◇先週、長野県内で発生した山岳遭難事故について報告します。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/sotaikyo/documents/no9_20140725.pdf
◇12件12名の遭難があり、2名死亡、1名行方不明、6名負傷となりました。
◇全国的には一番多い遭難要因は「道迷い」ですが、長野県では転・滑落、転倒が約60%を占め、一番の遭難要因となっています。それだけ急峻な山岳が多いと言えます。
◇今回の死亡事故は、2件とも「滑落」でした。特に下山中の転・滑落、転倒が多いです。「自分にあった山選び」をして、下山時にも余裕のある日程を組むことが大切です。
◇ところで、昨年7月29日、中央アルプス檜尾岳で韓国人の20人パーティーの遭難事故がありました。亡くなった4人のうち3人は「低体温症」によるものでした。
◇今年7月5日にも、北アルプス涸沢で「低体温症」による死亡事故がありました。
◇今、マスコミでは「熱中症」が報道されていますが、雨具が十分でなく、強い風に吹かれると山では「低体温症」による事故が発生します。それほど「下界」と違う、ということです。しっかりとした装備を整え、登山をするようお願いします。
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