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9月14日 新大阪出発
22:30
9月15日 上高地BT 河童橋出発 徳沢 横尾 本谷橋 涸沢下 涸沢小屋
6:45 7:00 8:15/8:20 9:15/9:30 10:20:/10:40 12:25 12:40
2日程前から睡眠サイクルの調整をした。 出発当日、仕事帰りに食事後、1時間仮眠、荷の確認1時間
幸運にも往路のバスは隣の席が空席、運転が下手で酔いそうになったが京都過ぎたら即寝
多賀SAに止まったので水ペットボトル500とお茶1L購入
その後は新穂高の停留所までほぼ爆睡 他人のイビキも何のその、 アイマスク、耳栓が活躍
着くまでに菓子パンを食べ、沢渡でバス乗り換えの間に着替え、トイレを済ます。
上高地BTは夜行バスから沢山の人が・・・み〜んな登山客
人の多いBTのトイレはスルー
(河童橋前のトイレは空いていた)
川原に出て穂高岳に挨拶、焼岳以来、一年ぶりの再会です、
雲に隠れている山頂・・・何?拗ねてんの?
やっぱココは空気が違う、速る気持ちを抑え
最初はゆっくりゆっくり、小梨平のキャンプ過ぎから前を行くイカツイお姉さんを追う
明神通過、徳沢のトイレ利用後
座らずの小休止、横尾まで一気に時間稼ぎ、2時間弱で到着出来た
コースタイム3時間だから、うん、上出来。
横尾でトイレに並びながら休憩し、山荘で予約の確認を取ったら
ここからはポールの出番、立派な吊り橋を渡っていざ涸沢へ
石のごろつく静かな谷を抜けると屏風の壁が迫る、う〜ん圧倒されます。
林道に飽きた頃に現れる本谷橋は華奢な造りですごく揺れます。楽しい
みんなここで休憩、これから始まる本格的な登山
川原で座っての中休止、靴を脱ぐと足の裏に水ぶくれが、絆創膏貼って、靴下をもう1枚履く
後痛まなくて本当よかった。早めの処置は大切です。
ここからが本当の山登り、焦らずにマイペース 山小屋の荷揚げの方に抜かれる
真ん中くらいで内股ヒリヒリ 股ずれに気づく・・・
早々にオロナイン軟膏で処置、スパッツをたくし上げる。
ここまできたらカッコ悪いとかお尻見られるとかは関係無いか
呼吸を整え、心の準備が出来たら涸沢カールと対面
色とりどりのテント村、と秋の花畑、目前に迫る岩壁、と天を突く多くの峰に囲まれる・・・
来れて良かった・・・ってか腹減った!!
そう言えば、バスの中から何も食べてない。
癒しのソフトクリームか迷いましたが、
空腹が勝ち、おでん\500を食べる
頂上は相変わらず灰色曇の中、それに反して期待と不安でいっぱい
大部屋での雑魚寝、覚悟はしていましたが、こんなに混んでるとは。 布団はあきらめて今夜は通路で寝る。
隣に座ったおじさんと仲良くなる、 明日、出発時間もルートも完全に一緒だと知る
夕飯は16:30食べ終わったらサブバックと置きバックの用意して6時には寝床に入る
若いグループは結構な時間まで盛り上がってる様子。
パンツ一丁で一発芸、俺の槍ヶ岳!!
それを見た他グループのおばちゃん
「えらい可愛い槍ヶ岳じゃね〜」
半分寝てたのにひとしきり笑って、寝る
二時頃起床
みんないびきかいて寝てる中、一人そっと起床
外に出たら・・・言葉にならないくらいの星空
暗闇の中、自分の目線より下に星がある、妙な浮遊感
防寒して
ガスコンでミルクティを淹れる。
イヤホンをかけて小音で
約一時間、自分の世界。ん〜、
来られてホント良かった・・・ってか腹減った!!PART2
9月16日 涸沢小屋 ザイテングラート 下 穂高小屋 奥穂山頂 穂高小屋 ザイテングラート下 涸沢小屋
5:00 6:00 7:00 7:50/8:50 9:30/9:45 10:30 11:30/12:30
朝食4:30〜
本谷橋 横尾
14:30 15:30
三時を過ぎるとみんな起きだして出発準備に入る。お弁当は持たず、4時15分から並んで朝食は最速で済ます。
トイレは並んでいました。先に済ませば良かった・・・。
出発の準備は、団体さんと一緒になる山岳会みたい、結構キビキビしてる。
記念撮影して、奥穂ですか?って話しかけてみたら・・・北穂方面だった。
よーし、まだまだ暗く少々不安なスタート、随分先行している誰かのヘッドランプを目指して足を進める
小屋を出て30分程で闇が白んだ、夜明けはもうすぐ。
息も上がってきた頃、目の前の岩壁に変化あり、薄闇の青、日の出直前の紫から茜色、岩肌は陽を浴びて眩しいオレンジに
めっちゃ綺麗、モルゲンロートが見れました。
快晴、微風で、普段ポンコツの身体も今日はよく動く
ザイテングラートの下も休まず岩稜を一気に登りたい
しばらく上ると先行のグループが渋滞していました。
すぐ先で事故、手足で支持する所をストックで
先が抜けて転倒、尾根から数メートル程小滑落
嵌った女性を助けに入ったおじさんも一緒に滑り落ちる
居合わせた数人が引き上げる。大した怪我も無くて良かった。
