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いくら防水でも、さすがに雪山にローカットのウォーキングシューズはないやろ！と言うことで、ミドルカットの登山靴「もどき」を購入したのが昨年暮れのこと。
(それでもローカットのウォーキングシューズは、雪の聖山1113mと高岳1054mーいずれも西中国山地ーを制覇している)
始めたばかりの山行、いつ飽きるとも知れない。それなのに安もんでもいいから、アイゼンやスノーシューも欲しい。
お金は天から降ってこない。なので少しでもお安く。防水で、歩きやすく、なんとなく登山靴らしく見えればいいや、ぐらいの感じで購入した。
それでも雪山にその靴はないよ、みたいなことを言われたことがあって、ゲーターで大半が隠れているのに見る人が見るとやっぱり「もどきはもどき」のようだ。
その「もどき」の小指の辺りが、早くも擦り切れ、浸水するようになった。両足とも全く同じ箇所。
数えてみると、半年で28回の山行は「もどき」には少しハードだったかも知れない
最近、雨上がりの山行が多く、少し靴下が湿るようになったのが前々回。それが前回の山行では、靴の中は水浸し。脱いだら魚が泳いでいた
梅雨のこの時期、これはいかん！と言うことで、早速買いに山道具屋さんへ。そう、意を決してホンマもんを買いに出掛けたのだ。
店員さんも山に行くようでアドバイスも具体的だ。しかし、「こいつ、高いのを売りつける気やな！」と思ってしまうのは、私の猜疑心が強すぎるせいか？
いざ履いてみると、やっぱりホンマもんは違う！ぜんぜん違う！履いた瞬間に違いがわかる。こんなにも違うのか？思わずお高い方を選んでしまっている。おバカ...
しかも、厚手の靴下を履きなさいとのありがたいご忠告。絶対譲りそうにない店員にあるまじき態度
。しぶしぶ忠告に従い、お高い靴下も購入。完全に予算オーバー。鼻血がふき出た。清水の舞台から3回は飛び降りた。5回は死んだ 早速、出勤前のチョイ山行で試し履き。
素晴らしい！絶大な安定感。岩角に爪先を乗っけるだけで身体が楽々持ち上がる。硬いソールと包み込むようなハイカットに守られて足首への負担がまるで違う！これならエベレストでも楽勝や！と鼻息荒く489m峰へ。
急斜面の下りの安定感も違う。ズルッといかない。ホンマもん、恐るべし。
これで5年は山をやめられない
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