推定脅威 未須本 有生

医療機関で働きだしたころ、現代社会はどの分野においても内情を知らないからこそ信用できることも多いんだと気付いたことを思い起こさせた一冊です。自衛隊にしても同じことが言えるのかも。ま、これは小説でフィクションではあるんですけど。

自衛隊の飛行機。地域柄、ブルーインパルスが航空ショー前になると頻繁に訓練飛行しているのが見えます。あの一機が生まれるまでも、それから飛び続けている間も、多くの人が関わっているんですね。それぞれの思いが凝縮されているのでしょう。人間のすることに完全はありえない。だから、作り出す物にも100％の安全はない。