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2007年10月8日放送「今月の特集」より
コレってどうなの? (73) 「世界遺産登録でどうなる?村山古道」
http://www.digisbs.com/tv/program/tvukan/special/071008+%E6%9D%91%E5%B1%B1%E5%8F%A4%E9%81%93.htm
市民が協力して敷いた石のひとつひとつ、不慣れな登山者のために設置した看板のひとつひとつが、世界遺産指定の障害になりかねない、という一面です。「だったら世界遺産指定なんぞ要らん!」などという極端な方向へ持ってゆくのはやめたいものです。そもそも「真実性」などという定義を持ち出すのなら、富士山に人が入ること自体を疑問視するべきです。
注目される事によって観光客が増えれば、自然は少なからず破壊されます。かつて、「尾瀬の自然を守ために私は尾瀬に立ち入らない」と宣言した友人がいました。その強い意志は尊重されるべきだと思いますが、和えて悪い言い方をすれば、何も解決しようとせず目を背けているだけのようにも見えます。
踏み出したその足の先に苔むした岩があったら、その脇へそっと足をずらす気持ちの余裕を持ち続けていたいです。別に速さや回数を競っているわけではないので。
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