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安堵と、今日の山行を軽く振り返ってニンマリし、心地良い疲労感と共にザックを降ろして、
登山靴の紐を解く。
「温泉?店閉まる前に蕎麦屋?」
いつもの下山後のルーティーン。
温泉で疲れを癒やし、
地の名物を食してから帰路につく。
我が家に到着して、
車からザックと登山靴とお土産を
運び出しながら気がついた。。。
ん、カメラが無い?
記憶を辿る。
下山までは首から提げていた。
カメラとザックとトレッキングポールを
車の後ろに置いた。
そのまま登山靴を履き替え、
荷物を車に積み込んだはず。
(カメラ積んだか?)
(積んだ記憶が無い。。。)
22時過ぎの衝撃。
車の座席の下の奥まで探す。
ない。。。
ザックの中身をひっくり返す。
ない!
下山後、3時間は車で走り、
これから引き返して探しに行く気力と体力は、
すでに無くなってる。
このカメラはガスった景色にはピントは迷い、
マニュアルフォーカスはクソほど使いづらい。
さらに動く被写体にはめっぽう弱く、
なかなか手がかかる子。
とは言え、長年の相棒でもある。
諦めきれず、翌日、駐車場近隣の山荘に電話。
「カメラのお落とし物、届いていませんか?」
「今のところ、無いですね。」
(ですよね。。。)
念のため電話番号を伝え、肩を落とす。
自責の念。
自分の不注意に怒り。
1週間後、だんだんふさいだ気持ちが
少々和らいできた時に、
長野県の市外局番から電話。
心、小躍り!
「キヤノンのカメラでしたか?」と
携帯から神の声が届けられた。
丁寧に御礼を伝え、着払いで送って頂いた。
こうして、帰ってきたM3。
戻ってきてくれてありがとう。
地元では、まだ紅葉に間に合う。
また一緒に山に行こう。
拾って頂き、親切に届け出てくれた
心ある方、ありがとう。
そして、唐沢鉱泉さん。
本当に、ありがとうございました。
心、ほっこりしました。
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