沢から日本百名山
沢を始めたての頃、甲武信ヶ岳、雲取山、丹沢山なんぞを沢から攀じて山頂を踏むと
「あれ、もしかして沢から100名山できるんじゃね」と沢人なら誰しも一度は夢想すると思います。
富士山のようなコニーデ式火山のお山は沢ルートは中々ないのではと思い、
そうなればいてもたってもいられず自分で調べてみようと思いたちます。
・まず、日本百名山をリストアップ(ウィキペディアさんまるまるコピペ)
・地形図を開き山頂に一番近い沢から順にウェブ上に記録がないかチェック
・日本百名谷、日本登山大系、沢登り本などを頼りに更にウェブ上の記録を探す
・山頂に近い順でなおかつ面白そうな沢をリストアップ
・登りやすさを優先してなるべく初級(遡行グレード一級)中級(遡行グレード二級あたり)を選定※1
※1(滝の登攀グレードではありません、沢本の遡行グレード基準、もしくはレポを読んだり滝の写真を見ての独自の判断です)
zeizei.fc2web.com/nihonhyakumeizan.htm
↑こちらのリンクからどうぞ
この日本全国にまたがった沢たちを調べるのが、始めるとほんとうに楽しい。
まず、自分が行ったことのない山域であるとか、当然沢もそうなのですが、
こういう切り口で探したことがなかったので、遠くの沢はほとんどが初見であること。
そして日本百名山に連なる沢というのは、必ずしも有名どころではない沢も多々あって
よくこんなとこ遡行する人がいるものだと、感心してしまうこともしきり、
その一つ一つの沢に向かう沢人にも思いがいき、
深田久弥の「百の頂に百の喜びあり」ではないけれど、
それぞれの沢に喜び楽しみがあるのですね。
実際、日本百名山に付随する沢であって、間違っても百名沢ではありいません。
(そんなおこがましい選定が私なんぞにできるはずもなし)
また、深田久弥が100以上の同等のお山に登っての登山体験に基いて選定したものとはまったく違って、
あくまでウェブ上にて探しまわったお遊びではあります。
それでも、地形図から探し当てる沢はくじ引きのようで、
当たりかハズレかにわくわくし
それこそいくら時間があっても足りずに
何度も何度もいろいろなページに脱線してしまい遅々として進まないことしばしです。
そして、この脱線こそがwebでの検索の醍醐味と言ってもよく、
早く選定しようという気はさらさらなく未知の流域の沢記録を探る、
それこそ宝物のような記録のなんと多く埋もれていることでしょう。
そして沢の記録のなんとスリリングで饒舌なことでしょう。
実際、これを思い立って暇な時間にリストアップしていくのに、
すでに3年の歳月が過ぎていました。
どうしても沢からのルートが見つからず、
はるか遠方から、もしくは沢型ならと無理矢理ルートも。
最後まで、難航したのが、五竜岳と鹿島槍ヶ岳、開聞岳で、前者二山は、エキスパートコースしか見い出せませんでした。
開聞岳にいたっては、沢そのものがなく、あえなく断念。
結果、「沢から99名山」となりました。
また沢ルートという分類であるため、必ずしも一方向のみのルートではなく、
いくつかのルートを記載しました。
リンクは張っていませんので、沢名※2、山名で検索してみてください。
※2(◯◯川流域は入れない方が検索しやすいです)
zeizeiさん
こんにちは。以前ヌク沢でgankoyaさんに同行させていただいているときに同行させていただいていた若僧です。
自分も実は目指しています。沢からのアプローチはたくさんあるものの主峰にむかって登りつめるものは難しかったりしますよね。
後ほどブログの方拝見させていただきます。
違うユーザさんとも沢の先生とも沢から100名山は話していました。開聞岳だけはどうしようもないですね
meta_bomanさん、こんにちは
ヌク沢の時は、いやらし目な滝場をするするみなさん行かれて
すごいなあと見ておりました。
我家はとても目指す境地までは辿りつけませんが、行けるところは沢から行きたいですね
レポートはすべて遡行されたものがwebにありましたので
検索していろいろ探してみてくださいね。
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