予め断っておくと人に読まれることを想定していないため、暇な人以外は読まない方がいい。いや、読まないでくれ。
これはもともとスマホのメモに残していた個人の振り返りだが、このタイミング(10月)で投稿することにした理由は自分のスマホのメモが埋もれそうだからわかりやすいところに残したかったため。公開する理由は特にないが、誰かの目に留まって読んでくれても構わないし、山の記録を集めているヤマレコにこの振り返りも集約したかったため。非公開の日記が作れるならそうするが、非公開設定ができないので。
早速内容に入る。
滑走日数は面倒でカウントしていないが、山とゲレンデ合計で30日程度だろう。そのうち約8割は白馬通いだった。
今シーズンは滑走日数が思うように稼げないことがもどかしく、やりたいことの多くが実現できなかったが、その中でも不帰ニ峰と剱岳の滑走ができたことによる充実度は高かった。また、山滑走者との関わり合いは充実感が強く、仲間を増やせて沢山交流を持てたことは良い思い出だった。
【ギアへの投資】
欲しいものは流通量の少なさ故に早く買わないとなくなるので、極力安価で買える時にどんどん購入した。
そんなことを繰り返したら手持ちのスキー板はついに10本を超え、予備のビンディング・ウェア・ブーツが部屋に積み上がってしまった。
日数が限られているからこそ、適材適所で自分にとってのベストのギアで山に行きたい。
【八方の仲間】
安価に手に入る39歳未満の八方シーズン券(通称ヤング券)は、若手の滑走者を八方・白馬に呼び寄せていると思う。白馬に行けば誰か知り合いがいる安心感もあり、「とりあえず白馬いこか」を今シーズンも繰り返した。仲間が仲間を呼び、輪が広がったのはとても大きな収穫だった。
一方で、天気が良ければ白馬の知っている山へ、悪くてもゲレンデで遊ぶことが定番になってしまった。
シーズン後半にツアー系の山行にいくことで、「私が今期やっていたのは山スキーではなくバックカントリーに近づいてしまっている」と反省した。
山に入りたい・山を知りたいという気持ちが根底にあるにも関わらず、このシーズンの動き方はそれを実行していなかった。スキー自体は大好きなのだが、そこじゃない。
裏を返せばシーズン券の元は十二分に取れたのでお得なシーズンだったし、特定の山域・斜面の雪面変化や地形理解がぐんと深まったことは良かった。
【スティープへの想い】
スティープがかなり好きになった。スティープの何が好きかと自問してもまだ明確な答えはないが、「ルンゼが好きだから」というのは一つの答えかもしれない。ルンゼの中から見る景色や、ルンゼに抱かれている感覚、ルンゼに身を置くことで山の解像度が上がる感触…。あと達成感か。
スティープスキーヤーとの交流が好きというのもある。
尾根は怖くてルンゼは比較的怖くない、という感覚も少しある。ルンゼの方が雪崩のリスクも高いので、どちらの方が危険?という議論は野暮だと思うが、僕はクライミングが下手クソな一方雪崩リスクをmitigateするプロセスは好きだし可能な限りの安全策は取っているつもりなので自分にとっては"比較的怖くない"んだと思う。
【来季に向けて・課題】
1.滑走時間、山行時間の確保が課題
やりたいことを実現する時間が足りなかった。以前のように毎週山に入れないのでプロジェクトや目標も立ち上げにくいし、固定パートナーもいない状況だが、なんとか時間を作ってやりたいことを実現したい。
天気予報見て休みは柔軟に取りたい。
2.滑走技術の向上
まだまだスキーが下手だと痛感することが多かった。滑走レベルをもっと上げたい。
基礎的な練習も積めたので、来季は本格的にテクの受験も考えたい。
基礎スキーはもうやりたくないし、SAJについて思うことは多々ある。一方で、ひとつの目安としてテクを目標に据えることは有効だ思う。
加えて荒れた斜面の持久力が課題なのでもう少し筋肉の持久力を上げたい。楽すればいいが、どうせ滑るなら本気で上から下まで滑り切りたいし。
3.山の総合力を活かすこと
バリエーション登山、雪稜登山等積み重ねた上で辿り着いた山スキーだが、今シーズンは日帰りの楽な山行ばかりで総合力を活かせなかった。
技術に自信があるわけではないが、使わない技術は衰えるのみなので活かして向上させたい。
宿泊を伴うスキー山行、懸垂やロープを使ったアプローチを求められるルートなどをやっていきたい。
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