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蛙岩にて先行の登山者と話す。岡崎から来ているとのこと。どこまで登って帰ろうか決めかねている様子だったがここで引き返すといって別れた。しばらく登りのぞき岩非難小屋到着。少し離れた樹林帯にテント設営。スコップで下を平らにしたり竹ペグの固定やトイレの作り方など…私にとっていつもの山行とは違う体験ができて嬉しかった。テント設営終了後、昼食をとりサブザックに必要な装備を整え出発。
本来なら明日登る予定だったが、天候が悪くなる見通しの為、本日中に行くことになった。テン場から少し登ると雪も締まってきたのでPLからアイゼン装着の指示。樹林帯が終わると視界には真っ白な世界に圧倒された。直登していくと段々傾斜がキツくなる…
ふと後ろを振り返ると、さっきの登山者が見えた。どうやら帰るらしい、手を振った。登るほどヒラメ筋が辛い。我慢しながら登り遂に稜線に出た。振り返るとよくこんな斜面を登りきったなと思った。風は無く摩利支天、剣が峰が見渡せる。空は曇り空だが視界は良く風も無い。白銀の世界にしばし見とれる。記念撮影を終え飛騨頂上小屋へ向かう。着くとまだ小屋は雪に埋もれて春を待っている。小休止で眼鏡の汗を拭こうと外した瞬間、らぁぁぁぁいぃぃちょょぉぉ〜
あの独特の低いダミ声が聞こえ、目の前を白い物体が過ぎ去った…
綺麗だねぇ〜冬毛の雷鳥は〜…と他メンバーははしゃいでいる…
絶好の瞬間を逃した…ショック…
慌てて眼鏡をかけるとすでに遠くにいた。もう戻っては来ない。諦めて帰路につく。
帰りは夏道で斜面をトラバースしながら下りていく。斜面の下をみるとこれで滑ったら…止まらないだろう…PLの「ピッケルしっかり刺して」の指示に緊張が走った。アイゼンはしっかり効いている。一歩一歩慎重に歩いた。
難所は過ぎ去り、程よい斜面をペース良歩いているとPLが止まる。滑落防止訓練を行うことになった。PL,SLサポートの中、滑っては起き上がりを繰り返した。最初はぎこちなかった姿勢も段々様になってきた??一通り終え、少しだけ強くなった気がしたが、思わぬところで滑って対処できるかは未だ不明である…(笑)テントに戻り食担が夕飯の支度。今夜は鍋。冷えた身体が温まり、お酒と程よい暖かさに座りながら寝てしまった。シュラフに潜り込む。風が強いなぁ… 熟睡 …朝起きると風は止んで曇り空。ゆっくり朝食をとり、余裕の下山。濁河温泉で汗を流しさっぱり。雪山シーズンはこれで最後だろう。また来シーズンが楽しみだ
katu_kingさん、こんにちは。
雪山トレ?お疲れさまでした。
本当に、雷鳥は残念でしたねぇ。来年はきっと見れますよ。
私も今年、雪山をやりたかったですがお預けです。
来年?今年?こそはきっと、と思っています。
tayukayuさん、はじめまして。こんにちは。
昨?今?シーズンから雪山デビューでした。先輩らにはいろいろ迷惑かけながらも安全にシーズンを終えました
雷鳥・・・(笑)残念でした。しかし飛び去る姿も中々のものでしたよ
ぜひぜひ雪山トライしてください。お互い安全に山ライフを楽しみましょう
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