先週末、岡山に住む遺族のお宅に訪問してきました。
彼女は、私と同い年。
夫と父を同時に亡くした。
そのとき生後5ヶ月の女の子。
ドラマの筋書きでもありえない。
5歳になったその娘はとてもおしゃべりさんで
お父さんが生きていたら絶対メロメロになっていただろうな。
僕に対しても
「このオジサン誰だかわかんないけど、お母さんが仲良くしてるから大丈夫そう

みたいな感じで仲よくしてくれます(苦笑)。
一見するとどこにでもある家庭にみえるけど
突然、その娘が「これパパ」と遺影を指差す姿には胸を痛めます。
しかもその写真は、現場となった奥穂高をバックに撮った涸沢カールのものなのよね。
裏を返せば、そういう写真を残しているのは
ご家族が山自体を恨んでいるわけではないのかなと。
救われた気がしました。
彼女はもともと心臓に重篤な持病をもっていて
何度か生死をさまよったことがあるそうで。
「私みたいになかなか死なない人もいれば、あっさり死んじゃう人もいるんだからさ」
と、一緒にビール飲みながらさりげなく語った一言が
忘れられません。
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