毎年、頂上付近に建てられた石碑の日付に合わせて行きます。
「登山者の安全を祈る」鈴木萬五郎さん一同様の石碑です。
上高地から横尾まではウンザリする景色の変わらない風景も
楽しむ方法を見つければなんて事はありません。
上高地を焼き岳をバックに歩いて行きます、
明神さんでは古くから伝わる歴史や穂高神社を。
その道中、河原で高山を見ながら昼寝、
徳沢では素敵なお土産を見てるだけで帰りが楽しみになります。
横尾ではさぁいまから登山道です!
何度か行ってわかった事は、誰もが休憩する本谷橋ではご飯を食べない事。
食べるなら横尾まで。
本谷橋からは登りが急になりますから食べるとキツイ。
這々の体で上がった涸沢ヒュッテも奥穂高岳から見れば谷底。
何度行ってもあの傾斜の風景に私の常識から納得がいきません。
あのデッキの風景、また生きてここに来られて良かったと思っています。
パノラマコース、今年は正にお花畑。こんなに咲いてる時を見るのは初めてでした。
ザイテングラードは厳しく美しく、丁寧に登りました。
★一緒だった次男が突然の恐怖感に襲われる。
ザイテングラードで自らが滑落したイメージが湧き、怖くなって動けなくなる場面がありました。
休憩をして喉を通るツルッとした感触のわらび餅を食べて元気を取り戻し、restart。💦
山荘に着いた時にはご機嫌でした。
さっさと荷物を部屋に置かせてもらい、いざ頂上へ。
鈴木萬五郎さん一同様の石碑はピタリとそこにあり、
挨拶してから、左手に見える谷底の涸沢ヒュッテに、ビビりながら
頂上へ到着。
標高が高すぎて雲の中、いつも何も見えない風景が今回はハッキリジャンダルムも見えました。
そして、山荘前の要塞のような石垣の上で
二人で足を揃えて涸沢ヒュッテを見る。
風景は変わらないのに見飽きることの無い景色。
毎年観れる、目の高さの雲からどんな宝石よりも輝く雷様。
涸沢から見た夜空とはまた違った銀河まで見える永遠の広さ。
実際に見てるのに、夢のよう…
今回山荘を出て降る時、初めて涙が出ました。
もう来れないかもしれない。
もう恋しいのです。
帰り涸沢小屋より手前では猿に囲まれ、威嚇、ゆっくりボス登場。
流石にどっしりとしたボスに敬意を払いました。
若い猿はボスに追いかけられまくって怒られ、道を譲ってもらいました、
ここは彼らの縄張りです。
年に一度しか来れない、北アルプスの旅はこれにて終了。
ゆっくりし過ぎて最終バスに乗れず、片道バス運賃の三倍の値段のタクシーにのって
あかんだなへ着。
ご飯も食べに行かず、恒例の平湯温泉にも間に合わず、
ゆっくり帰るつもりが大阪まで五時間ぶっ飛ばして帰りました。
皆さま、どうか御安全に。
お家に着くまでが登山。
(登山者の安全を祈る)
今回の北アルプスの旅の収録は8/10
放送日は9/9です。
良かったらお聴きください。
インターネットradio「REAL」RADIO屋Mary
「REAL」
http://www.yumenotane.jp/
日曜 夜9時 よろしく
大阪 Mary拝
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