涸沢から北穂までの直登で落石が2回あった。
そのうち1回は自分に向かって転がってきた。
斜度30度超のため疲れて下むいて歩いてたら、前の方から
「らーく!!!」「ラーク!!!」と。
見上げると、直径30cmくらいの岩が、くるくる回りながら
時速20〜30kmで、音もなく、しかし時々「ボフッ、ボフッ」と
柔らかい音をたててバウンドしながら自分に向かってくる。
30度の斜面を加速しながら。
昨日滑落停止訓練はしたけど、落石を避ける練習はしてないなぁ

(↑練習しようがありません)
しょうがないので、自分に向かってくる岩をしばらく凝視し落下する軌跡を観察します。
雪の上だから、きっと大きなバウンドしてコース変わらないだろうと信じつつ。
15〜20m手前まで迫ったとき、「右に避けるべき!」とすかさず
斜面を横断するように横っ飛びしたはいいが、つまずいて転倒。そして滑落。
滑り始める身体。
昨日の滑落停止を思い出す。
ピッケルを雪に押し付ける。
間違ってピックの方を刺す。
全然減速しない。
ピッケル抜く。
ヘッドを回してブレードを刺し直す。
ブレードと膝の摩擦で停止。
この間、5mちょい。
滑落停止の原則は、加速する前に停止。
なんとかそのとおりできた。
しかし、見上げた瞬間飛び込んできたのは
前を歩いてた私の友達が、一歩も動いてなかったことだ。
トップスピードに乗った岩は、友達の左1mを駆け抜けていった

「あっぶねー




まさか、コースを見極めて動かぬが吉をわかって微動だにしなかったのか?

真相を知るべく友達に聞いてみた
俺「全然、動かなかったけど当たらないって分かったん?」
友「どうしていいかわかんなくて動けなかった・・・

だってさ

えっと。教訓とかそういうのはありません。
転がって来たら当たらないようにする。
そんだけ!
Mt_thetaさん こんばんは
私は、5(土)涸沢から北穂に直登予定です。
情報ありがとうございます。
いやー、落ちてくるのは雪だけじゃないんですねー( ;´Д`)
シータさんも落ちてるじゃん。
なんて冗談はさておき、ご無事でなによりでした。
いやー、練習しておくものですねー
やほー
ま、教訓が無いって事はないだろう。
『転がって来たら当たらないようにする』
ってだけじゃ、
『天気が悪くなったら防寒具を着る』
というのと大差はないですよ
技量や経験の違う人と一緒に行くときは、
尚更いろいろ考えなきゃならないことがあります。
いろいろ経験積んで下さいませ。
日記楽しみにしています
PS
コミュのリンクありがとね
いやー
天候の悪化は環境の問題ですが
落石は確率的な領域でもあります。
まさか
「落石があるかもしれないから今日は山行中止!」
ともいかず・・・。
今回は、比較的僕と技量が近い友達でした。
しかし、技量が同じなのと、落石のときのリアクションは
別なんですね(当たり前か)
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