新型コロナウィルス感染拡大、それによる政府の緊急事態宣言。これらの影響により、登山自粛の流れが大きくなっているようだ。この週末、家族とマイカーで隣県の山へハイキングに行こうと思っていたが、考え直さざるを得ない状況であるようだ。
しかしこの自粛ムード、何のための自粛かをしっかり考える必要があるように思う。不要不急の外出は悪、外食も悪、公園の散歩も悪、子供たちが公園で遊ぶのもNG、国の定めたことには従うべきだ、国が支給する布マスクを繰り返し使いなさいなどなど…。国の方針に従い自粛すること自体が善、そうでないことはすべて悪といった風潮があるのではないだろうか。
外出等を自粛する理由、それは感染を防止するためである。インフルエンザもそうであるがウィルス感染のほとんどは飛沫によるものである。単独で屋外を散歩した程度で飛沫による感染が広がるとは考えにくい。外出もその内容によっては感染の危険がほとんどないことがたくさんあると思う。
登山もそうだと思う。宿泊施設や山小屋に泊まる、公共交通機関で移動する、大勢で車に乗り合わせる、温泉施設に立ち寄るなど、これらには確かに感染拡大のリスクはあると思う。しかしマイカーで移動、少人数での山行、日帰りハイキング、これらの条件であれば感染の拡大につながるとは考えにくいと個人的に思っている。
結果として、隣県への山行は中止することにした。感染リスクを避けるというよりは、県を超えて移動することで現地の方に不快な思いをさせないためである。しかし山には行こうと思う。少なくとも不急の外出ではない。反対する方も大勢いることと思う。しかし僕は自分が考える感染リスクの少ない山行を行う。不要とは思っていないからだ。
政府の指示に従い「STAY HOME」を守る、「テレワーク」で働く、それができる人ばかりではない。どうしても働きに出なければならない人たちが大勢、感染のリスクがありながらも働いている。命がけの人も大勢いる。その人たちは「三密」を避けることもできずに仕事に通い、働いている。僕のその中の一人だと思っている。
その政府が支援するという「アベノマスク」、1世帯に2枚無料で配布。我が家のように子供5人も6人もいる家庭は、この国にとってはどうでもよいようだ。少子化対策とは聞いてあきれる。
手を上げる人に一人10万円の給付。手を上げられない人、手を上げることをためらう人もいるのでは。その一方で特に必要がない人貯蓄に回すのでは。
いろいろな意見があることと思う。しかし新型コロナウィルスが治療薬もない未知の病気である以上は、政府であれ、学者であれ、有識者であれ、誰しもその意見に明確な根拠などないと思う。正解がないのであれば、自らの尺度で判断し行動するより他はないのではないか。
【4月24日追記】
世間が言う自粛がいつまで続くかわからないが、しばらく直近のレコアップは控えようと思う。
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