雪と氷と風と

2014年02月21日 23:53雑な感想全体に公開

　2月14日，大雪に見舞われた日に仕事のため吉野に来ていた．仕事を終えて建物から出たところで雪道で滑って見事に転倒してしまった．通りがかりの人から「大丈夫ですか？」と言われるくらいに完璧にくるりと回って背中から落ちてしまった．着ていた分厚いダウンジャケットがクッションになり怪我はせずに済んだ．朝からの雪が車輪と足で圧縮され凍ってアイスバーン状になった所に，新たな雪が覆って普通の雪道に見えていたので油断してしまったようだ．日頃の金剛山での鍛錬？は何だったんだ．そもそも，出先だから運動靴も失礼かなと駐車場で皮靴に履き替えたのが間違いだった．雪とか氷とかほんとに不確実で油断できない・・・
　そんな先週の出来事を思い起こしながら，遠くソチの地で競うアスリートたちの事を考えていた．同じオリンピックでも冬は何か少し違う気がする．わずかな気象や偶発的なことに結果が左右される割合が大きいように思える．鍛え上げられた技術がわずかな風向きの違いで損なわれることもあるだろう．研ぎ澄まされた感覚がちょっとした偶然で狂わされることもあるだろう．メダルも入賞も予選落ちも紙一重なのかもしれない．一瞬の輝きのために，人生のかなりの部分を賭けて，あやふやな雪や，予測できない氷や，気まぐれな風に身を委ねる人々は，儚いけれどもなんて勇敢で崇高なのだろうと思ってしまう．
　週末に低山の雪道を彷徨いながらそんなことを考えていました．

2014-02-02 車窓富士

2014-03-08 オプショナルツアーは地元スーパ

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