以前ここを通った時、つぼみの状態をみて不思議な植物だと思った。その時は名前すら知らず、花が咲くものであることも知らなかった。
最近の山行記録でミツマタの開花に関する記録を何度か目にしていた。今回の山行ではもしかしたら花が咲いているところが見られるのではと、軽く期待をしていた程度であった。
記憶を頼りに歩いていると見つけた。すごい群生だ。思わず「すげー」と叫び声をあげていた。まさにミツマタロードである。
この丸く密集した花は、上から見ると白いが、下から見ると見事な黄色である。花が下を向いているのである。同じように下を向いている花と言えば、日本を代表する花ソメイヨシノを思い浮かべる。ソメイヨシノは人が見上げた時にきれいに見えるように、花を下に向けている。同じように下を向いて咲いているミツマタであるが、丈が短いため地面にしゃがみ込むようにしてみないと、その真の美しさは分からない。自らの美しさを隠そうとする、奥ゆかしい花なのである。
週末、奥三河に行く方はぜひ立ち寄ってほしいと思う。その時には、ぜひしゃがみこむなり、這いつくばるなどして鑑賞してみてほしい。
詳細は山行記録にて。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1789242.html
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する