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長野県庁2階にある、長野県山岳遭難防止対策協会事務局から、長野県内で発生した山岳遭難についてお知らせします。
■〜スキー場及びバックカントリーエリアにおける外国人向け安全啓発動画及び記事を公開〜
主な啓発内容
(1)スキーリゾートについて
・立入禁止区域(滑走禁止エリア)には立ち入らないこと
・その他スキー場が定めるルールを必ず遵守すること
(2)バックカントリー(スキー場ではない自然の冬山)について
・冬山の過酷な環境に対する確かな知識や技能、経験を習得の上で、登山計画書を作成し、入山すること
・雪崩や滑落等に備え、適切な装備をもって入山すること
・スキー場を経由して入山する場合は、各スキー場が定めるルールを必ず遵守すること
(3)共通
・遭難発生時の対応と救助要請の連絡先の周知
https://db.go-nagano.net/en/staying-safe-in-the-backcountry/
◎山岳遭難発生状況(週報):
・12月9日、北安曇郡白馬村大字神城地籍の山中に入山した男性(35歳)が、スキー場内をスノーボードで滑走中、管理区域外に進入し、そのまま滑走していたところ道に迷い、行動不能となる山岳遭難が発生し、無事救出しました。
○令和5年12月10日現在の遭難状況は
297件(死者37人、行方不明3人、負傷者156人、無事救出131人)となりました。
前年比は、発生件数が+18件、遭難者が+23人です。
内)単独登山は、発生件数が+12件、遭難者が+12人です。
★長野県警山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
12月2週は、白馬村でスキー場管理区域外における道迷い遭難が1件発生しました。
遭難者は、仲間とスキー場内を滑走していたところ、場外に逸脱し、「このまま滑走すればスキー場へ戻れるだろう」と滑り続けたところ、迷ってしまったものです。
怪我もなく、無事に救助されましたが、そのまま滑り続けていたら、立木に衝突したり、崖に転落してしまうリスクも想定されました。
県内では、多くのスキー場が営業を開始しています。スキー場を滑走中にコース外へ逸脱してしまった場合でも、安易に滑走を続けるのではなく、コース内へ戻るように引き返し、スキー場のルールを必ず守りましょう。
冬山で遭難すると、状況によっては救助されるまでに相当の時間がかかる場合があります。
その間、遭難者や同行者は、現場で風雪と寒さに耐えながら、救助を待たなければなりません。冬山に入山する以上、遭難のリスクは誰しもあるものです。アクシデントに対応できるよう、非常用の装備を携行し、ゆとりある登山計画を立て、無理のない行動をお願いします。
今週は、天気が崩れる予報となっていますので、悪天候の場合は計画を中止する判断を念頭に置いた行動を心掛けましょう。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/sangakutusin.html
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○長野県警ホームページ 山岳情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html
【令和5年長野県SAFETYBOOK】
【令和5年冬山山岳情報】 <NEW>
○長野県ホームページ
【登山相談所情報】(秋山)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangakusounan/sangaku_tozansoudansyo.html
◇長野県では「信州 山のグレーディング」を公開しています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
このグレーディングを参考に、「自分に合った山選び」を行い、遭難を防ぐようお願いします。
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