相棒との別れ

週末にバイクを手放しました。
バイクに乗り始めて２１年。今の相棒とは１０年の付き合いで、沖縄を除き日本全国を駆け回りました。
きっとこれ以上のバイクに出会うことは無く、一生乗り換えることはないだろうと思っていました。

しかし、ここ数年登山を始めてからはめっきり乗る機会がなくなり、
この４年間に関しては、走行距離400km…たまにエンジンをかける程度でした。

大切にしてきたため、外観はピカピカですが乗っていないため
少しずつ不具合や劣化が生じることが増えてきて、修理やパーツ交換は欠かしませんでしたが、その度に後悔と反省の日々でした。
当然ですが、バイクは走るためのものであり乗らないとダメです。
手入れだけでは傷んでいくのです。もう手離すべきか迷いながら2月に車検を通し、また気が変わるかもと思って半年。大切な相棒が傷んでいき、「もっと乗らなければ」と義務的になっているのに気が付いたとき、「あ、バイクを楽しめていない。もう無理だ…」と決意しました。

今の自分が、まさか登山を趣味にして、生き甲斐としていたバイクを手放す姿など、
歩くのが嫌いだった２０年前の自分には想像もつかないことでしょう。

手離すときはあまりにもあっけなく、心の整理が追い付いていませんが、
次のオーナーはラッキーです。こんな素敵なバイクに出会えるなんて！
ぜひ、たくさん乗ってあげてください。
今まででどうもありがとう、私の大切な宝物でした。さようなら、ロードキング。