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長野県庁2階にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。
長野県では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため「入山注意報」を発表しています。
長野県 山岳情報サイト https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/index.html
山小屋営業期間短縮の場合あり
携帯トイレを持参し、山岳環境保全に御協力を!
◎山岳遭難発生状況(週報)
・1月13日、木曽郡木祖村の小鉢盛山付近で、単独で入山しスキーで下山しようとした男性(50歳)が行動不能となる山岳遭難が発生し、14日、県警ヘリで救助しました。
・1月20日、北アルプス八方尾根において、男性(35歳)がバックカントリーをスキーで滑走中に転倒して負傷する山岳遭難が発生し、県警ヘリで救助しました。
・1月21日、19日から、男性(24歳)が下高井郡野沢温泉村に単独でスキーに行き、その後帰宅せず行方不明になっており、飯山警察署及び志賀高原地区山岳遭難防止対策協会が捜索をして22日、山林内で死亡を確認しました。
○令和3年1月24日現在の遭難状況は
3件(死者3人、行方不明0人、負傷者1人、無事救出1人)となりました。
前年比は、発生件数が+2件、遭難者が+2人です。
うち、
・バックカントリー(スキー登山とゲレンデ外滑走)遭難は、+3件、+3人
・山菜きのこ採り遭難は、±0件、±0人 です。
★長野県警山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
1月2週は0件、3週は1件、4週は2件の山岳遭難の発生があり、いずれもバックカントリー遭難でした。小鉢盛山の遭難では、バックカントリースキーで行動中、クライミングスキン(スキーシール)が効かなくなってしまい、滑走できる方向へ行動を続けていたところ、道に迷ってしまったものです。バックカントリーエリアは、非圧雪、非整備の斜面を滑走できるのが醍醐味ですが、スキー場とは異なり、雪崩のリスクが高く、雪の下には樹木や岩が隠れていたり、穴や沢が空いている場合もあるほか、転倒などにより深い雪に埋まった場合には、自己脱出が困難になることもあります。これらのリスクを認識するとともに、単独での入山は控え、雪崩対策装備を携行しましょう。また、スキー場を利用する際には、必ずルールを確認し、滑走禁止エリアには立ち入らないようにするとともに、マナーを守って楽しく安全に滑りましょう。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言が発令されている地域があります。登山を考えている方は、緊急事態宣言発令の地域に限らず、各地域ごとの最新情報を確認し、慎重な計画と行動をお願いします。
長野県では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため「長野県内入山注意報」と、「登山者への5つのお願い」を発表しています。登山者の皆さんは、十分にレベルを落とした山域を選び、感染防止対策にご協力をお願いします。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html
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○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【安全で楽しい登山〜山岳遭難に関する現状と防止対策〜(動画)】
準備編/実践編
【山岳遭難救助活動における新型コロナウイルス感染防止対策(動画)】
【令和2年冬山情報(長野県版)】
○長野県ホームページ
【登山相談所情報】(冬山)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangakusounan/sangaku_tozansoudansyo.html
◇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
※日本百名山のグレーディングに富山県分を追加しました。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、「自分に合った山選び」を行い、遭難を防ぐようお願いします。
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