私の生活はいつも便利なものにあふれている。
たくさんのおいしいごはん
車や電車等の移動手段
ひねればでてくるお水やあたたかいお湯
コンビニ
寒さをしのぐ暖房
お金を出せばスーパーで食べ物がすぐ買える。
すべてが当たり前のように。
今まで山にはいっても
本州の山では小屋に人がいて、
ある程度の範囲までならそのへんは困らなかった。
大雪山、十勝岳の縦走では、
水も雪渓からくみ、
ごはんも持っていき、
荷物を減らすために
自分に必要なものは必要最低限。
小屋もほとんど無人で、なにもなく、寒い。
それでも、
下界から便利なものを持っていってるから
ごはんが食べられる。
あたたかくいれる。
やることもとくにないので、
早く寝て早く起きる。
そして歩き始める。
下界では当たり前のことが
山の上にいると
すごくありがたく感じてくる。
あたたかいごはんと味噌汁だけでもこんなにおいしいんだ。
眠れる時間があって、眠れるってこんなに幸せなことなんだ。
歩ける体、動ける体があるってすごいことなんだ。(なんだかんだ歩くだけで、60キロメートルは移動した)
お風呂にはいって着替えるってこんなに気持ちいいことなんだ。
あたたかい服や寝袋をまとえばこんなにあったかくなれるんだ。
太陽ってすごいなぁ。こんなにあたたかさや気持ちに明るさをあたえてくれるものなんだ(さむくて一瞬でも光があたれば体があったかいと感じた)
誰か人がいて、しゃべれる相手がいるって幸せなことだ。楽しいことなんだ(ひととあまり会わなかったので)。
トイレがあって、用を足したら紙で拭いて、それをきれいにどこかで処理してくれるって幸せなことだ。
とか(笑)
当たり前のことが特別に思えた
そんな旅でした。
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