今年7月16日、北海道の恵庭岳で登山者の女性が登山に出かけたまま行方不明となる山岳遭難が発生している。
そして9月24日、同女性とみられる遺体が同岳の崖下から白骨化した状態で発見された。
大変残念なことに、毎年何人もの尊い命が山で失われており、こういったニュースは登山者ならば幾度も見聞きしていることと思う。
自分がこのニュースで驚嘆したのはその発見経過である。
なんと発見者は山岳遭難救助隊による捜索が打ち切られた後も一切諦めず、休日を利用して捜索を続けた末に遺体を発見したのである。
その人の名は西村和隆さん(48歳)。
卓越した救助技術が認められ、警察庁から遭難救助の広域技能指導官として指定を受けた、全国でたった四人のスペシャリストだ。
今年4月、警視に昇任し、現在は恵庭交番所長として勤務しているという。
警視といえば、北海道の中規模警察署では署長、大規模警察署では副署長として勤務するほどの階級であるという。
全国の山岳遭難救助隊員の皆様や西村警視のような方のお陰で日々安心して登山を続けられていることに感謝するとともに、自分はお世話にならないよう気を引き締めていきたいと感じた。
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