大倉〜塔ノ岳を歩いていたときに緑色の石がゴロゴロあり、「これなあに?」と聞かれたので調べてみました。
たぶん緑色岩です。そのまんまですが(^^;
緑泥石(りょくでいせき)、緑廉石(りょくれんせき)、アクチノ閃石(せんせき)といった緑色の鉱物が含まれていて緑色に見えます。
玄武岩などのFe,Mgに富む火成岩が比較的低い温度の変成作用をうけると、1次鉱物やガラス質部分が再結晶して、緑泥石、アクチノ閃石、緑廉石などの緑色の鉱物が生成します。こういう岩石を緑色岩といいます。
もうちょっと詳しくいうと、海山の山体を形成していたと考えられる玄武岩質溶岩および火山砕屑岩由来の緑色岩です。
丹沢をつくる地層は、現在の位置よりずっと南の海中にあった海底海山起源であり、海洋プレートとともに移動して大陸に衝突したものといわれています。
どーいうことかというと、丹沢をつくる地層は、
・大陸由来の堆積物を含まないことから、現在の伊豆七島とかハワイみたいな海洋島だったと考えられる
・サンゴや大型有孔虫が含まれていて、南方の暖海にあったことが示される
なんていわれています。
↓参考になりそうなページ
http://nh.kanagawa-museum.jp/tobira/16-2/tobira61_6kadota.pdf
↓参考になりそうな本
日本の変成岩
日本の堆積岩
日本列島の生い立ちを読む
伊豆・小笠原弧の衝突―海から生まれた神奈川
南の海からきた丹沢
ayanonさん、はじめまして
とっても勉強になりました!
ありがとうございます
daizさんはじめまして!
コメントありがとうございます!
地味な内容ですが...^^;
読んでいただいて嬉しいです(*^^*)
海の下にあった石が、今は丹沢と呼ばれる山塊になっているのか〜面白いですね!
今度の丹沢でも石の解説、よろしくお願いします
いい露頭ないかさがしてみるね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する