだな。

8/8 15:35

雲も出てきたから、予定を変更し、切合小屋にて宿泊。明日の体調次第で下山も検討しよう。

8/9 6:54

8月9日(2日目)元さんの足は回復したから、前進開始！昨夜からの強風は止む気配がなさそう…
エバーブレスフォトンは風を通さないのでウインドシェルとしても使えます。

8/9 7:01

8/9 7:50

Finetrackのエバーブレスは伸縮性抜群なので、パフォーマンスが制限されるような煩わしさがほとんどありません。

8/9 7:53

8/9 8:39

本山小屋。山小屋では雨の日は洗濯日和だそう。このろ過機が素敵！子どもの夏休みの自由研究にぴったりだな〜。

8/9 8:37

飯豊山神社。鳥居奥に神社あり(境内内は撮影禁止)

8/9 9:01

飯豊山に登頂(^^♪

8/9 10:12

門内小屋まで行きたかったけど、元さんの足も心配だから今日は御西小屋にで宿泊。

8/9 10:37

らせん階段を登り2階へ行くと、部屋の中に柱があって、珍しいつくり。16番の方は三角スペースの間に挟まって寝ます。

8/10 16:01

昼食を済ませ、やることないな…退屈するかと思いきや、元さんは点火しなくなった壊れたガスストーブを分解し修理してくれました。

8/10 16:02

さらに、40年間愛用中の食料バックのほつれを修繕。雨の日の過ごし方も師匠に学ぶことは多いな〜

8/10 5:43

8月10日(3日目)大日岳は残念ながらガスの中。元さんは足が心配なのでこの日は大日岳に登らずに、一足先に本日宿泊予定のえぶり差小屋に向け出発。
というわけで、この日は元さんと別行動。
風は強いけど、ペースをあげると少々暑い。
Finetrackのエバーブレス上着のサイドファスナーを開放し、温度調整バッチリです。

8/10 9:13

門内小屋のご主人田中さん(ココリコの田中似)との山談義に花が咲き、居座ること50分。田中さんは35年ぶり冬の北俣岳ソロ登頂を果たし雑誌に掲載されたこともある登山家だとか。田中さんの気さくで山を愛するお人柄は旅の思い出です。9月の週末に門内小屋に行けば田中さんに会えます。ちなみに門内小屋の屋根修理、本日終了しました。今日から2階も宿泊可能です。

8/10 10:46

門内小屋のバイオトイレ。用を足した後は自分でペダルをこいで撹拌するという楽しい自己責任システム

8/10 10:51

8/10 12:10

頼母木岳から。赤い三角屋根の頼母木小屋

8/10 12:51

頼母木小屋の豊富な水は綺麗で美味しい！

8/10 12:53

頼母木小屋からえぶり差岳を望む。えぶり差岳はどっしりとして存在感がある、さすが200名山。

8/10 11:31

晴れ間が見えてきたら気温も上昇してきました。サイドファスナーを開放し温度調整。今日のように天気と気温が急激に変化する日にはこの機能はありがたい！

8/10 14:36

えぶり差避難小屋到着。無人でした。この日の宿泊者は4人。

8/10 18:31

日本海に沈む夕日。明日は晴れますように。

8/10 18:40

8月11日(4日目)やったー。遂に飯豊連峰の全貌が見えた！

8/11 4:48

朝日連峰とその奥に月山、左に鳥海山。朝日連峰も行ってみたい。

8/11 4:59

飯豊連峰は包容力のある母なる大地。

8/11 5:01

緑のじゅうたんに朝日が差します。

8/11 5:11

黄金に輝く雲海も素晴らしい！

8/11 5:02

8/11 5:12

8/11 5:13

元さんの足攣りにより1日延長したお陰で、この絶景に会えましたよ。結果オーライ！

8/11 5:14

二王子岳に映る「影えぶり差岳」

8/11 5:32

長者平の池塘

8/11 8:16

ブナ林を下山し林道終点到着

8/11 8:26

水が綺麗だから、川沿いに降りてちょっと休憩。ざぶんしたい！

8/11 8:27

わ〜、釣りしたい。でも攣りはコリゴリだね、元さん。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT20 パナソニック

オリンパス・ペン Lite E-PL1 オリンパス

装備

備考

天気と気温が目まぐるしく変化した4日間の山行では、Finetrackのエバーブレスフォトンが大活躍でした。所々に写真と感想を記載していますのでご参考まで。

感想

berghiel77

15年前に飯豊山ソロ縦走を計画した当時は山ガールなどほとんど存在せず、女子ソロ縦走は家族や会社など周りから大反対され実現できませんでした(^^ゞ。そうこうしているうちに出産・子育てでなかなか機会が得られず…早15年。今回は、小学生の子どもをジジ・ババにお願いして待望の飯豊連峰縦走が実現しました。
元さんの足攣りや悪天に見舞われ、予定より1日多く3泊4日となった旅は、結果的に最終日に朝日に映る飯豊連峰の全貌を拝むことができたのと、行きかう人との劇的な出会いも重なったお陰で充実した山行となり、言葉に尽くせぬ感情を胸に帰路に向かうことができました。
飯豊連峰、本当にありがとう！