気を引き締め、随分息も上がってきたとこで穂高小屋の鞍部に到着
目の前に奥穂高最後の峰がどーーんと
ここから1時間も掛かるようには思えないけど・・・気合を入れ
一気に高度を稼ぐため、梯子鎖、若干の緊張感
あともう少し、あともう少し、稜線で視界が広るにつれ、しんどいのも忘れ、ひたすら登る
景色の向こうからは、去年登った焼岳も、見えた、がんばれ・・・。
登頂したら祠の周りは写真撮影で混雑、沢山の人が登頂写真
凝ってます。
他人が写ってても気にしないよ。ほら、みんな登ってきたから。
頂上の少し先、尾根を一段降りた場所に腰を落とした。
360度快晴 地の果てまでも見渡せそうな視界
槍も乗鞍も薬師も
何百キロも離れた八ヶ岳や富士山も結構近くに見えて・・・
何て言うか、何て言うか・・・何も出てこない
しばらく放心状態でしたが、後ろからカップルさんが来て少々お話。
今日は最高の山行になりましたねって。
最高のロケーション、あんま邪魔しちゃ悪いので、その場を明け渡す
さっさと涸沢に向かったおかげで、鉄梯子の渋滞には遭わず
穂高山荘通過時は往路が渋滞、進路の取り合いで殺気立った怒号が飛び交っていました。
ニンゲンコワイ
涸沢岳の後、下りは快適に、景色見る余裕も出ていました。
ゆっくりゆっくり怪我の無いように。
小屋に戻ると昨晩話したおじさんが先着、道中一度も会わなかったね〜。
常に僕の先を行っていたおじさん50代
ザイテンの下りで転倒、足を捻ったとのこと、僕救急セットの出番。
お礼にソーセージを頂く。
さて休憩休憩、持参したコンロで一緒にインスタント調理
おじさんの武勇譚は楽しく、キリマンジャロやキナバル山にも登ったそうな。
しかし穂高は、三度目にしてやっと視界が晴れての登頂なんだって。
横尾まで行き先は一緒だが、もう少し涸沢に居たかったので、お見送り
ポカポカ陽気で岩場の上で昼寝した後
席に戻ると同じテーブルで単独行のお兄さんがビールで祝杯している
聞くところによると北穂から縦走中、同行したパーティから、離団したらしい
なぜ・・
軽く会話しながら頂上を見上げる・・・
何か今頃登った実感が湧いてきたねって。
午後になり、お兄さんに見送られての下山。
ここから横尾までまだ気は抜けない、何度も何度も振り返って涸沢を後にする
本谷橋付近で迷子の子供、横尾方面からの
母とはぐれたらしい、10分ほど下りたとこでお母さん発見
お子さんが進路と逆に登ってきちゃったらしい。
何はともあれ見つかってよかったね。
横尾山荘に着いたら、茨城のおじさんが居てました。
一緒にお風呂に入りました、ここでは石鹸類使えませんが、シャワーで汚れを流し、湯に浸かると
うぃ〜、おっさん声
さっぱりした後の美味いご飯、寝床は綺麗だし、もう天国のよう。
家では当たり前の事なのに感激します。
夕方、山を見上げながら、おじさんと槍から降りてきた兄さんと3人でたわいない話をする。
すっかり日も下りた頃、登頂の余韻に浸りながら床につく、とても幸せな一日だな〜、明日はどうしようかな・・・寝落ちるまで5秒かからなかったと思う。
9月17日 横尾山荘 徳沢 明神 右岸遊歩道 上高地BT発 大阪ST
7:00 8:30/9:20 10:10/10:30 11:45/12:45 14:30 22:00
7時山小屋ではゆっくりめの食事
本日は天気が微妙、山頂は雲がかかっていたので、長堀尾根には上がらず、ゆっくり上高地を散策して帰ることに決定
出発組はすっかり出払って、静かな山荘前の広場
一人で出発支度をしていると、年配の夫婦さんが山を見上げていました
おばさん「おとうさん、穂高がこんなに近くに・・・30年ぶりね-」
ここからが大変だったでしょ-、私、大丈夫かな?
おじさん「大丈夫、時間もまだまだ余裕があるし、涸沢までゆっくり休憩しながら登るから」
お互い励ますように頷いてから橋を渡って行きました。
何か凄く微笑ましい光景、いい年になっても仲良し夫婦っていいな〜
横尾を後にして数分後
20代のカップルが通過、
男性の方はガイドブックを片手に分岐を確認しているけど
女の子はイマイチ不安な様子で
女子「大丈夫?本当にこっちで合ってるの?」
男子「大丈夫、時間も全然余裕あるし」
さっきと似たようなやりとり
きっと30年前さっきの夫婦さんもこんな感じだったのかな?
さて、僕も出発、今日の穂高、晴れますように。
ゆっくり歩こう、バスの時間までたっぷりあるから。
遠回りして右岸の道を歩いた
嘉門次小屋で鮎食べようかと迷ったけど、やめて自作ランチしよう
上高地が近づくと穂高が広く望める絶景ポイント
ここで昼食、ガスコンでパスタを茹でる。
ツナマヨを捏ねながら、見上げた雲が切れ始めた
涸沢では30年ぶり景色、見てる頃かな?
バスが発車する時何度も振り返った。
また来るね。
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