先日とある山行で、目の前で転倒する事故に遭遇する。
広めの尾根の中、下山してきた方がすれ違う時、軽く躓き、それにより勢いがついて小走りとなり、ダブルストックだったが態勢を整えることができないまま勢いよく、ザレ場に顔からダイブするように転倒。
その方は呻いたまま動けない様子。荷物も散乱。
慌てて駆け寄ると顔面一面流血。両手からも流血。
慌てず慌てず。やるべきことをやらねば。
急いでファーストフードエイドキットを出す。
出血源を探してお手当て。
想像以上の深いキズに流血、カットバン一枚やそこらでは間に合わない。
周りの方も気がついて、次々に持っている装備から応急処置ができるものを出してくれる。
幸い転倒した方は、朦朧としていたが意識はありしばらくして体を起こすことができ、打撲痛はあるものの骨折はない様子。しばらくして立つこともでき、なんとか自力で下山されていった。
改めて、山での転倒は大怪我につながる怖さを痛感した。
そして、自分のファーストフードエイドキットの中身の不十分さもわかった。
今回、皆さんが出してきてくれた応急セットで良いと思ったものを書き残しておく。
・ゴム手袋
→ 出血がすごい、自分のグローブでもよいが自分が使いたいときに使えなくなってしまうので。
また、長くしまってあったせいかゴムが粘着し指通しができなかったので、山に行くごとに装備するとよいと思った
・多めのガーゼ
→ 出血量がすごかった、ちょっとでは全然足りない
・お手拭きシート、体拭きシート
→ エタノールが入っているので良いと思った、また広範囲の血液を落とすのに役立つ
・たっぷりめの水
→ 血液や砂利を洗い流す
・消毒液はスプレータイプが便利
→ 吹き付けて広範囲を一気に消毒できる
・大きめのガーゼつきカットバン
→ 傷がたくさんありすぎて普通サイズでは間に合わない、1、2枚では全然足りないのでたっぷり用意
・ゴミ袋
→ 拭き取ったガーゼなど次々ゴミが出てくる、風も強く飛んでいかないように
Wストックで下りに転び、とっさにストックを放せなかったら顔から落ちますよね。
転ばない歩き方を習慣付ける必要があると思います。
ガーゼでは血が止まりにくかったと思います。
近くにヨモギなどが生えていたなら、擦って汁を傷口につければすぐ止まります。
https://www.kanto.co.jp/dcms_media/other/backno8_pdf36.pdf
紙巻きタバコの粉にも止血効果があります。
転ばない歩き方、転びそうになった時の瞬間的な対処方法など、私自身身につけていかなくてはと思いました。
ヨモギなど止血効果のある野草についての知識は全くありませんでした。
タバコは吸わないので持ち物にはなりませんが、他のハイカーさんが持っていることもあるので、大変参考になりました。
自分自身にも起こりうることと身に染みる思いでした。
どうもありがとうございます。
こんにちは〜
あっちゃこっちゃにも、わたくし 書いておりますが
ストックの ストラップ・輪っか には
手を 通さない方が良いのですよね
数年前に 流行った
街中での ノルディックウォーキングでは
良いのですが
山の 岩場とかで、先端が はさまったりして、抜けなくなったり、固定された場合、
自分の手を 着きたい場所に 着けなくて
捕らえられた宇宙人のように
両手が 浮いた状態で、
顔 なり 頭 上体から、
落ちていかなければならなくなるのですよね
コメントありがとうございます。
ストックはあまり持ちませんが、確かに使う時はストラップの輪っかに手を通してしまいますね。
普通にしていても外しにくいので、とっさの時はなおさらですね!
つい落とさないようにと、通しがちですがそれも事故防止につながりますね。
どうもありがとうございます。
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