忘れないうちに（２）

2015年12月25日 16:05花の比較全体に公開

　　　左①ムラサキゴケ、中央②トキワハゼ、右③トキワハゼ（全体）

　ハエドクソウ(サギゴケ)科のサギゴケ属、大きいハエと云うより蝉
みたいです。
ムラサキゴケは田圃の畦道のでよく見かけます。
イボクサと共に農作業のお邪魔をしています、がよく見ると面白い形
の花です。
ムラサキゴケに似た野草でトキワハゼがあります。
こちらは、道路脇とか少し乾いたところで見かけます。

①の写真は、ムラサキサギゴケ、山の辺の道を歩いていて、畦道で撮
　影したのですが、匍匐枝があります。
②の写真は、トキワハゼ、赤坂山で撮影したものです。
①と②の花だけ見ると違いがわかりませんね。
　上唇部の切れ込みもそうは変わらないように思います。
③の写真は、トキワハゼの全体写真です。(赤坂山で)
　匍匐枝がなく立ち上がっています。

　対象物があれば判るのですが、トキワハゼよりムラサキサギゴケの
方が大きいです。
　ムラサキサギゴケとトキワハゼの違いというと、花の大きさと匍匐
枝があるかどうか、上唇に切れ込みが深いか浅いか、なのですが、写
真だけで見分けるのは難しいです。
　撮り方によっては、白っぽく写る場合とか、撮影した日は晴天で肉
眼でも白く感じました、最も歳なので白内障の気があるのかも知れま
せんが。(笑)

参考に。　
下記のアドレスは、比較されているサイトです。
http://net1010.net/2009/05/id_1714/　(京都九条山自然観察日記)

・ムラサキサギゴケ
図鑑などによると、田の畦道に多い多年草で、5～10cmの花茎が直立
する。
花の終る頃より、基部から細長い匍匐枝をだして地上にひろがり繁殖
する。
(花が咲いている時期に見られる匍匐枝は、昨年のかも知れません)
春から夏にかけて花茎をのばし、まばらに数個の花が開く。
萼は5裂し、,裂片は皮針形で尖り、花冠は紅紫色で長さ1.5～2cm
上部は、深く裂けて唇形となり、上唇は尖って先が2裂、下唇は大き
く先は3裂し,中央は大きく盛りあがって白色となり、紅紫色または褐
色の斑点がある、と書いてあります。
・トキワハゼ
図鑑などによると、庭や道ばたに普通にみられる一年草で、全形サギ
ゴケに似ているが、匍匐枝をださない点で異り、全体やや小形で、根
ぎわの葉の間から数本の茎を直立し,高さ6～18cmとなる。
春から秋の終りまで花がみられ、茎の先にまばらに総状花序を作り、
淡紅紫色の小さな花を開く。
萼は5裂で、,裂片は皮針形で尖る。
花冠は長さ1～1.2cm、下部は筒となり深く2裂して唇形、上唇は鈍頭
で浅く2裂し、下唇は大きく先は3裂し、中央は2列に盛りあがって黄色
の斑点があるとあります。
春から秋にかけて、いつも花を開いているので常磐ハゼの名がある、
と書いてあります。

2015-12-18 忘れないうちに（１）

2016-01-05 カキオコ

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