兆候は今年5月に登った奥秩父の雁坂小屋から出ていました。
登り、または下りで左膝の関節部分が痛むようになり、曲げるのもつらくなる状態。
安静にすれば1〜2日で痛みは消えるのですが、次の登山の時にまた再発するという事を繰り返していました。
5月半ばに登った雲取山、そしてヤマレコには載せませんでしたが6月初めに丹沢の大山へ行っており、
そこでも同様の症状が再発。
携帯していたひざ用のベルトを装着して歩くも改善されず。
単なる歩き過ぎなのか、体調によるものなのか、それ以外の要因か。
去年まではそのような症状が出たこともなく、心配になったので整形外科にて診察してもらいました。
触診 : 膝部分を押されながら曲げ伸ばしをするが痛みは出ない
外見でも、太ももの筋肉は発達しているので問題ないとの所見
レントゲン撮影 : 関節や軟骨の摩耗に異常は見られず
もう少し精密検査という事でMRI : 靱帯部分にわずかに白い影
症状の発生条件等を加味した結果、お医者さんの診断結果は「腸脛靭帯炎」。
主にランナーの方々が発症するようですが登山でもなるそうで。
いわゆるオーバーユース(走り過ぎ・歩き過ぎ)で、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことによって、
関節部分と靱帯が擦れて炎症を起こすことにより痛みが生じる。
しばらく激しい運動を避け、安静にすれば治るとの事でした。
ひとまず痛み止めの薬と湿布薬を処方してもらい、様子を見ることにしました。
その後1ヶ月弱ほど激しい登山は控え、比較的軽めのハイキング程度から徐々に慣らしていくことにしました。
同時に足回りのちょっとした改善も試みました。
まずは登山靴のインソール交換。
お医者さん曰く「インソールを変えるだけでもかなり改善されるはず」との仰せ。
色々検討して自分は「スーパーフィート トリムフィットグリーン」と言うものに交換しました。
スーパーフィートシリーズは用途によって5〜6種類あるようですが、
この中でもグリーンが足に対するサポート力が一番強いのでこれを選んでみました。
初めての装着感は「足裏が結構押されるなー」と言う感覚でした。
自分は偏平足ぎみであり、このインソールは足裏、特に土踏まずの部分からかかとにかけて
持ち上げられる感覚があったのでちょっと違和感がありましたが、これはこれで矯正されているんだなーって実感がありました。
そして並行してグルコサミンを毎日飲むようにしましたが、これはまあ、効果のほどは未知数(笑)
そんなこんなで、6月末に長野県の入笠山から再開。
ここの山はそれほど急なアップダウンはなく、歩く距離や時間も半日程度なので足慣らしには良いかと。
一応ストック持参で行きましたが結局使わずじまいで無事終了。
そしてついこの前は苗場山へ。ここでも痛みなし。
ソールを変えた効果が出ているようです。
ちょっとのことでこんなに改善されるとは思いませんでした。早くやっておけばよかったですねw
まあそれでも油断禁物ではありますけども、これで一旦様子見という事で。
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