阪神淡路大震災のときは学生だった。
「何かしに行く!」という私に、
神戸で働いていた父は「お前は行かんでいい!」と一喝。
そのときは全く意味がわからず、不貞腐れているだけだった。
「役に立たんから」「邪魔なだけだから」「危ないから」
色んな思いがあったんでしょうね。
震災後しばらくして父が言った一言。
「一生懸命造ってきた神戸の街がなぁ・・・」
肩を落とす父の姿を見て、はっとしたことを今でも覚えてる。
口数が少なく、あまり自分のことは言わない父が言わずにはいられなかった一言は重かった。
思い入れのある街が、災害に遭うということがどんなに辛いことなのか。
わかったつもりでいたけど、全くわかってなかった。
わかったなんておこがましい。
それからなんだか神戸の街を見に行くことができず、5月くらいにようやくいける気持ちになったことをよく覚えている。
軽い気持ちで行ってはいけない気がしてたから。
でも神戸はあれだけ復興した。
がんばれニッポン!がんばれ東北!
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