カタログにも「夏場の長期縦走やトレッキングに最適」と謳っており,北アルプスのテン泊から日帰りのトレッキングまで幅広いシーンで活躍してくれました。
以前,モンベルのショップでアルパインクルーザー2500を眺めていて店員さんに話を聞いた際,ツォロミーとアルパインクルーザーはどちらも縦走モデルであるが,違いは「重い荷物を持って岩場を(しかも靴の一部に荷重させて)歩く場面が多いか少ないか」という事を教えてもらいました。要するにテントを背負ってキレットを越えるような登山をするかどうかということであり,しばらく自分には不要と考えていました。
ところが今回,hanaabi氏と鹿島槍ヶ岳から五竜岳へ八峰キレットを越えての縦走に誘ってもらったことから,次なる靴探しが始まったのでした。
最初に候補に挙がるべきは当然アルパインクルーザー2500のハズだったのですが,次は靴屋さんの靴にしたいとの想いからあっさり消去。あれこれ予習の上,神田のSスポーツシューズ館に赴き,ズバリ「テントを背負って八峰キレットを越えるのにオススメな靴をお願いします。」と店員さんセレクトをお願いしてみました。
店員のI氏は奥の倉庫からこれでもかっ!と靴箱をもってきてくれて,試し履きをさせてくれました。I氏はこのルートをよく御存知で,2日目(冷池山荘〜五竜山荘)が辛そうで,特に後半の五竜の登りの場面で足をサポートしてくれるような靴という私の要望をよく理解してくれました。
最初に履いたのはローバーのタホープロGTX。山でも雑誌でもよく見かけるベストセラーで,自分も一度履いてみたいと思っていた靴でした。日本人の足に合わせた作りとのことですが,私の場合若干甲の部分に違和感を感じたのと,足首周りがソフト過ぎる印象でした。
次はスポルティバのパミールGTX。これが実に足にフィットし,タホープロで感じたわずかな違和感も感じません。
履きたいと思っていたシリオのP.F.662は残念ながら廃盤になるとのことでしたが,出してくれたのはその後継版のP.F.630。これがパミールに負けず劣らず足にフィット。ソールもアッパーも程よく固く,足首に吸い付くような印象。
この他にも幾つか試したところ
スカルパ ミラージュ
・・・赤いアッパーのデザインが気に入っていたのですが全体的にソフト過ぎる印象
スカルパ トリオレプロGTX
・・・履いた中で一番ハードな印象ながらこれも足にはフィット。冬山にも対応。
ザンバラン ジョラスGT
・・・これもかっこいい。でも細身な靴なのでつま先付近がフィットせず。
結局フィットしたスポルティバのパミール,シリオのP.F.630,スカルパのトリオレの中から選ぶこととし,悩みに悩んで最後は好みでシリオP.F.630に決定しました。
ダークオリーブのヌバックレザーがとても気に入っています。
2時間以上フィッティングに付き合ってくれたシューズ館のI氏に感謝です。
白馬三山(撤退)で靴ならしをしましたが,やはりフィット感が素晴らしく,ガレ場も安定して歩くことができました。沢のような登山道を歩いても最後まで靴下は濡れませんでしたよ。
キレット越えの縦走が楽しみです。
悪天候の中の大雪渓お疲れさまでした。
写真を拝見して、昨年登った白馬三山の周回コースを懐かしく思い出しました。ぜひリベンジして白馬鑓温泉から御来光を拝んでください。
シリオP.F.630を購入したのですね。
私も3月に靴選びをしていて、ザンバラン ジョラスGTに目をつけて、スポルティバ トランゴアルプをすすめられ、スカルパ トリオレプロGTXが足にフィットし、と変遷を重ね悩んだ挙句、踵のホールド感と軽さとコスパに惹かれてガルモント タワープラスに落ち着きました。靴選び、楽しいですよね。
さて、八峰キレット越えが数日後に迫りましたが、お天気が心配ですね。
hanaabiさんこんばんは。
ガルモント タワープラスですか〜。さすが雪山仕様ですね。
あやうくトリオレで被るところでしたね(笑)。
数時間ごとに天気予報とにらめっこしていますが,晴れマークのない厳しい状況ですね。
高気圧がググッと前線を押し上げてくれるのを祈っているのですが・・・。
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