5回目の登山となった今回、あわや遭難かという経験をしました。
北八甲田の高田大岳に登山しようと谷地温泉から入山。事前にネットなどから調査をしたうえでの登山なので、地図やコンパスを持たず気楽に登山口へ向かいました。しかし登り始めると登山道をすぐに見失い、あたりを見渡してピンクテープを見つけ安心と数回繰り返した後、ついに登山道を完全に見失ってしまいました。40分ぐらいあたりを徘徊し、これは遭難したなと感じました。
しかし、時間がまだ早いのと、食料があることで大きな不安はあまりありませんでした。
とにかく道路へ出ようと考え、まず沢を見つけるように足元を見ました。すると、雨が流れた跡があったので、これを頼りに下山を始めました。しばらく進むと沢がだんだん大きくなり、そのうち水が少しずつ流れる沢にたどり着きました。とにかくこの沢を下れば橋がある、そうすれば必ず道路があると信じて進みました。
さらに30分くらい沢を下ると、なんとなく遠くから車の走行音が聞こえました。道は近いなと感じ、沢から離れて音のするほうへ進みました。樹木の合間からトラックが走り抜けるのがわずかに見えました。 助かった。
時計をみると6時50分。入山したのが5時30分なので、1時間20分山中をさまよっていたことになります。
道路に出てから、登るべきか、下るべきか悩みましたが、かなり沢を下った感じがあったので、道路を登る方向を選びました。しばらく進むと猿倉温泉の道路標示が見え愕然としました。
入山地点は谷地温泉なので反対の方向だと悟りました。
方向をかえ、今度は道路を下りました。通り抜ける車は興味深くこちらに目を向けながら進んでいきます。
それでも、とにかく下れば目的地があることは安心できます。
7時45分ごろ谷地温泉の駐車場に到着。自分の車に乗り込んで、休む間もなく酸ヶ湯温泉へ向かいました。別ルートで高田大岳に登るためです。
8時ちょっと前に酸ヶ湯温泉の公共駐車場に車を止め、準備もそぞろに登山開始。
小岳、高田大岳と登頂後、同じルートで下山。
いい経験をした1日となりました。
maxima980さん、はじめまして、
私も平成14年から2年間青森市内に住んでいて、八甲田大岳に単独で登った事があります。非常に整備が行き届いた登山道でした。5年前から単独で登山を始めましたが、登山を始めて間もなく、帰りに道に迷い遭難しそうになり、日が暮れ始めてパニックにおちいり、たまたま来たルートを戻ったら自分のコースミスに気が付き無事帰る事が出来ました。その後、図書館で遭難関係の本を何冊か読みましたが、迷った場合は、沢に下りず、分かるところまで戻るのが鉄則だそうです。沢に降りて下ると、滝にぶつかり、降りないと助からないと判断し飛び降りて、足を負傷し行動不能になってしまう場合があるそうです。でも今回は無事に道路に出られて良かったですね。
参考にまでに↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-210149.html
MAX155様
メッセージありがとうございました。これからの参考にしたいと思います。
これは現代の利器、GPSをお持ちになった方がいいです。山旅ロガー&地図ロイドというアプリがあれば最強です(アプリは無料です)
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